第一章ノ第一幕【童話になるべき始まり】
同時投稿の2話です!呼んでください!
「君が始まりなんだよ」
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ふわふわしてる。
暗い。
耳もおかしい。ただひたすらに耳鳴りが続いてる。
「・・・」
当然、声も出ない。
誰もいない。こんな世界でただ一人きり。やだな…
これが死ってやつかなあ。
こわいなあ。
どれだけ悲しんだって、どれだけ辛くたって、何も出来ない。
ポタ。
「・・・・・・っ」
後どれだけ続くのかな。出来るなら早く転生したいよ。
「・・・・・・っと」
またコーヒーを飲みたいよ。生きたあの温かみをまた感じたいよ。
まだ、生きたかったよ!
バッ!!
思い出すと、その時私は目が覚めた。
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上を見れば広大な銀河が広がっている。
青く光る星、白く光る星、赤く光る星。
横を見渡せば美しい湖や森林、高層ビルが見える。
ここが天国かと思うほどに美しい景色そこにが広がっている。
そう、私は我が家で死んだ。
実感が湧かない。
私からすると死んで数分程度しか経っていないような感覚。まだあの痛みも覚えてる。
うぅ。鳥肌が立っちゃう。
なんだろう、さっきから様子がおかしい。
本当にここが天国なの?何か変。
「うわぁ!」驚く声
「バタン」気絶する音。
「ふむふむ」研究の価値ありとかおもってそうな人。
そして美少女。
普通に他に人がいる…
天国って、もっとなんか、こう。天使?とかそういう奴じゃ無いの?
それに花畑のような景色でも無い。
言うのが2度目になるけど、上に銀河が広がっている。まるで地球みたいに。いや違うな。なんか違う。
それとまずまず、なんで高層ビルが立ってる?
取り敢えず話を聞いてみよう。
「すみませn((」
「死体が喋っだぁぁ!」
何突然。死体が喋った?失礼だなぁ。
本当何が起こってるの。
ここが天国なら天国もそこまでなのかなぁ…
そんな場面から目を背けようと、ふと、高層ビルの方向を向き、ビルのガラスで薄く見える私を見た。
見てみれば仰天。
そこまで驚かれると気になるのも仕方がない。
そこで私は気づいた。
私は全くの別人になっていた。
その鏡には胸から血を流して、ぽけっとした顔で私を見る、知らない誰かがそこにいた。
「誰?」自分を見つめながら言った。
そう言う事ね…
まぁ、まだ生きれるって考えたら…
そう、私多分異世界転生しちゃった。
*****
「こんなことあり得ない…」
そこにいる医師らしきひとが呟き、他の3人もうんうんと頷く。
さっきの「死体が生き返っだぁぁ!」の真意を探るべく、偶然こちらを見ていた美少女に「今ってどう言う状況?」と質問した。
「えっ?」とでも言いたそうな表情をしてるけど、今は私の方が困惑してるわ!
「まず、なんでアンタ動いてるの…?」
「私の方が知りたいに決まってるじゃん!」
「あ、確かにそうだね」
やっと状況を知れそう。
「えーと。起きてすぐ言われてびっくりだと思うんだけど、さっきまでアンタは死んでたの」
死んで…た?どゆこと?
「それも殺人っぽくて。どういう風に死んでたかって言ったら、胸をグサリと。かなり残酷な死に方してたの。そしたらアンタがヒョイっと起き上がって…何事かと思ったよ」
つまり、私は死んだ誰かの体に中身だけ入った状態って事なのかな?
だとしたら私は誰?
でも、今は関係ないかな。
というか、殺人と言ってたからにはこの人達は警察官みたいな人達なのかな?
「それじゃあ、取り敢えず一旦、それぞれ何の人か教えてもらえます?」
こくり、こくり、こくりと順に皆んな頷く。
「私はこの星の治安を守る存在、警察官です」
さっき、驚いてた人ね…
死体がしゃべったぁ…なんか、警察官が言ったって思うと、ふはは。
ん、星の治安?街の治安じゃ無くて?
考える間も無く、次の人が自己紹介をする。
「私は医者です。以上、もう言葉はいらないですよね。」
すっごい真面目そうな男性。特に何も語れない。
「えーっと。私は…」
わー、ロリっ娘だ〜。さっき気絶してたなー。
「私は、星間警察官…歳は650…くらいだったはず…」
恥ずかしがっててかわい
え650?
650?
え、え、え、おばぁちゃん?
初めて見た。合法ロリ(←成人女性が言ってます)
理解が追いつかない…。つまり、どういう事?
人間?
「ウチは探偵!」
困惑してる中でもう1人の人、さっきの美少女が口を開いた。
探偵なのね…
これってラノベと言うか推理小説の展開じゃない?
そうそう、ここからはお決まりの推理パート...
