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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第6章 蓬莱お姫様と平安と
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幻想郷の月人たち

足が痛い

 一行を幻想郷に連れてきた。隙間から出てくると、そこには同じく隙間から出てきた紫がいた。

「おお、紫。久しぶり」

「久しぶり、じゃないわよ!私のこと放っておいて、たまには帰ってきなさいよ!」

「いやぁ、悪い悪い」

このやり取りえを輝夜と永琳は冷たい目で見つめていた。

「遊助、この女性は?」

「永琳、紹介してなかったな。こいつは八雲紫、幻想郷の創設者で、俺の」

「遊助のお嫁さんよ!」

やばい。場の空気が変わった。輝夜、妹紅、永琳がそれぞれオーラを放っているような気がする。

「遊助?お嫁さん、ってどういうことかしら?私と会わなかった1億年の間に何があったの、どうして気が変わったの?」

「いや永琳これは、その違うんだ!」

輝夜も口をはさむ。

「私と妹紅といちゃついてたくせに、裏切るのね・・・」

「遊助、姫様とも浮気?」

永琳が拳をパキポキと鳴らし始めた。紫も黙っていない。

「彼は私のものよ。それにここは私の作った場所。私が管理しているのだから、部外者には出て行ってもらうこともできるのよ」

しかし永琳も引き下がらない。

「月の頭脳を甘く見過ぎているわね。妖怪風情がなめたこと言ってくれるじゃない」

「遊助はここにはおいておけないわね」

輝夜も参戦する。

「今すぐケリをつけてあげるわ」

「お前らやめろって」

「「「「誰のせいだと思ってんのよ!」」」」

「・・・はい・・・」

流石に俺も黙ってしまった。みんな怖すぎて口をはさめない。

「遊助が選ぶんならそれで私はいいけどね」

「妖怪のくせにいいこと言うじゃない。私もそれでいいわ」

「私も」

「私も」

「よくわからないけど関係ないウサ」

賛同する人間と、無関心な兎がいたが、まあいい。

「さあ、遊助。どうするの?」

紫が俺に詰め寄ってきた。

「私に決まってるわよね?私一番最初に結婚したのよ、正妻よ」

「永琳はもう歳だから、若い私を選びなさいよ」

「私の方がいいぞ!」

4人ともなんかいろいろなことを言ってきた。神子の能力か何なのか、複数人の人の声を同時に聞くことができた。輝夜はなんか裏切っていたような気がする。

「ん~~~、迷う。・・・全員は?」

皆は一瞬ポカーンとしていたが、やがてフフッとみんなが笑った。

「遊助。変わってないのね、強くて優しい。昔と一緒ね」

「あなたならそういうと思ってたわ」

「私を呼んで欲しかったけれど、これが一番あなたらしいわ」

「みんなに納得してもらえてよかったよ。まあ、永琳たちは取り敢えず家作らないとな、どんなのがいい?」

皆の機嫌が少し治ったところで話を逸らす。殺されたりはしないが、痛い目は見たくない。

「私は、薬を作れる場所を」

「私はWi-Fiとパソコンを」

二人の希望は大方予想通りだった。

「妹紅はどうする?」

「私は一人がいい。家は後で自分で作るよ」

妹紅は実年齢10歳くらいなのにだいぶ大人だ。

「輝夜、お前も妹紅を見習ったらどうだ?」

「バカじゃないの?なんで私が働かなくちゃいけないのよ?」

ニートなんですね、わかります。

「私は特に希望はないから、こいつらと一緒に済ませてほしいウサ」

なんか住むことになっているてゐとその後ろに兎を済ませるスペースを考慮して創造すると、かなりでかく仕上がってしまった。

「こんなんでいいか?」

「やればできる男ね、惚れ直しちゃったわ」

「とりあえずイベントクエストやるぞー」

二人は家の中に入って行った。

「じゃあな、てゐ」

「またなんだウサ」

こうしてまた住民が増えた。今日はなんか疲れた。というかずっと鈴仙おろおろしてたな。ちゃんと話しかけよう。

星蓮船の前に別に話はさみます

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