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敬語も可愛いと思います。

途中から携帯から記入しています。

すると、地の文の最初のスペースが作れなかったので、読みにくいかと思います。


次回PCを使用するときに直したいと思います。

「それじゃあ、これで一応自己紹介が終わったってことで。次にやることは、俺たちが住む家が決まったことを城と不動産屋に伝えることだろうな〜。ぶっちゃけどちらも行きたくはないんだけどな。でも、給料を貰う為には城に教えないといけないし、契約するにも不動産屋に話に行かないといけないしな」


 そうやって話を次に進めようとしたらメーが割り込んできた。


「え〜もう出かけちゃうの〜。それじゃあ最後に一つだけ聞きたいんだけど良いかしら〜」

「平常時のメーが話すと緊張感とか色々なモノがなくなっていく気が・・・。で?何が聞きたい」

「ご主人様ではなくサファイアちゃんになんだけどね~」


 わたしですか?と体をメーの方に動かしながら首をかしげるサファイア。

 何度でも何度でも立ち上がってでも言いたいよ、サファイアかわいい~と!!でも、そんなことをするとサファイアから、なんか嫌な感情が込もっている目で見られそうだから止めておこう。

 別にみられるのは構わないんだけど、そんな感情を持たせたくないという俺の考えがね・・・


 サファイアの疑問に対して一度頷いたメーが話を続ける。


「ご主人さまとサファイアちゃんの間には主従関係はないってことは~、敬語を使わなくても良いと思ったのよ。まあ、たまに敬語じゃない時もあったけどね~」

「あ~確かにサファイアはたまに敬語を使ってる時があるよな。前にタメ口で話してってお願いしたんだけどさ。タメ口で話すのはサファイアにはきつそうかな?」


 そう俺たちに言われて、今までの会話を思い出しているのか左上の方に目を向けている。


 ・・・いくら俺がサファイアのことが大好きだからって今までサファイアとした会話の内容を丸々は覚えていないんだけど。そうだよね?好きな人との会話だったら覚えていたいけど普通出来ないよね?


 え、もしかしてサファイアは覚えているの?俺との会話、全部を?・・・これが愛のなせる業か。俺のサファイアへの愛もまだまだだn


「どんな言葉遣いだったのかを思い出すのは、やはり無理ですね。タカヒロさんとの会話はたくさんありましたし」


 無理でした~!普通に考えたらそりゃそうだよ。でも、言葉遣いは覚えていなくても、どんな話をしたかを覚えていてくれているのなら本望です。


「だよね。俺も言葉遣い云々に関しては敬語よりもタメ口の方が仲良し!って感じがするって理由で頼んだだけだから、もしサファイアが喋りづらいんであれば敬語のままでも良いんだよ?言葉遣いが綺麗なサファイアでも問題ないし」

「そうですね、確かに敬語を使う方が楽かもしれません。タカヒロさんから頼まれたので敬語を使うのは避けようと考えていましたが、どうやら無意識に使っていたようです。おそらく物心付いてからずっと、より正確には、タカヒロさんに会うまでは敬語しか使っていなかったからだと思います」

「それに~喋り方なんてその人に合っていれば良いのよ。確かに敬語よりはタメ口の方が仲良しさんに見えるにしても、言葉遣いなんてこれからの生活で少しずつ変えていけば良いことだわ~」


 はい、今メーが良いこと言ったよ。

 サファイアが俺に対して言葉遣いを変えるのは、これからの長い共同生活を経ての結果ってことだよね。つまり、そんな長い期間を二人仲良く暮らしていくという幸せな未来が決定付けられているってことだ。

 なんてすばらしい。


「それでも、少しずつは敬語をなくしていこうとは思います。では、私の言葉遣いの件はこれで終わったということで私から一つタカヒロさんにお願いがあります。先程タカヒロさんは『全ての意見を受け入れることはしない』という発言をしてくれたので、今後もそのことを頭に置いておいてくださいということです」

「ん?まあ覚えておくのは出来るけど、簡単に言うとどういうことかな」


 つまりですね。とサファイアはまるで母親が子供にしつけをするかのような雰囲気を醸し出しながら続ける。


「私が何かお願いした場合、二つ返事で了承しないでくださいということです。私のお願いだからって無理やり叶えようとも思わないでください」

「え~でも、俺が出来ることならサファイアの希望はできる限り叶えてあげたいんだけど」


 俺が願い事を叶えたらサファイアが喜ぶし、そんなサファイアを見れたら俺もうれしいし。

 それに、今までそんな機会なかったと思うから俺に甘えまくっていいと思うんだけど。


「それは私としてはありがたいことです。しかし、手伝いや手助けと、溺愛してもらうのは全く違います。私はタカヒロさんとの関係を誰にも文句の言われる事のないものにしたいと思っていますので」


 溺愛、か・・・。

 そうだな。ただ相手の言うことを聞くだけ。相手の欲しがる物を与えるだけなんてそんな関係はズレている。そんなのは相手が喜んでいる姿をみたいだけの、ただの自己満足にすぎない。

 そんなのは俺も嫌だ。

 お互いに心の底から喜び合う関係が良い。

 相手のことを思って行動し、それの結果が相手の喜ぶ笑顔を生み出す。そんな関係を。

 おそらくサファイアもそのような関係になりたいということを言ってくれたんだろう。

なんか、すっごくデレてくれているのは気のせいかな?


