第十三話 うわっ
「はぁ…もう花火無くなったか…」
と、賢治がつまらなさそうに言うと、次郎は、
「いやぁ…まさかこんなやばい事になるとは…」
と、ヘリコプターの窓から下をのぞいて言った。すると…二人は、
「よし、先輩、今が降り時だね!」
「うん、そうだね」
と、ヘリコプターから命綱を使って、グリースの拠点に向かって降りてった。そして地面に着陸し、周囲を見渡してみると…
「ひでえなこれ…、だいしょうぶか…本隊」
と、次郎が心配そうに言うと、賢治は、
「あっ!そういえば通信機を渡されていたんだ…!」
と、のっりのりで通信機を取り出し、本隊の隊長と通信機で連絡を取ろうとしてみた。すると…
「あーあーあー聞こえていますか…」
と、本隊の隊長から声がかかってきた。
「こちら、賢治です、そちらの状況は…」
と、恐る恐る聞いてみると…
「挟み撃ち&爆弾作戦、成功の効果あり、ただ…、グリースの王、グリースが一人で出てきて、いま時山大帝国軍の和が傘下の兵たちが、次々に攻撃されている所です、ですの…うわっ!」「ピーピー」
と、本隊の隊長からの通信が絶えた。
「先輩、これまずいです、私たちが手助けに行かないと…」
と、賢治が震えたような声で言うと、次郎が震えた賢治の肩を叩き、
「心配すんな、助けに行くに決まってるだろ……本体の隊長がやられてお終いの緊急事態の時に、今現地にいる俺らが助けに行かなかったら、隊長もろとも本隊は崩れ、時山大帝国の滅亡の一歩を踏み出す事になりそうだろ、だから、」
と、次郎は息を吸って、はくように
「俺らで助けてやるんだよ」
と、言った、これに対し、賢治はうるうるとめをかがやせながら…
「先輩、僕も、先輩の言う通り、助けに行った方がいいと思います。」
と、決意表明をしっかりとしたように言った、これに対し、次郎は、
「よく言った。賢治、助けに行くぞ‼」
と、力強く言った…この姿が兄弟みたいに見えた…
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