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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
平和な章 たって平和な幻想郷の日常
70/198

幻想郷の地下に行ってみる

もうすぐ例大祭

 幻想郷に戻るのは1年ぶりと言ってもいいぐらいだった。その間に人里の方も、人口が増えているような気がする。俺は、文に頼まれた夕飯の食材を買って、隙間から出てきた紫と話しながら歩いていた。

「紫、人とか妖怪とかはどのくらい増えたんだ?」

紫は頬に手を当て、しばらく考えた内に、

「そうね。大体人が500人、妖怪が200体ってところかしら」

だいぶ増えていた。こんなに増やせたのか、紫ってやっぱりすごいな。

「とくに、妖怪は外の陰陽師とやらから逃げてきたってのが多いわ」

そうか。そういえば向こうでは陰陽道が流行ってたな。妖怪に勝てるすべだとかで、貴族どもがやってたな。あとお抱えの陰陽師とかいうのもいたな。

「そうか。それで、俺の嫁が地下にいるらしいんだが、どこからいけるんだ?」

紫はハァと息を吐き

「あなたってホントに浮気性ね。でもまあ教えてあげるわ。向こうの山の上にある神社の近くに穴が開いてるから、そこからいけるわ」

「神社?神主も呼んだのか?」

「いや、いないけど神社だけ作ったって感じね。あとから探してくるわ」

「そうか。頑張れよ」


俺は誰もいない神社の境内の裏にある、大きな穴の前に立っていた。

「しかしすごいな~。これかなり深くないか?」

だって底が見えないんだもん。こんな深い穴は初めてだ。

「まあ、とにかく入ってみるか。たぶん大丈夫だろう」

俺は、穴に飛び込んでいった。


 穴の下には都会とはいかないまでも、そこには町が広がっていた。

「うわぁ、何だこれ?これも紫が創ったのか?」

「違うわよ。ここはもともと地獄だった場所。旧地獄って呼ばれてるわ」

俺の疑問に知らぬ声が返答してきた。

「お前は誰だ?」

「それは私のセリフよ。まあ、暇だし名乗ってあげるわ。私は水橋パルスィよ」

「そうか。じゃあ俺の嫁知らないか?鬼なんだけど」

自分の自己紹介を邪魔されたからか、パルスィは

「私の言葉を無視する上に、結婚してるなんて。妬ましいわ」

やっぱりパルスィだ。でも嫉妬されてもなぁ。

「そうか、でいるのか」

「「いるわよ、奥の建物に。とにかく早く私の前から消えなさい、見てるだけで妬ましいわ、パルパル」

「なんか、悪かったな・・・」

そう言い残して俺は穴を後にした。


 奥の方に進むと、大きな門が見えてきた。

「ここかな?入ってみるか」

俺が足を踏み入れようとすると、

「待ちな!そこに勝手に入ってもらっちゃあ困るよ」

今度は聞き覚えのある声だった。

「勇儀。地下に引っこんじまってどうしたんだ?」

「なんだい、私のことを勇儀って呼ぶ奴はほとんどいないって・・・・え!?遊助じゃないか」

「そうだよ、勇儀。文から聞いてきた。文は一緒に行く予定だったんだけど、俺がフライングしてな」

「そうかい。まあ、また会えてうれしいよ。でも地上には戻らないからね」

「まあ、無理にとは言わないさ。萃香にも会わないと」

「萃香は勝手に動き回ってるよ。取り敢えず酒でも飲まないかい、久しぶりに。私たちの主もいるからさ」

「主?」

「私です。勇儀のお知り合いなら、どうぞ中へ」

俺と勇儀の会話に口を挟んできたのは、薄い紫の髪の少女、古明地さとりだった。

事例殿が先に来ちゃったけど、短くする予定です。

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