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《Aeterna・Memoria》アエテルナ・メモリア  作者: 黄金餅
偽りはいつか真となり、見合うものは真の力
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刹那に誓う永遠の想い 8

基本的に、これからの執筆では設定の解説を本文中でするときには

本文→2行改行→◇→2行改行→設定説明→2行改行→◇→2行改行→本文

でやっていこうと思っています

「金剛翔馬の幻双剣」を構えた俺は、すぐに戦闘に戻る……訳でもなく、少し移動を挟む。もちろんスキルフル使用だ。スキルの効果切れとリキャスト回復待ちも兼ねてだな。ゴーレムはまだこっちをみてる、スキル切れたときに攻撃してきたらマジコロス。


目的地に到着すると、ずっと気になっていたことを口に出す。いやほんと気になってたんだけどさぁ………


「おまえ誰?」



◇◇◇



「おまえ誰?」


「うわっ!?」


いきなり誰かが話しかけてきたことに盛大に驚きつつ、声がした方を振り返る。


「えっ、ルアン?」


「え、なんで俺のこと知ってんの?あ、当たり前か、PN頭の上に浮かんでんもんな」


「えっ、いや、え?」


「なんでそんなに驚いてんだ?俺のことずっとみてたじゃねぇか」


「バレてたの?」


「むしろあれでバレてないと思てる方がおかしい気がする」


「あちゃー、まあ仕方ないか。私はエトーね、よろしく」


「ん、よろしく。つーかさ、お前この状況どうするよ?俺は一応切り札の一歩手前のカード切るけど。できれば協力してくんね?」


「全然いいよー。それよりも、多分あのゴーレムは危ない」


「それは同意する。あいつはやべぇ、普通のゴーレムみたいな見た目してるけど、中身が違う。あの個体だけは侮れないな……どうする?俺は一旦他のやつ倒しとくけど。あいつは2人で戦うか?」


まあできるならこいつだけ死んで勝利、が一番だな。結構ゲスイかもだけど、やっぱこう言うのは独り占めしたいじゃん?でも俺1人じゃ勝てそうにないし……だから共闘を申し込むわけだ。


「んー、そうね。私も勝手に見てたわけだし。いいわ、協力しましょう。私はあっち側をやるから、ルアンはそっちでいい?」


勝手に戦う場所を決められたのはいささか不満だが、相性などもあるだろう。


「まぁいいよ。じゃ、そゆことで」


その言葉を皮切りに、俺とエトーは一斉に駆け出す。エトーの方が、俺よりも圧倒的に早いが。走りつつ、リキャストが終了したスキルを次々と行使していく。


「あ、ルアン。一応バフかけとくね」


「サンキュ」


俺の体に、数個のエフェクトがかかる。そして次の瞬間、俺の走る速度が二段階ほど速くなる。もうすでに、ゴーレムは目の前。一気に攻撃を叩きつける。


「双連烈破ァ!!」


双剣による攻撃がスキルによって強化され、ゴーレムに叩き込まれる。斬る裂く払う突く穿つ薙ぐ。幾重にも重ねられる攻撃は、確実にゴーレムを倒していく。

つかありがてぇ、俺がゴーレム一体倒してる間に3体くらいゴーレムが集まってくるおかげて動く必要が殆どない。ただ、件のゴーレムがどういう行動をとるか予測できないため少しづつ移動をはさみつつの戦闘に持ち込む。


あと金剛翔馬の幻双剣が強すぎな、普通に状態異常が強い。



◇◇◇



エトーもまた、戦闘を開始している。己の主武器である「紅の(フィスト)」を装備し、鍛え抜いた格闘系スキルを次々と使用していく。

ここで最もエトーが使用するのはラッシュというスキル。これは格闘系ジョブに就かなくても習得することができる、最も基本となるスキル。効果は単純、連続で行うパンチの威力を上げるというもの。しかし、エトーのもつラッシュというスキルは今ルアンのもつラッシュというスキルはルアンのそれよりも数段上を行く。



