予告
それではまたいつか!
何故、こうなってしまったのか。
揺らめく空気の先で、頭から悪魔的な角を生やした晃は立ち上がった。
「どうした、道隆。俺を殺さないと世界は救えないぞ」
「そんなこと…………そんなことっ……!」
道隆はこの城に来るまでの道のりを思い出す。
――ある日、世界は一変した。
文明の飽和した世界を拒絶するかのように、地球上から技術が消えていった。残ったのは、今ではもう本の中でしか語られていない生活と、新たな力、魔法。
国は細かく分かれ、互いを牽制しながら魔法を研究する。そしてその結果、晃は魔王的な力を手に入れたのだ!
しかし、その力を恐れた権力者は、晃を『災厄者』と名付け葬ろうとした。しかし、晃はその強大な力で逃げ延び、自らの国の発足を宣言する。
道隆はニュースでそれを知って、安堵した。
「俺を殺さないと、向島さんの家族や桐原綾音を殺されるのだろう?」
そう、道隆は晃を殺さなくてはならない。晃と同じように植え付けられた力を使って、自分の大切な人達のために。
「しかし、俺も自分の命が、この国の皆が惜しい!」
晃は漆黒のマントを翻し、高らかに戦いの始まりを宣言する。
「ならば戦おう! 守る者のため! 自分のために!」
「それしか、……それしか無いのかよ!」
戦うために今日があるから、もう言葉はいらなかった。
病に倒れた光太郎の手を握って、まきるは祈る。
どうか、明日は幸せでありますように。
究極のハイテンションバトルファンタジー!
次章『それぞれの夏休み』
乞うご期待!
※なお、内容は予告なく変更する場合が御座います。ご了承下さい。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
ここまでの文章は、かまたかまの提供でお送りしました。




