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第五話 双子の仲は……
エルバとユクの娘―リク―の家の隣には家族が住んでいた
その家族には女の子の双子がいた
ネロとホロだ
エルバと双子は仲が良かった
「エル君っ! 遊ぼう!」
「エルバは私と遊ぶのっ!」
エル君と呼ぶのが妹のホロ、呼び捨てにするのが姉のネロだった
二人とも性格が正反対だった
ネロは砂漠を駆け回り、夕方までオアシスを探して駆け回る
ホロはテントを貸し切ってお飯事だとか、読書をする
どちらかと言うとエルバはホロの方が好きだった
「今日は皆で遊ぼう?」
「いや! ネロはずーっと走りまわってるんだもの」
「私だってホロとお飯事は嫌!」
「……じゃあ、僕が決めていい?」
はじめてエルバが意見を出したことに双子は驚いていた
今までは為されるがままだったから
「うん! エル君は何がしたいの?」
「12時まではお飯事、そのあとは鬼ごっこ」
「そっか! 朝とお昼でやることを分けたらよかったんじゃない!」
感心したようにネロは笑う
ホロもやっと理解したらしく驚いていた
「ねぇ、エル君!」
「んー」
「大人になったら、私とネロ、どっちを選ぶ?」
「どっちだと思う?」
曖昧に言葉を濁す
答が決まらない
どちらかと言えばホロだ
だが、ネロがいる前では言えなかった




