2話:魔王城に行く前に大混乱
森での戦闘を終えた俺、佐藤一郎。平凡なサラリーマンそのままの外見で、黒髪短髪、茶色の目。今日も普通に歩いている……はずだった。
「佐藤!次は魔王城だ!」ルル・マジカルが叫ぶ。紫のツインテールが揺れ、杖を振り回す。男なのに魔法少女スタイル。いや、男だろ?
「え、普通に村で休めばいいんじゃ……」俺は普通モード全開。
カバ・デラックスは大地を踏みつけて地面を揺らす。「デラックスも行くぞ!」
……いや、橋を渡るたび壊れるからやめてほしい。
サスケは黒装束で忍者ポーズ。目は泳ぎまくりで全然影の刺客に見えない。「影の刺客、俺に任せろ!」と言うが説得力ゼロ。
まずは村の道具屋で魔王城に向けて準備。
ルルは魔法で荷物を浮かせようとするが、勢い余って店の棚を全て倒す。
カバは通路を塞ぎ、俺が普通に歩けない。
サスケは壁をすり抜けようとするも、頭をぶつけてうずくまる。
店主(小柄で白髪混じり、猫背)は泣きそうな顔。「勇者パーティっていつもこうなのか……?」
道具屋を出ると、いきなりルルが「魔法の森を飛ぶ練習だ!」と空中浮遊。
案の定、木の枝に引っかかり、悲鳴を上げる。「助けてー!」
俺は普通に下を歩くだけで、モンスターが勝手に枝に引っかかり自滅。
川に差し掛かると、カバが威嚇しつつ川に突撃。流されて激しく水しぶき。
「うわあ!」俺は普通に避ける。ルルもサスケも巻き込まれ、全員ずぶ濡れ。
「普通に歩くだけで勝手に解決してる……!」村人なら絶叫する場面だ。
その夜、森の中でキャンプ。焚き火を囲む仲間たち。
ルル:「佐藤……君の普通っぷり、反則だ!」
カバ:「普通……それが力だ!」
サスケ:「……普通の中で一番普通だな」
俺は焚き火を見つめ、「普通でいいんだ……普通で」と独り言。
翌朝、道中で遭遇したのは洞窟の巨大ゴブリン。
身長3m、顔はブサイクだが威圧感あり。
ルルは杖を振るも、天井に頭をぶつけて悶絶。
カバは体当たりするも壁にめり込み、岩が崩れる。
サスケは影分身を試すが、自分に絡んで転倒。
俺は普通に横を歩く。「ちょっと横を失礼」
ゴブリンは足を滑らせ、穴に落下。
「普通……恐るべし!」と村人なら絶叫する瞬間。
魔王城のシルエットが遠くに見え始める。巨大で不気味。
ルルは叫ぶ。「さあ行くぞ!魔王城!」
カバは威嚇、「デラックス参上!」
サスケはポーズ決めるが目が泳ぎまくりでカッコ悪い。
俺は普通にため息。「……普通で勝てるんだよな、たぶん」
――次回予告:
魔王城潜入!仲間たちの暴走が止まらない中、普通な俺はどう戦う!?




