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第1話 追放、そして覚醒
「ジャン、お前は今日で宮廷鍛冶師団をクビだ!」
団長の怒声が工房に響いた。
「理由は?」
「お前の作る武器は地味すぎる! 火球も出ないし、雷も落ちない! ただ『握りやすい』だけの鉄の塊など、勇者パーティーには不要だ!」
(前世は、ベルギーの銃器メーカーの設計技師だった。過労で死んで、気づけばこの世界にいた。まあ、握りやすさにこだわって何が悪い)
ジャンは黙って工房を出た。懐には、自作の小さな鉄の筒が一丁。
《スキル【人間工学設計】を獲得しました》
《固有武装【ブローニング・ハイパワー】が覚醒しました》
「……え?」




