4話普通日常、最強の平和
魔王を倒した後、俺・佐藤一郎は再び村に戻った。
体は普通、黒髪短髪、茶色い目。スーツ姿からは異世界勇者の威圧感など皆無。
村人たちは拍手喝采。「佐藤様、普通で世界を救ったのですね!」
俺はただ「いや……普通に歩いただけなんだけど……」と首をかしげる。
仲間たちも村に合流。
ルル・マジカル:紫ツインテールは少し乱れ、魔法少女衣装は破れている。顔はほてっているが、相変わらずテンション高め。「普通で最強なんて……信じられない!」
カバ・デラックス:体は泥だらけ。胸を張って「デラックス、世界を救ったぞ!」
サスケ:忍装束は破れているが、目だけは泳ぎ続ける。「……俺、影の刺客だったのに、普通の奴に全部やられた」
村では祝勝会が開かれ、俺は普通に座って料理を食べるだけ。
ルルは魔法で料理をテーブルに運ぼうとして、皿を落とし大騒ぎ。
カバは座れず床にドスン。
サスケは座ろうとして椅子に穴をあける。
それを見て俺はただ、普通にため息。「普通って、落ち着くな……」
その後、村人たちは伝説の勇者として俺を称え、ルルとカバとサスケはさらに仲間として定着。
俺は普通の力で日常を守ることになった。
村の広場で子どもたちに囲まれ、質問攻め。
「勇者ってすごいですか?」
俺は笑顔で答える。「うん……普通が一番強いんだよ」
ルルは隣で顔を赤くして、「普通……って、最強なんだ……」
カバは得意げに胸を張り、サスケは目を泳がせながら小声で「……俺、普通に感動した」
――こうして、異世界の平凡すぎる勇者・佐藤一郎は、
普通の力で世界を救い、仲間たちとギャグ満載の日常を送ることになった。
めでたしめでたし……いや、普通すぎて平和すぎる日常が、逆に伝説になっていくのかもしれない。




