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~300年ノ西世界~  作者: 葉都
301回目:1年
8/8

8:白西祭、体育祭

1997年7月19日

夏休みまでは経った5日しかない

そんな日なのにもかかわらず、今日は行事がある

学校が見えてくると、分かりやすい程華やかな飾り付けがされていた

今日は白西祭

いわゆる文化祭と言われる物だ

それぞれ出し物を出して、楽しむお祭り

1年はそれなりに忙しくないが、2年になると話は別だ

まぁ、それに関しては今は考えたくない

今日、俺がやることは変わらない

今日という日は恐ろしい日だ

祭りというのは誰だって浮かれてしまう

だからこそ、今日は護衛が許されている

外部の人が入るせいで、完全には防ぎきれそうに無いから、だそうだ

そして、俺にも仕事が来ている

まぁ、普段手助けしてもらっている相手だからこそ、別に問題無いがな

3年間は毎回そうだ

それに、店番やら何やらも、俺は出来ないらしい

正直、この出来事で疑問を持たれることが多いから、正直やりたくないが……

そっちの方が大切だ

という訳で、いろいろごたごた考えながら門をくぐる

すると、少し騒ぎが起きている様だった

人の壁が出来ており、中央で何が起きているかは分からない

普段、学校の揉め事は風紀委員が収める

それが仕事だからだ

だがしかし、校長の命令により、生徒会以外の委員会業務は停止している

今日、この学校の秩序を守るのは生徒会と教師だけ

そして、開始前は両方忙しくしており、収める人が居ない

だが、俺には少しだけ場を治める権利がある

理由は単純、護衛対象とその友人、後は俺の友達もいる

犯人は外部から来た奴ら

どうやら依頼主の父親に不満がある奴ららしい

わざわざ娘に言うあたり、程度が知れている

さて……

「通りま~す」

そう言いながら人の流れを描き分ける

「あ?」

「お?ぴったし!」

「言っているでしょう?初めは護衛を付けてくださいって」

「いいじゃん!魁君が助けてくれるんだから!」

「遅いんですよ!はぁ…」

そこにいるのは、我がパートナー

文月加奈、そしてその友人である熱田 圭一(あつだ けいいち)と西織依織がいた

「涼月くん?」

「西織様。直ぐに鎮圧させていただきますね」

「へ?え?け、敬語?」

そりゃそうだろう

昨日までそこそこ親しく話していた友人が、急に敬語に変わっているのだから

とりあえずやる事は、こいつら3人組を片づけるだけだ

「さて、お待たせしました」

「あぁ!?うるっせえ、今お前話してなんか…」

「貴方、裏側の人間と繋がりがありますよね?」

1番大きい男に話しかける

「あ?なんでてめぇなんかに…」

「‘‘涼月‘‘という苗字に、何か心当たりは?」

「…お前まさか!」

「は?涼月って何だよ!兄貴、やっちまいますか?」

「馬鹿!止めろ!」

大男は攻撃を止めるよう叫ぶ

「さて、何かお話が?」

「………」

「まぁでも、現総理の事なら、本人に言ってくれればいいんですがねぇ」

「くっ……」

「いかがですか?」

「……分かった。身を引く」

「そうですか。それでは」

その瞬間、男たちは倒れた

勿論、引くって言って引かせるほどぬるいわけが無いだろう

俺は縄で縛りながら、加奈に言う

「加奈様?」

「もう出来てるよ?」

とやかく言わないのは、仕事だからと分かっているから

そこらへん分かってくれるのは助かる

今年の白西祭の騒ぎはこの程度だ

来年の方が恐ろしいから、まだいいか

そんなこんなで、騒ぎを収めた

なお、この行動と一日中加奈について回ってた事により、何か詮索されるようになったのは、別のお話



ふぅ…

1997年9月14日

夏休みが終わって、浮かれていたみんなの気分が引き締まってきたころ

比較的涼しくなってきたこの時期に、開催される行事

そう、体育祭だ

以前の俺は、中々に動くのが苦手だったせいで、だいぶ苦手だった

だが、今は手加減がカスほどしにくいせいで苦手だ

どちらにせよ、この日は苦手で結構逃げている

ループが始まって、特別な力を手に入れた

その力が運動神経を強化するような力だったせいで、どの競技でも、異常な数値を記録してしまう

という訳で大体40回ちょっとぐらいから、手伝いをして逃れていた

その代わり、少し早く家を出なければならなくなったが……まぁ慣れた

「お疲れ様です」

そう言いながら、生徒会室に入る

そこには会計の加奈しか居なかった

「あれ?他の方々は?」

「みんな外に行ってるよ」

「じゃあ待つしかない?」

「いや、そろそろ熱田君来るから」

「いつも通りね。了解」

そう聞いて、明らかに生徒会会長の席に座る

こういう機会じゃないと座れないからね

ちな、来年は死ぬほど座ることになる

熱田先輩とは、白西祭の出来事から仲良くしてもらっている

彼は体育委員であり、この体育祭の準備も体育委員の仕事だ

まぁ、彼は日本人とは思えないほど身長が高く、ガタイが良い

それに、優希の先輩、同じアメフト部に加入しているらしい

優希いわく

「悪い人ではないし優しいが、暑苦しい」

…だそうだ

その評価に間違いはない

確かに悪い人じゃない

相手の事を考え、優しく、時に厳しく

それに、場を盛り上げる力も持っている

だがしかし……

それを覆い隠すほど暑苦しい

よく言うと超絶熱血だ

その瞬間、扉が勢いよく開かれた

「おお!来ていたか!魁!」

「熱田先輩、朝からお元気で…」

「勿論だ!」

そんなこんなで、俺は熱田先輩について行った

どうもどうも

この前とは比べ物にならないほど簡単に終わりましたね

まぁ、どうせメイン回もありますから!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は十月三十一日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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