「ここはもうお開きにしねぇか?」と最初の男の警察官が言う。
え'"え"い、良いタイミング!
そして、事は進み。また後日に集まり話し合う事になった。
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第一章 後ろの正面だーれ?
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そして時は進んだ。かと言っても日は変わってないけれど。
実はさっきの美少女と一緒にいる。
だけど、まだほとんど何も話してないな…
「で、早速なんだけど、君は誰?」
私は隣の探偵少女に質問した。
から元気で絞り出した私の声を感じ取ったのか、その少女は少し間を開けた。
桃髪なびく、アニメ風美少女で、女の私としても可愛いと思う。
その探偵少女は、呼ばれて来た探偵ではないらしく、この星、観光都市惑星「グラニル」という星の観光していた途中、迷子になってしまい路地裏に迷い込んで、そこで偶然、私が死んでるところを見つけたらしい。ん、まって
観光……惑星…?
で、さっきの質問の答えはこれ
「ウチぃ?うーん、さっきも言った通り探偵!
【銀河探偵!アスランタ探偵団〜どんな依頼も解いてみせます〜】のうちの1人!その名は」
と言った後、その探偵少女は少し言葉を詰まらせた。
「そこ名は?」
「ルナ・ルシラータって言うの…えへへ」
名前を言う姿はどこか小恥ずかしそうで、だけど実際は自分な名前を言うのをずっと楽しみにしていそうな。見た目相応の動きだった。
「あんたは?」
聞き返され少し困った。普通に前世の名前を言えば?と普通は思うけど、異世界転生系でそういうのは御法度。もし何かあったら…
人体実験に使われたり…
うん、やめとこう。
じゃあ、どうしようかな…ただ適当に付けるのもなんとなく良く無い気がする。ちゃんと、私らしいストーリーを感じれる様な。
かと言って、相手は初対面。少しくらい適当でいいかな、と思う気持ちも正直ある。これから、どう関わっていくのかも分からないからなあ。
私はその時、生前に好きだった花を思い出した。
ダリア。
その時、私の脳裏に一つの名が降り立った。
そう、私は出涸らしのダリア。
「デリア…」
なんだか、厨二病みたいだな…
いや、やっぱり前世の名を使おう。
何かと便利だろうし。
私が悩んでいても時は過ぎる。待ってる時間はルナ・ルシラータさんに迷惑じゃ無いだろうか。
もういい。そのままの名でいよう。
「私は…」
「デリア…デリアって言うの。素敵な名前じゃん!」
そして、私の名前はこの瞬間からデリアとなった。
ルナ・ルシラータさんに褒められた。
満更でも無い気持ちになっちゃったな。
「あっそうそう。君、行く当てないでしょ」
「うん。まあそうかな」
確かに今の私には職やお金は当然、住める場所も無い。一体どうすればいいのか。
「探偵事務所にくる?ちょっとの間くらいなら住まわせてあげない事もないよ」
………
まじぃ
「ほんとにいいんですか、ルナ・ルシラータさん…」
なんだかさっきから何度も助けてくれる。
もはや怖いくらい。
「いいのいいの、もはや大歓迎。じゃあ行こ!」
ルナ・ルシラータさんは私の手を取り歩き出した。
力強く、そして優しく。
まだ何も知らない私にこの世界を見せてくれている。
まだ踏みしめてない地面。まだまだ慣れないな。
初めて話しかけてくれた君と、まだ何も出来てない私。その2人がこの場にはいた。
ああ、私はこの世界でもやっていけるだろうか。
*****
手を取られ共に歩く中で色々気づいた。
まず、この世界はどうやらよく想像する様な異世界とは違ったものらしい。
大体皆が想像するのは、中世ヨーロッパの様な場所であまり発展していない世界だと思う。私も異世界そういう場所って思ってたし。だがここは違う。どちらかと言えば、前の地球の現代から近未来にかけての世界みたいな感じで。
この世界は発展している。それも地球の何倍も。私のいた地球では宇宙へ行ける人なんて世界に数十人くらい。だけど、この世界の宇宙には数え切れないほどこ宇宙船が飛んでいる。そう、この世界は宇宙に行ける、誰でも。
そしてルナ・ルシラータさんと話して歴史についてもほんの少しだけ教えてもらった。
まず前提として、この世界の暦は少し違う。元いた世界の暦だと、日本でも採用されていた西暦。太陽暦。太陰暦。他にもたくさんある。だいたい、それぞれの国で使う暦は違う。
そして、この世界は、銀河共通の暦をつかう。
「銀河暦」
なんと言うかそのまんまだね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