一つ、このアエメモというゲームの中においてスキルというものは、主に2つに分類される。「レベルがあるスキル」と「レベルがないスキル」である。スキルの中で、効果は変わらずその威力だけを上昇させることができるのは、もちろんのこと「レベルがあるスキル」のみである。

しかしながら、そのプレイヤーの強さが一定地に到達すると、その前提は覆される。というよりも、スキル自体のレベルでしかスキルが強化されないこと自体が異常なのだ。


簡単に言えば、全体のレベルが上がれば、その分スキルの出力も強化され、さらに元々の効果に付随するような形で新しい効果が発生することもあるのだ。


そしてもっと言えば、意図的に一つのスキルだけを強化することも可能なのだ。


つまり、エトーがゲーマーとしての活動時間のおよそ7割を費やして鍛え上げたこのラッシュというスキルがもたらす効果は絶大なものであり────





────その拳に秘めたる可能性は、ルアンなどと比べるのも烏滸がましい程に、無限なのである。



「ラッシュ《青》!!」


エトーがそう叫ぶと、今まではただ振りかざされていただけだった拳に、青いエフェクトが発生する。


《青》と呼ばれるその効果は、海、もっと言えば水の「流れ」を己の体で体現すること。もっとゲーム的に言えば、「己の体の柔軟性を極限まで、人類が可能なところまで上げ、さらに思考加速を追加する。その上で、空間を3Dモデルとして脳内に投影する」。

これだけをきくとトンデモ性能にしか聞こえないが、生憎連続の持続時間が短い、短すぎるため瞬間的にしか発動はできない。一つの効果だけを使用できたら良かったのだが、それができてしまうと流石にまずいのでストッパーがかけられているのだろう。

ただし、瞬間的に発動できるということは、連続持続時間が短いということは。瞬間的に起動するのを、連続して繰り返せばステータスの許す限りいくらでも使用可能なのでは───という結論に至るわけで。


「ああアアアァァァァァァアアアアッ!!!!」


そう雄叫びを上げながら、拳を突き出し続ける。いや絶対こんな姿同僚とかには見せられないよね……と思いながら。

「流れ」を体現するという効果通りに、エトーはまるで水のように敵の隙間をするりするりと縫って駆ける。すれ違い際に、重い一撃を叩き込みながら。


敵の数は、確実に減っていっていた。

ルアンは戦闘中にゴーレムがチラチラ違う方見てるな、って思って初めて気づいた、つまり全然気づけてなかった


あと、エトーのラッシュですが《(色)》の他にも、ルアンの累積加速(チェイン・ブースト)みたいな感じで、殴れば殴るほど威力だったり攻撃速度が上昇する、みたいな効果もあります。



アエメモにおいて、色とは視覚で感知する光の反射によるもの、「色」とは──、または──を表すものの二つがある。

「色」はこの世界において最も重要視されるし、この「色」を使いこなせる奴がいたらそいつは一番「──」に近いところにいると言っても過言ではないけど、ただ本当にそれに辿り着けるかは別。だってそれは完全に運、というかあらかじめそう決められているんで。できないこともないけど。

だから、エトーが《青》の効果を「水の流れ」として使っているだけじゃ──に辿り着くことは絶対にできない。ただ、もしそれに気付けたら辿り着くことはできないことはないけど、完全に操れるだけでもたどり着けないんだからやっぱり難しい。


「───────」に──────がめちゃくちゃむずいから。


詰まるところ、エトーでも誰でも、やろうと思えば(──に対する理解が深ければ、とも言える)スキルとか使わんでも「色」は使える。


そもそも「色」がなかったらこの世界が世界としても、ゲームとしても成り立たない。



久しぶりの投稿のせいかお口のチャックが緩みすぎてるんですよねぇ

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