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プロローグ
「お姉様、わたくしとオペラでも見に行きましょう?」
「リオ嬢、よければ我が家の花園を案内したいのだが、一緒にどうだろうか?」
「姉さん、今日は勉強を教えてくれるんでしょ?」
「リオ〜僕と遊んでくれるよね?」
「リオ……その、よければ買い物でもしにいかないか?」
「……エラディア、図書館へ出かけよう」
リオ・エラディアは学園の中庭で、六人に囲まれていた。
ただ、その本人は混乱しているが。
(なんで!? 絶対におかしいよね?!)
そんな疑問が頭の中で回る。
私がこんなふうに囲まれているのも、誘われているのも。
……リオにとってはいい変化だけどさぁ
私は自分でひっそりと過ごす予定だったのに……
友達はいるけど、いじめられない程度に、影口を言われない程度に、普通な学校生活を過ごし、リオが戻って来ても、過ごしやすいくらいに。って思ってただけなのに。
……なぜこうなった?
誘われているのはリオであって、私じゃないはずなのに。
私は前例のことであんまり関わりたくないのに……なんで、私を放っておいてくれないの?




