第1話 自分だけの執筆環境を作りまして。
AI時代の小説執筆、みなさんはどう考えてますか?
私は断固「本文には触らせない! 意見は尊重するが気に入らないなら却下! でも感想は頂戴! 誤字脱字の指摘もよろしく!」とかいうタイプです。
まぁ私、誤字脱字多いですしね。
でも毎回ChatGPTとかに貼り付けるのも大変です。
仮想読者感想としてはClaudeも捨てがたい……あいつ、「こちらが欲しい言葉」をピンポイントでついてきますからね。技巧派です。
AIで生成された小説の品質がどうとか聞こえてきますが、書く側としては「だからなに?」です。数多いる競争相手の中に、AIが加わっただけ。私たちは湧き出るパッションのままに自分の物語をつづりたい!
そんな気持ちで迎えた2026年。ちょっと公募の応募が重なって「少し休憩しようかな」というタイミングが訪れました。
最近流行りのバイブ・コーディングとやらで、AIを使ったアプリ開発で遊んでました。
えーと、たぶん2月ぐらいからObsidianのプラグインとか書き始めて……3月ぐらいに執筆支援アプリを作ったんだったかな?
そして完成した執筆支援アプリを見て「あれ? これもうエディターつけて執筆環境にした方がよくない?! Obsidianをプラグインで改造するより、もう作った方が早くない?!」と気づきまして。
4月の……4日ぐらいですかね? 何度か試作を試しまして。
「ああして!こうして!」とAIに指示を飛ばす日々が続いて、4月28日ぐらいで一応の完成っぽい状態になりました。
私、この一年間はObsidianでしたが、本来はアウトラインエディター派なんですよ。元々、StoryEditorで書いてた人なので。だから当然、理想のエディターはアウトラインエディターです。
でも実用範囲が40万ノード弱のアウトラインエディターで……作品換算で1000作品くらいですかねぇ。私の過去資産換算で、ですけど。
「いやぁ……これでも耐えると思うけど、ちょっと心もとないかな……」
というのが正直なところでして。AIに任せて作ってると、私が見ても全く直せないアプリになりますし。「色を変更して!」とかも指示を出さないと分からないレベルでした。
「これじゃいけない!」
と、思い立って4月29日から「よし! 自分でコアを書こう! めんどくさいところだけAIに任せよう!」と相成り、5月2日の深夜ですかね。ようやく目的の性能を持つコアエンジンが完成しました。
なんと! 300万ノードでも起動時間4秒! 67億文字を格納しても大丈夫!
過去資産換算で1万作品ぐらいは収容できます。
一応、3000万ノードもテストしました。起動時間が90秒くらいかかったので「これじゃあだめだなぁ」と、実用範囲外として切り捨ててます。
一応、5000万ノードなんて遊びもしました。なんと初期化が終わらなくて……Windowsのメモリ管理と喧嘩しちゃったみたいです。なので計測不能。
3000万ノードも高速なCPU、特に3D V-Cacheなんかが乗ってると、たぶんサクッと起動します。これで「10万作品OK! 10万3000冊でも収容します!」とかいう、どこかの『インなんとか』さんもびっくりのアプリになったんですけどね。670億文字相当ですし。
ちなみに67億文字の検索インデックスを作成するのに6時間くらいかかりました。670億文字とか、テストでも嫌ですね。60時間? 丸三日間PC使えない? とかなりますし。
1000万文字程度ならサクッと数分で終わるんですけどね。
そんな私が作った「1年500万文字を1000年書き続けられるアウトラインエディター」、名前を「Novenicle」といいます。
サクサク快適に動くこと、AIに雑用を押し付けられること、そしてなによりアウトラインエディターであること!
AIが小説を書く時代に、敢えて雑用を押し付けて人間が筆を執る! AIに作家席を明け渡すな! でも誤字脱字の指摘はしてね! あと感想頂戴! そんなアプリです。
作品に締め切りと目標文字数を設定しておけば、執筆メトリクスで進捗が出ますし。AIもそれを見て「今のペースだと間に合いません」とか「充分間に合うので、文章を磨いていきましょう」とかアドバイスをくれたりします。
投稿サイト管理や公募管理まで至れり尽くせり。ウェブ小説書きの統合執筆環境ですね!
まぁ投稿は手動ですけど、投稿しやすいように内蔵ブラウザを使うこともできます。
機能は多い! でも使い込むと離れられない! 主に私が!
久しぶりの投稿がこれって……どうなんだろう? まぁ、いいかぁ!
配布URLは https://www.3mame.net/novenicle/ です。
機能紹介は https://www.3mame.net/novenicle/novenicle_guide/ です。
「私が作る、私だけの執筆環境!」ではありますが、ほんのお裾分けでフリーソフトとして公開しています。
ちなみにこの文章もNovenicleで書いてます。やったね! マッチポンプだ! え? 使い方が違う?
本エッセイは、そんなNovenicleの機能を少しずつ紹介していけたらな、と思っています。
次回! 「本文を書かないAIと和睦するエディター」! こうご期待!




