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親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
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70連合ダンジョン…。に行けず!

一時帰還してゲーム内での夕食をとる。

ログアウトの時間まであんまりないからな、どうしようかな?

そんなことを考えていると、タイミング良くギルドチャットが入る。

【70連合ダンジョンにこれから行きます。参加希望者はクラウドの城の空中庭園に集合!】


ちょうど良いタイミングだな。

まぁ、ウチのギルドは人数が多いから連日どころが連時のレベルで募集のギルチャが流れているがな。

とはいえ、流石にこのゲームをしてる人も減ってきた…。

今後も募集を頑張らなくては…。

その前に組織表を作り直さなければいけないかな?


「騎龍さん、行くっすか?」

ギルドチャットだから当然全員にも連絡が行っている。

「合流しながら情報を調べて、問題ないようなら参加しようかな?」

当たり障りのない返答をしたつもりが、スレインの地雷を踏んだようだ。


「え?なんですって?もう一度お願いします。」

「いや、だから問題がないようなら…。」

「は?聞こえませんね?仲間の願いは聞けないのに、どこの馬の骨とも解らぬ相手の誘いは受けるんですか?」


こえー!なんなの?そんなにナナミが大事なの?

弱味を握られてるレベルじゃないよね!

「いや、総合的に考えて…。」

「レベル的には同一ですよね?

むしろ連合じゃない分、やりやすいですよね?」

ヤバい、反論が思い付かない…。

「いや、ギルド全体の底上げを…。」

「今ならもう騎龍さんの手を煩わせるほどではないですよね?」

「でも、皆が心配だし…。」

「子供じゃないんですから、問題ないですよね?」


そんなこんなで私の意見は黙殺されて、あと1周りして今日は終わるのだった…。

とりあえず、筋骨粒々とはいえ女性NPCだったのはまだましか…。

いつになったら治るんだろう、この病気。

あぁ、不治の病でしたか。


一旦ログアウトして夕食をとる間に作戦を練ろう。

「なぁ、なぜ急にナナミは腐ってるのを表に出してきたんだ?」

「父さんが知らないだけで、割りと前からだよ。」

「そうそう、最初の町に到着して観光してるときだね。酒場で呑んでた男性二人を見たときが最初だね。」


あれ?

「お前たちはその辺わかるのか?」

「父さんの息子だからね。」

「そうそう、何事も自分で見聞きせずに判断せず、体験せずに否定するなっていつも言ってるじゃん。」

「まさか、体験はしてないよな?」

「それはあり得ないよ。生理的に無理!」

少し安心したが、こいつらコレでいいのか?


「それならそれで良いや。ということは、70が趣味ってことはナナミ薔薇が好きなのか?」

「んー、どっちかと言うと特に決まってないみたいだよ。

でも、オーソドックスなのが好きみたい。」

「そうそう、酒場で呑んでた人を見ときも「オーソドックスかな?いや、ヘタレ攻めも有りかも…。」とか言ってた。」

ナナミ、恐ろしい子…。

というか、いつの間にか息子達が腐男子に成りかけてるとは…。


「納得はしてないが、まぁいいや。人それぞれだしな。

話は変わるけどスレインも私が知らないだけであんな感じなの?」

「うん、父さんを言い負かすくらいだから結構頭良いでしょ?ナナミに関すること限定で、別人のように頭の回転が良くなるんだよ。」

それはどうなんだ?


「んー、つまり…。ナナミに関することでうまく操作すれば、スレインは簡単に攻略できそうだな。」

「父さん、仲間に対して攻略はちょっと…。」

「せめて、説得だよね…。」

日本語って難しい!


「あれ?そう言えばウッドが私に周回を頼んできたのはなぜ?」

「そりゃ、スレインとの友好のためじゃない?

将来、ナナミに苦労させないためにスレインは凄く勉強してるからね。

そんな親友がいたら、テストで凄く助かるよね!」

「つまり、親友の立場を利用して勉強を教えてもらってるのか…。

仲良し4人組という認識のつもりが、ドロドロしてきたな。」

「まぁ、僕たちは大丈夫だよ。父さんが色々教えてるから。」


大したことは教えてないつもりだが、幼少期から色々と暗記させている。

例えば、お風呂に肩まで浸かったら九九を全部言うようにしたりしたな。

喧嘩の仕方を教えたのは間違いだったかもしれない…。

小学1年生にストレートを打ち込め!はやり過ぎたかもしれない。

どこぞの勇次郎さんのように、拳の握り方を教えたのは間違いだった気がする…。


閑話休題


「その話はそれでおしまいとして、ふくにゃんとデートしたんだったな。」

「よくぞ聞いてくれました!」

ここで食いついてくるのは予想外だ。だが、この反応で興味を失った。


「あ、もういいです。もうわかったんで!」

「何でだよ!息子の未来の嫁だよ!」

「いえ!リア充の話はいいです!」

「嫁が居るリア充に言われたくない!」

「それはそれで別問題だろう!」

「親父に兄貴、五十歩百歩って知ってる?」

「お前も彼女居るリア充じゃないか!」

「飛び火すんなし!リア充は否定しないけど!」


友達のようにこうして会話できるのは楽しいな。

「ほんと、三人とも仲良しだね。」

「それが私の理想的な家族像だしな。」

何でも気軽に言い合える仲が良いと思う。


さて、休憩も終わりだし。

戦争に向けて頑張らなくてはな!

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