リアルも頑張ろう。ゲームも頑張ろう。
我が家の朝早い。
いや、普通か…。
朝の6時に私と嫁は起きて朝御飯の準備をする。
7時に全員で朝食は絶対だ。
じゃないと私が残業で帰れなかった場合、話す時間が取れないからな。
「もうすぐLv50だな、そろそろ転職あってもおかしくないな。」
「そうだね、親父が居ない間にレベル上げて転職しとくよ!」
「別に構わないよ、仕事始めたら遅れるのは予定してたし。
それよりも宿題終わらせろよ?
もうすぐお盆だから、また私は長期休暇に入るぞ?」
「うぇ、父さんその辺見越して有給取ったでしょ?」
「なに当たり前なこと言ってるんだ。当然じゃないか!」
「ここにダメ親父が居まーす!」
今年は調度いいことに15日が木曜になっていて、会社全体で9連休にする話が上がってる。
素晴らしいことだな。
大丈夫か?この会社。
「そんなこんなで、勉強を仕事から帰ったら見るからな?
半分はこの数日で終わらせること!」
「そんなの、とっくに終わらせてる。」
「そうそう、親父が9連休にするって言ってたから早めに進めといた。」
なんて要領のいい兄弟だ…。
本当に私の子か?
「それならいいよ、ちゃんと自分で予定立ててるんだな。」
「夏休み最後にバタバタと宿題するなんて、もう古いよ。」
「親父じゃあるまいし。」
グサッ…。
私のハートに1万のダメージ。
しかし、ハートのHPは1億でした。
テラタフネス!
「父さん、今年は帰省しないの?」
「今年の正月に帰省したから、次の帰省は来年のお盆だな。」
社会人になってから、遠いからずっとこのローテーションだ。
私の両親はもっと孫に会わせろと言ってるがな。
飛行機代金で家族4人で10万以上は痛いのだ。
「さて、それじゃ行ってくるよ。」
「おー、頑張ってね。」
社会の波に揉まれてきますかね!
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「ただいまー。」
「お帰りなさい。晩御飯できてるから、お風呂さっさと入っちゃって。」
さすが嫁、私の行動パターンがわかってる!
「オッケー、助かるよ。」
ゲームのためにサボる時間を減らして、定時でキッチリ終わらせて帰った。
回りの皆は何事かと珍しそうな物を見るような視線を向けてた。
「只野さんが煙草を吸いに行かない。何があったのだろうか?」
「明日は雪が降るんじゃない?」
とか、ヒソヒソ話していた。
夏に雪が降るわけ無いだろう。いや、降ることもあったらしいが…。
いつも煙草を吸うが、キッチリやってるのに…。
「お帰りなさい、やっぱり50で転職あったらしいよー。」
長男が二階から降りてきて言ってくる。
「んー、らしいってことは勉強の休憩でネットで調べたってとこか?」
「そうそう、また9連休とか言ってる人が居るからさ。
頑張って今のうちに終わらそうかとね。」
ほんと、要領いいな。
「さてさて、さっさとログインして頑張りましょうかね!」
「ほんと、好きだよね。」
「楽しくて良い親父だと思うけどね。」
「父さんって友達感覚だよね。」
全員O型だからだろうか、気安く付き合えて良い家族だと私はそう思う。
さて、ログインしたらまず朝食。
大体のプレイヤーがこんな感じで行動している。
最近は慣れてきた。
「お、騎龍さん調度よかった。近々連合で城のダンジョン行きません?」
龍桜が話しかけてくる。
「別に構わないよ、レベル幾つのだい?」
「10から順にやりたいなーって思ってます。」
「貼り紙出して告知しとけばいい。明日の夜、ゲーム的には4日後の朝8時に城に集合で。各城200人でレベル上位から順にで。」
「それで文句出ませんかね?」
「初回だから出来るだけ強い方がいい。何があるかわからないからね。
40に2PTで突撃したけど、かなりヤバかったよ。」
「すでに試したんですね。」
「当然でしょ。できそうな機会があったら試さなくちゃ。
そういえば、別の城のダンジョン入れるか調べたいな。
龍桜、適当な人材見繕って試してくれない?」
「いいですけど、珍しく自分でしないんですね。」
「転職がまだだから転職したいんだよ。」
「あぁ、いいですよ。頑張ってください。」
「うい、頑張るわ。」
さてっと、上げるならモンスターハウスのある40ダンジョンかな…。
2~3周もすれば50なれるだろうしな。
本日も誠にありがとうございます。




