29 禁断の函をめぐる冒険【円卓】
活動報告に載せたのと同一内容です。(*`・ω・)ゞ
「…貴公、ぷらすちっくについてどう考える?」
「石油からできている」
「うむ。ぷらすちっくはーー石油からできている」
「軽くて丈夫だ」
「うむ。その通り。貴公、ぷらすちっくについてよく学んだのだな…」
「無論だ。ぷらすちっくは、現代生活には欠かせないーー。」
「つまり、我々はぷらすちっくに支配されているというわけかーー」
「ものは言いようだ」
「貴公、知っていたか? ぷらすちっくはな、どろどろに溶かして新たに成形すると、ふたたび器として使えるのだ」
「なん……だと? まさか、そのようなことができるはずがない! 貴公、俺をたばかろうとしているのであろう!? そのような愚弄、許さぬ!」
「…フッ」
「…なんだ? 何が可笑しい!?」
「貴公、すーぱーまーけっとを知らぬのだな」
「すーぱーまーけっと…だと? 世界中のありとあらゆる珍味がある楽園の名であろう? もちろん、知っている」
「いや、我輩が言っているのは、実在のすーぱーまーけっとよ…」
「なに?」
「すーぱーまーけっとにはな…。ぷらすちっくを回収するための函が置かれているのだ」
「楽園に置かれた函…。開けてはならぬやつだな」
「うむ。この世の楽園である、すーぱーまーけっとに置かれてある、ぷらすちっくを集める函を開けたが最後、ありとあらゆる絶望がこの世にときはなたれるであろう」
「恐ろしいな」
「うむ。考えただけで身震いがする」
「貴公、いとえよ。すーぱーまーけっとには、近づかぬがよかろう」
「従者がな、俺に、馬で、ぷらすちっくの大量に入った袋をもってすーぱーまーけっとにゆけと頼むのだが…」
「断れ! 貴公の身に何かあってからでは遅い!」
「ーーいや、我らが王のため。俺は。ぷらすちっくをもって、禁断の函に向かおうと思う」
「ーーではせめて、俺も同行しよう。何か力になれるやもしれぬ」
「かたじけない。貴公の真の友情、まことに有り難い」
「では、行こうかーー」
すーぱーまーけっとへ!




