第七十二話 弟とは?
賢治は、
「クリスというのか…我について行けるのかな?」
と、好戦的のように言うと、クリスの首を切ろうとした瞬間、クリスの牙により止められた。そして、
(全体的な攻撃力が強い…それにあの炎の剣、あまりにも強力だ…さすが次郎とやらの義弟…だが…俺はこいつを捕らえる‼)
というクリスの強き意志により押され、不利となった賢治は、
「お前を倒さないと義兄に顔が向けられんわ…‼」
と、強い意志でクリスを押し返した、この状況をクリスは、
「やるな…時山大帝国は全体的に平和を望む腰抜けだと聞いていたが…お前はやけに強いんだな…時山賢治といったのかな?強いな…だが…この程度じゃあ……」
と、交えていた剣を折り、
「俺に勝つのは無理だなぁ‼」
と、賢治の首を切ろうとしていた、その時、賢治は、
「俺の剣は体の一部だ…だから再生できるんだよ」
と、剣を再生して見せ、そしてクリスの爪による攻撃を防いだ、そして、
「おらああああ!」
と、賢治は本気を見せ、クリスを切ろうとするが、また防がれ、一進一退の攻防が続いていた、そして、
「埒が明かないな…よし、この技で、この戦いを収束に向かわせる…”赤き目の一太刀”」
この能力は、とある一家じゃないとできない秘伝の能力だ、そしてそれをクリスは知っていて、こう思った
(この能力…私のお父さんから秘伝で教わった…つまり…賢治とやらは私の一族と繋がりがある…?嘘だろ…)
そう、この技はクリスの家の代々的に受け継がれていた技なのだ、それを使ったってことは賢治はクリスの一族となることに、クリスは気づいた、そしてこう思った。
(姫さんよぉ…お前は私情で…ウィルを探してほしいと頼んでいた…今までは姫さんのために、キューさんの笑顔のために戦ってきたが…俺も私情ができた…悪いがこいつを捕らえさせてもらう…)
と、決心し、すぐにクリスは、
「”赤き目の一太刀”」
を使い、すぐに賢治を気絶させた、これを使えば一応は自身の中にありえないほどのパワーを出せるが、体に負担がかかるというものだ、それを使い賢治を気絶させ、
「すぐにこいつを捕虜として届けてくる、そうしたら戦場へと戻る」
と、賢治の身柄をキューへと引き渡しに行った。
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