## 第一話 はじめてのレジ
# スーパーでの恋!恋した高校生!初めてのバイト
## 第一話 はじめてのレジ
「よし……頑張るぞ!」
高校一年生の **佐藤悠斗** は、鏡の前で気合いを入れた。
今日は人生初のアルバイト。
家の近くにあるスーパー「フレッシュマート」で働くことになったのだ。
「遅刻するなよー」
母の声を背中に聞きながら、悠斗は店へ向かった。
店長に案内され、制服を受け取る。
「最初はレジ補助からね。分からないことは先輩に聞いて」
「はい!」
緊張で声が裏返った。
その時だった。
「店長、新人さんですか?」
鈴のような声が聞こえた。
振り向いた悠斗は思わず固まる。
そこにいたのは――
黒髪のポニーテールが似合う女の子。
大きな瞳に優しい笑顔。
胸の名札には、
**『高橋 美咲』**
と書かれていた。
「高校二年の高橋です。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします!」
悠斗は思いきり頭を下げた。
心臓がうるさい。
(やばい……かわいい)
初バイト初日。
そして――
人生初の一目惚れだった。
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その日。
悠斗はレジで何度も失敗した。
「袋いりますか?」
と言うはずが、
「袋好きですか?」
と言ってしまったり。
商品のバーコードを探しているうちにお客さんを待たせたり。
散々だった。
しかし。
「大丈夫だよ」
失敗するたびに美咲が助けてくれた。
「最初はみんなそうだから」
「焦らなくていいよ」
「ゆっくり覚えればいいんだから」
その笑顔を見るたび。
悠斗の顔は赤くなる。
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休憩時間。
従業員室でジュースを飲んでいると、
美咲が隣に座った。
「悠斗くんって一年生だよね?」
「う、うん」
「私の弟と同じだ」
「そうなんだ」
少しずつ会話が続く。
好きな漫画。
好きな映画。
学校の話。
気づけば三十分があっという間だった。
「また一緒のシフトだといいね」
帰り際にそう言われ、
悠斗は天にも昇る気持ちになった。
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その夜。
ベッドに寝転びながら悠斗は天井を見つめる。
疲れているはずなのに眠れない。
頭の中に浮かぶのは、
美咲の笑顔ばかりだった。
「また会いたいな……」
スマホを見る。
次のシフトは三日後。
たった三日なのに、
ものすごく長く感じた。
そして悠斗はまだ知らない。
このスーパーでの出会いが、
彼の高校生活を大きく変えることになることを――。
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### 次回予告
**第二話「閉店後の二人」**
初めての仕事にも少しずつ慣れてきた悠斗。
そんなある日、閉店後の売り場で美咲と二人きりになってしまう。
そこで知る彼女の意外な一面とは――?
青春アルバイトラブコメ、開幕!




