第704話 アガリアレプトの戦い
上杉景勝から貰った太刀、けして悪い物ではない。
山鳥毛一文字、合口具えが普段身につけるのに都合が良く常用としていた刀。
普通の人間と戦うなら一切の問題はない。
むしろ、名刀中の名刀。上杉謙信が認めた刀が消えた。
平成では国宝だった刀は無残に粉々になって消えた。
童子切安綱だったら刀に元々から込められていた神力でなんとかなったかもしれないが・・・・・・。
俺はリボルバー式拳銃を構える。
祝詞を唱え鹿島の大神、武御雷の御神力を弾に付与しなければただの鉛の弾・・・・・・。
妖狐に取り憑かれた明智光秀を打ち抜いた力を使わなければ。
あの時織田信長が俺を狙っていた者を弓矢で打ち抜いて時間が出来たが、今はそのような時間がない。
「くわっははははは、我が仲間の敵、討ち取ったり」
アガリアレプトは俺に向かって突進してきた。
そこを普通の鉛の弾で応戦するが弾は弾き飛ばされた。
もはやこれまでと覚悟を決めた瞬間、
ドゥゥゥゥン。
・・・・・・?
銃声とともに額から血を出して倒れるアガリアレプト。
「まさか・・・・・・予が・・・・・・予が消えても悪魔に魂を売る者が現れれば・・・・・・」
アガリアレプトは肉体を保つことが出来ずに最後の言葉まで言えずに蒸発して消えた。
「私の真琴君になにするのよ」
銃声のしたほうを見ると磯原佳代がワルサーP38を手に持っていた。
え???




