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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
平和な章 たって平和な幻想郷の日常
75/198

寺子屋を取材してみた

慧音のこと書いてると、物凄いシリーズを思い出してしまう

寺子屋に入れてもらうと、そこは普通の家だった。自宅をそのまま個人塾にしている感じだ。

「慧音さんはどうして寺子屋を始めたんですか?」

文が質問をした。

「それは前に私の知り合いが里のものに助けられてな。何か恩返しができないかと思っていたら、丁度里に勉強を教えるものがいないというのでな。始めたんだ」

成程な。いい奴じゃん。

「すごいな、俺はそんなこと思いつかないよ」

と言ってあげた。

「まあ、お前は私の考えもしないことをやっているんだろ。私の能力でそれはすでに分かっている」

そうか。こいつは歴史にかかわる能力だったけか。でもその時はキモくなるんじゃ・・・。

「その能力使うときって、キモくなるんだろ?」

それを聞いた瞬間、慧音の眉がぴくっと動いた。軽率だったかもしれない。

「それは言うな。私だって気にしてるんだぞ~~!」

と怒ってきた。かと、思いきやそのまま俺の頭を流れるようにつかんだ。

「えっ?」

「ちょっ、遊助。なにやってんのよ!私の前で浮気!?」

しかしそんな甘い話があるわけはなかった。慧音は

「はあぁっっっ!」

といって頭突きをしてきた。不意打ちで対応が間に合わず、俺の額に当たり、俺は気絶してしまった。


「・・・ん・・・」

目を覚ますとすでに空は茜色に染まっていて、部屋には文と慧音しかいなかった。

「すまなかった。力加減を間違えた」

「遊助は大丈夫でしょ、さあ、帰るわよ」

文に引っ張り上げられて、立ち上がった。まだふらふらする。

「お前があんなこと言うからいけないんだぞ。新聞記者はスクープするとかいうし」

「きっとみんなが呼んでくれるいい記事になりますよ」

「なんだとー!」

スクープされたらかわいそうなような気がしてきた。

「まあまあ、二人とも落ち着いて」

「うるさい、もとはと言えばお前が喋ったんじゃないか!」

「すまん」

そうだった。本当にどうしようか。文はマジで記事にするつもりらしい。

「スクープがあれば、また私の名が広まる・・ふふふ」

怖い。最近新聞に熱中し過ぎている気がするなぁ。ほどほどにしてもらおう。

「まあ、とにかく記事にするのはなし。慧音はこれからも寺子屋を頑張る、これで問題ない」

「そうれがいいな」

とこの場はおさめたのだが、その後慧音のハクタクは文にすっぱ抜かれ、幻想郷中に知れ渡ることになった。

期末に向けて勉強中

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