第880話 特別閑話『萌イスタンブール』
御大将にイスタンブール再建を任された俺は、左甚五郎の大工衆と一緒に、宮殿再建や大砲攻撃に特化した土塁整備に専念していた。
「真田様、相談なんですがね。アメフトスの陛下が萌で作れって言うんですが、良いんでしょうか?いや、うちの殿様の建物ならやっちゃうんですがね」
と、左甚五郎から相談を受けた。
「陛下がご希望なら良いのではないか?」
「いや、ほら殿様って変なところがあって古い文化も大事にするじゃないですか」
と、口ごもってしまう左甚五郎。
「まぁ、確かにそのようなところもあるが、アメフトス陛下も御大将の萌を敬愛しておられる。左殿を御大将が呼び寄せたときから、このようなことも想定済みのはず」
「なら、あっしたちは遠慮なくやってしまいますが良いんですね?」
「建物の装飾のことは左殿が責任者、おまかせする」
「わかりやした。アメフトスの陛下がご希望するとおりにやっちまいます」
と、萌美少女装飾に取りかかっていた。
御大将が戦いから帰ってきたときさぞ喜ぶはずだ。
御大将の御趣味・・・・・・みんな毒されているな。
と、一人笑った。




