第797話 ロシア帝国???
【くそ、我が領地を取り戻したいというのに】
「しかし、もう勝てる見込みは限りなく薄いぞ」
{黒坂常陸を暗殺したらどうだ?}
『もう無理だな。あの男一人殺そうと、どうにもならない』
{なぜだ?}
『あっちこっちに次の世代が送りこまれている。もう手遅れだ』
「それにほら、あの学校政策だ。民が知恵を付け始めてしまったからな、昔みたいに容易に民達から搾取は出来ないだろう。それより日本は率先して攻めては来ないが、オスマン帝国皇帝アメフトスは・・・・・・」
【軍備を整え虎視眈々と狙っていると聞く、どうする?】
「こうなっては憎きが敵だが、頼るしかないであろう」
{黒坂常陸をか?俺は嫌だ。あやつの腸を引きづり出したい}
『その夢は捨てたほうが良い。これほど技術が違っていれば、まともに戦争にも、なりもしない』
【取り敢えずは守りだけは固めよう。ここは冬になれば分があるからな。黒坂常陸はえらく寒いのを嫌うとも聞くし】
『よし、取り敢えず守りを固めて黒坂常陸に接近して、オスマン帝国を止めるか』
【憎い敵だが仕方なかろう】
{俺はいつか必ず奴を・・・・・・}