「分かったよ、サファイア。じゃあ、一般的に考えて問題なさそうなお願いを叶えるのは良いとして、一般的じゃないお願い。つまり、特殊っていうのかな。普通ならそれを叶えようとすることが出来ないようなお願いがあったら『それは叶えられない』と言うことにするよ」


 言うは易く行うは難しい。とは正にこのこと。

 俺は出来ればサファイアのお願いは叶えたいと思ってしまう。

 さて、受け入れるお願いと受け入れられないお願いの線引きはどうすればいいか・・・。


「はぁ~仕方ないわね~。二度手間になるとは思うけど、お願いごとを言う場合、いったん私を通して話すか、私がいるときに話すということにすれば良いんじゃないかしら~。二人の関係の外にいる人がその判断をすれば良いと思うわ。もちろん、私以外の人でも大丈夫でしょうけどね。あ、ただし、常識人よ。常識人」


 ということでメーが俺たちの間に入ることになった。仲介人?橋渡し役?まあ何でもいいけどな。



「なら俺からも一つ言うぞ。サファイアは俺専属のメイドとして周りからは見られると思うけど、そこには主従関係は元からないからね?メーに言ったように、サファイアと一緒に居たいって理由で専属メイドにしたんだから。俺とサファイアは対等な条件に居るんだから、言いたいことは言っていいし、やりたくないと拒否したいときは拒否してくれていいんだからね。そこは覚えていてね」

「分かりました。それではタカヒロさん専属のメイドを辞めて城に戻りたいと言ったら戻っていいですか?」


 その言葉を耳に入れて悲しみが限界を超えたのか涙を流し続ける俺に驚き、2人して俺を慰め始めた。じょ、冗談ですから、と言いながらばたばたと腕を動かしているサファイアと、ふふっと笑いながら子供にするかのように俺の頭を撫でるメー。


 そうか。冗談だったのか。よかった・・・。


 つか、メーは頭を撫でるのは止めろ!気持ちいいけどくすぐったいし、なんか恥ずいわ!



**********



 3人での話し合いが終わった。

 メーを「1人」と表現するのはどうなんだろうか。と一瞬考えたがどうでもいいか。


 話し合いの結果、サファイアは徐々にでも敬語を使うのをなくして行くってことと、言いたいことをじゃんじゃん言うってこと。俺はサファイアを甘やかさないようにする、ということだった。


 よし、どこまでが甘やかしている範囲なのかはわからないけど、今まで行ったスキンシップなら別にいいよな。手を繋いだら抱きしめたりしていただけだし。


 城に報告に行くのはサファイアに頼んで俺が不動産屋に行き契約してくることにした。2人で行くって話も出たけど、今の時間からだと遅くなってしまうと思って止めといた。それに、サファイアをあの痴女と会わせたくないしな。


 入り口まで見送りに来たメーの「いってらっしゃ〜い」の言葉が後方から聞こえてきたが俺はそのまま歩き続け、サファイアは振り返ってお辞儀をし「いってきます」と返していた。メーは手を大きく振りながら言っていたようで、犬の尻尾みたいにフリフリしていて可愛かったです。と言うサファイアが可愛かった。





 迷うといけないので、家から不動産屋までの道順と不動産屋から城までの道順が書かれた地図をサファイアに作ってもらった。

 もし迷ったら近くにいる人に聞いてくださいねって俺は子供か。土地勘はまるっきしないけど、それくらい出来るんだけど・・・。

 まあ、サファイアの心配する顔(無表情)が見れたからいっか。


 身長が同じぐらいだから歩幅があまり変わらないかなと思っていたんだけど、若干俺の方が早かったようで遅れてはいけないと思ったのかサファイアが小走りで隣に来た。これはまずい。ここは俺がサファイアの歩幅に合わせなければ!とさっきまでとは違くゆっくり歩くことにした。


 普通に歩いても俺との距離が離れないことに気づいたのか、サファイアがこちらに顔を向けて来た。


 すこし、いたたまれない気持ちになったので話しかけることにした。


「ところでサファイア。ルーのことは怖くないのか?黙っていたけど、あの家に入った時の『出ていけ』はメーが言っていたんだぞ」

「あの時は怖かったですよ。ですが、今は何ともありません。今後、他の幽霊が現れたらまた怖がるかもしれないけど、フィアさんならもう問題ないです」

「それは、心配してくれたとか、話を聞いていて怖さがなくなったとかか?」

「そうですね。幽霊って得体のしれない存在だから何をされるのか、と思っていました。でも、フィアさんは優しいですし。お姉さんがいたらこんな感じかな~と言いますか」

「まあ、これから遺憾ながらも一緒に暮らしていくんだから怖くない方がいいか。てか、得体のしれないってなら異世界人の俺はどうなの?怖い?」

「タカヒロさんはこの世界の人から見れば得体の知れない存在だとは思いますが怖くありませんよ。だってタカヒロさんだし」

「え?」


 どうやら城と不動産屋との分かれ道まで来ていたようだ。それでは、城の入り口で待っていますので。そう言ったままサファイアは城に報告するために城に向かって歩いて行った。


「・・・え?」

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