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円卓の緑黄色野菜【カオスな短編集】  作者: 鈴木@異世界
36/42

ハードボイルド・サンタクロース

http://koebu.com/koe/4b6edc413cd3ca308ec00009321ee0adfe685499


にて、音声でお聴きいただけます♪(ノ≧▽≦)ノ

◆某「こえ部」さんにて企画した12月企画台本より。◆

ーーーーー


聖なるその夜、赤き衣をまとい、その人物は…。



ざんっ


ナレ「その者、血色の衣をまといてーー」


サンタ「我が名は、サンタ=クロース…」


ナレ「白銀はくぎんの雪原に降り立つべし。」


サンタ「我が配達を阻む者は、ーー斬るッ」


悪魔「ーーほう。セント=ニコラウスよ…。今年も子供たちの人気者というわけか…

ははっ。だが、我が悪魔の軍勢を前にして、どれほどプレゼントを配れるかな…」

サンタ「ーーぬぅ」

悪魔「ゆけぇっ! 白き悪魔ども! サンタを倒し! プレゼントを奪い! 子供たちをがっかりさせるんだーーそして信じさせてやる。この世には夢も希望もないーーサンタ=クロースなどというおとぎ話は、存在しないことを」


サンタ「ーー甘いわぁっ! 俺を待つ、人がいるーーそのためなら、何度でも立ち上がるッ! 我が名はサンタ=クロース…」


キィン


サンタ「悪魔などに屈さぬ」

悪魔「ほざけぇっ!」

何かエネルギー派的なもの


サンタ「ぐう…っ!」

悪魔「サンタなどいない…。存在してはならない。なぜなら」


サンタ「…。」

悪魔「あの日。あの夜。俺は、ーーお前を待っていたーー」


子供「ママ。良い子のところには、サンタクロースが来てくれるんだよね!」

ママ「ええ。たくさんのプレゼントを持って来てくれるわ」


悪魔「手紙も書いたーー書留でな。だがーー貴様は。貴様は…ッ」


サンタ「ーー許せ。その日は、デートの約束が」

悪魔「黙れぇっ!!」


ばしゅーん どかーん


悪魔「サンタなら、恋愛などするな! 皆のアイドルでいろ! それができぬなら、サンタなどやめてしまえ!」

トナカイ「やめて下さい! ウチのボスだって、しょせんは腹の出た ただのオッサンなんです! 恋愛だってしたい! 泣きたいこともある! ーーけど! 僕は知ってます。ボスが、誰よりも子供たちのことを、想ってることーー」


悪魔「黙れェ!!」


ばしーん。


サンタ「…。フッ。いいパンチを、打つようになったではないか…」

悪魔「…。貴様、まさかあのときの…」

サンタ「俺は、サンタだ。間違いなく、世界観中の子供たちに、プレゼントを配るーー」

悪魔「あ…、あの、プレゼントをくれたじいさんは…」


サンタ「この俺だ」

悪魔「サンタ…クロー…ス」


どさり。


こうして。

悪魔は倒れ、今年もサンタクロースは、子供たちにプレゼントを配ることができた。


シャンシャンシャンシャン…。


その者。血色の衣をまといてーー、白銀の雪原に、降り立つべし。

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