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1.転生

俺の名前は山本優里だった、そう、だった。


今の俺はユーリ・フォン・コート、コート辺境伯家の次男だ。


最初は異世界かぁ〜位にしか思っていなかったが、成長し歴史なり他の家なりの事を学ぶにつれてこの世界が前世でやったことがあるゲームと同じ世界だと分かった。


所謂恋愛とRPGが混ざったゲームで本人の行動次第で色々できるやつだ。

俺は恋愛よりもレベル上げや武器、防具、アイテムを集めるのが好きだったのを覚えている。


このゲームはレベル上げが難しい、と言うかレベルがなかなか上がらないタイプのゲームでラスボスクリアも味方にするキャラの構成などによっては30から35レベルでもクリア出来た。

逆に一体のレベルを高レベルにすればその一体だけでもクリア出来る。

RTAなども流行っていたのも覚えている。

俺はレベル上げが楽しいタイプだったので、結構やり込んでいた。


ただ、ゲームとは違う部分も多かった。


この世界は魔物を倒せば相手の魔力やらなんやらを吸収して強くなれると言う認識はあるが、レベルと言う概念はない。

ジョブやスキルはあるがジョブレベル、スキルレベルもないらしい。

ジョブによる攻撃スキルとかもない、これはちょっと悲しかった。


まぁ、そんなに色々話す必要もないのでこの辺りでやめておく。


ちなみに俺のジョブは錬金術師、戦闘ジョブではないので身体能力の伸びはあまり良くないが、武器に後から永続的な付与が出来たり、ポーション類が作れたり、新たにアイテムを作れたりする。

ゲームでは選べなかったジョブなので新鮮な気持ちで一から育成していくのが楽しかった。


ポーションは色んな種類を高い品質で作れるように練習したり、武器への付与を練習したりは錬金術師としては当たり前だが、俺は戦闘訓練やトレーニングも欠かさず行った。


辺境伯な為強い人達は沢山いたし、実践訓練するための森や魔物も沢山いたお陰で、錬金術師としては異常なくらい強くなれた。

魔物の強さは下はG上はSまであるが、Cランクの魔物くらいまでなら倒せるようになった。

Cランクの魔物が倒せれば冒険者としては1人前であり、それなりに裕福に暮らせるくらいの強さだ。


そんなこんなで結構鍛え、15歳になりゲームの本編が始まる王立学園に入学する年になった。

(ちなみに第1王子の年齢的に俺は主人公達と同い年らしい。)



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