婚姻
パーティのあと数時間拘束されて大変だった。遅いから泊まる部屋を用意してると言われ、両親からも当日疲れるだろうからと事前に宿泊許可を貰っていると言われた。時間のリミットが無い私に対して、ルカ様は止まらない。
飽きるまで口づけをされ噛まれ…貞操の危機を感じた。さすがにそこまではしないよって。そこまでは?と引っかかり問い詰めたかったがそんな隙は与えれなかった。
クタクタになり涙を流すと、また可愛いと言い口づけをされる。早く一緒に住みたいと言われるが…嫌かもしれない。したい放題したルカ様は満足し自分の部屋に帰って行った。一緒に寝たいと渋っていたが、王宮の人達が止めてくれ何とか阻止できた。色々手遅れな気もするが。
「シアまた泊まりに来てね。」
翌日も早朝から私に好き放題したルカ様に昼頃見送られる。私は疲れ果てぐったりしながら、馬車の中で何故こうなったのか反省しつつ家に帰る。
「楽しかったか?」
「…そうですね」
家に帰るとお父様に話しかけられる。曖昧に答え自分の部屋へ向かう。ルカ様恐ろしい。
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「レティシア婚姻の日が決まったよ。」
婚約して1年半…婚姻は半年後に決まった。ルカ様が20歳になるタイミングでの婚姻。
「早くないですか?」
「ルーカス殿下が早い方がいいとの事で決まったよ。」
正直婚姻は22歳くらいかと思っていた。ルカ様一緒に暮らしたがっていたからな…あの選定会から考えると、まさかこんなに愛されるなんて。
「お嬢様殿下から贈り物が届きました。」
婚姻の日取りが決まったお祝いだろうな。ルカ様は本当マメで婚約者としては最高の方だ。
『愛しい人へ。やっと一緒に暮らせるね。今から心待ちにしています。』
えぇ…怖いな。ただでさえ止まらないルカ様をついに受け止める。想像を絶する。箱には綺麗な懐中時計が入っていた。早く時間が過ぎろって事かな?ありがたく受け取りお礼の手紙を書いた。
『素敵な懐中時計ありがとうございます。家族と過ごせる時間を1日1日大切に過ごします。』
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ある日ルカ様に呼び出され登城する。部屋に向かうと今日は庭に用意しているんだってエスコートされる。バラに囲まれた庭園は素敵で、ルカ様がとても絵になる。目の保養だと思いありだかく心のスケッチを描く。今度画家に描いてもらうのも有りか。手を引かれシアこちらへと案内される。しばらくお茶を楽しむとルカ様が散歩に行こうって誘ってくれる。
「レティシア嬢、私と結婚してください。必ず幸せにします。」
「はい!もちろんです!一緒に幸せになりましょ!」
ルカ様は赤いバラの花束を手に傅く。本当に王子様だけど絵本の中の王子様みたいだった。かっこよすぎる。鼻血が出そう。私は抱きつき花束を受け取る。
「婚姻の日取りは決まったけど、それとは別できちんと私からプロポーズしたくて。」
「凄く嬉しいです。」
花束預けてきますと告げ侍女に渡しに行く。殿下が朝自ら全て摘まれたんですよって教えてくれ、さらに嬉しくなる。まさか自ら用意してくれるなんて。
ルカ様大好きです!私は戻るとルカ様に抱きつく。私も大好きだよって抱きしめながら言ってくれる。抱き上げられ横抱きにされ部屋へと連れて行かれる。
「あの…ルカ様?」
「可愛いシアが悪いよね。」
笑いながら唇を重ねられ、そこから解放されるまで長かった。本当自制して欲しい。
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「今まで大切に育てて頂きありがとうございました。」
「レティシアはいつまでも私達の娘だよ。何かあっても無くてもいつでも帰っておいで。」
ありがとうございますと両親と抱きしめ合う。お父様とお母様の娘で良かった。明日私はルカ様の元へお嫁にいく。婚約期間が長くもあり短くも感じる。
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「シア!とても綺麗だ!ついに私だけのものになるんだね。」
「ルカ様もとても素敵です。」
着飾ったドレス姿の私を見てとても褒めてくれる。口づけをしてこようとしたので、化粧が落ちるので今日はダメですと拒否をする。じゃ夜まで我慢するねって耳元で囁かれる。恐ろしい。終わらないかもしれない。
「あの日シアを選んで良かったと思う。こんなに愛しく思える人に出会えて私は幸せだよ。」
「最初ありえなくて断りたいと思いましたが、私を選んでくれてありがとうございます。こんなに大好きになるとは思いませんでした。」
「シアと出会ってからこんなに感情が出る自分に驚くよ。両親もシアに感謝していたよ。長い人生これからよろしくね。何かあれば話をし共に乗り越えていこう。」
「はい!支え合い仲良くしていきましょう。これからもよろしくお願いします!」
じゃまた後でねと手に口づけをし去っていく。お時間ですと呼ばれ、お父様の手を取り扉の前に立つ。扉が開き愛しいルカ様の元へ歩いていくと、満面の笑みで迎えてくれる。お父様から離れ、ルカ様の手を取る。必ず幸せにしてくれるだろう。この私にだけ甘く優しい人を幸せに出来るよう頑張っていきたい。