約4億3500万年前、ある星が銀河戦争を始めた。
その戦争では天文学的な数の星が壊滅し、数多くの文明が消滅し、数多くの犠牲を払った。
そんな中、ある1人の女が手を天に掲げた。その女はこれからの宇宙の存命の為にはどうすべきかを全ての人に伝えた。実際にその女が言った通り事は進み、宇宙は生き残った。
その戦争が締結し、銀河、そして宇宙に安寧が訪れたこと。そのことを記念し各銀河の首が話し合い、銀河暦が生まれた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ルナ・ルシラータさん曰く、そんな感じらしい。
つまり今は銀河暦4億3500万年…
えぐぅ。
さっきから見る看板にも、おすすめ観光惑星の欄などがあってその時はめっちゃ驚いた。
だけどこういうのも良いかもしれない。新感覚で。
「そういやアンタ。ウチの事さっきからフルネームさん付けで読んでるよね。ルナって呼んでくれていいよ。そっちの方が雰囲気いいし」
うん、この子人との付き合い方上手いんだろうな。
「じゃあ私の事は、デリアって呼んでね。」
「わかったよ、デリア」
どこが目的地かも分からぬまま道を進んだ。
余談だけど。途中でありえない程興味深い話をした。
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「ねぇ〜。デリアって私達の船に乗るんでしょ。なら、知っておくべき事があるんだよ。」
「なに?」
ルナの方を見ると、私の顔を覗き込むような視線でニヤけ続けている。
少しばかりは期待に胸を膨らませてみたのだけど、今の私にとってはどんな話でも辛くぶつかる壁のようなモノにしかならない。
そして私は、答えを待った。
「実は私達の船にはね、特別な飲み物があるの」
「………へぇ。どんな飲み物だい?」
飲み物か。コーヒーだったらいいんだけどなぁ。
きっとそんな訳では無かろうと思う。なぜなら、ここまでの道のりは、決して田舎ではなく。私にとって大都会と感じるくらい。なのに私は一度もコーヒー及びカフェすら見ていない。だからこそ、きっとない。
あり得ない。うん。
「その飲み物は、ほんとに香りがいいの!」
う……ん………?
香りがいいって…もしかして。
いやいやいや、無い無い。香りがいいって言ったらコーヒーだけども…これまで読んできた異世界小説でコーヒーなんて出てきたか?出てきてないよなぁ。うん。
絶対ないない。
「そしてね黒いの!」
「え?」
瞬時、私の脳には電撃が走りかけた。
だがしかぁし、コーヒーだと暫定するにはまだ早い。コーラっていう可能性もある。コーラも香りがよくて、黒い。
いや、コーラが異世界にある?
それはそれで変だよね。
「でね、それは苦いの!」
……確定演出きた。
これはもう確実にコーヒー。そうだ、そうに決まってる。
「よっしゃぁぁぁ!」
「えぇ…デリア、突然どうしたの」
わわわ、ごめんルナ。異世界に来てから、もうコーヒー飲めないと思ってたんだけど、飲めるって思うと感動しちゃって。
もう泣いちゃいそう。
「ん…えっ?!なんで泣いてんの?!デリア」
どうやら、私はいい異世界生活を楽しめそう。
数分後、私は泣き止んだ。
コーヒーを飲めるという嬉しさと、もう地球には戻れないという悲しみが入り混じった涙は、どうもすぐ止んでしまった。
「デリア、さっきの話の続きするけどいい?」
「当たり前でしょ!ほらほらどうぞ!」
「勢いよ…。じゃあ話すね」
ああ楽しみ。コーヒーの原産はどこだろう。この世界で言ったら、原産星?になるのかな。じゃあ、あれはどうだ。ミルとかドリッパーとかどのメーカーだろうな〜。当たり前に知らないと思うけど。それもまた新しい開拓ってもの。
ルナはゆっくりと口を開き、一言一言を丁寧に伝えた。喋り方もゆっくりで、ワクワクしてしまう
「その飲み物の名前は、コーヒリテっていうの!」
「コーヒリテ?何それ」
コーヒーじゃなかっただと?!
いやでも、さっきの特徴は確実にコーヒーの特徴だった。絶対にコーヒー。そのはず。
そして、ルナは更に話を続けた。
「そのコーヒリテって、元は豆でそれを煎れ、粉にして、お湯で淹れるんだ。なんか、その飲み物は私の事務所と、豆を仕入れている星だけの固有名詞らしい」
いやもう、それは。
確実に。
100%。
「やったー!またコーヒーが飲める!!!」
「ちょっとデリア、何叫んでんの?!」
うおおおお。と喜びの感情を息に吹き込み叫ばせる。嬉しい気持ちに心満たされ喜ぶ。
「あぁ、良かった」と、心の底からの声が出た。
「そんなに喜ばれるとは…」
当たり前に決まってる。今、私はとてつもなくルナに感謝している。コーヒーにまた巡り合わせてくれたんだから。
「善は急げ!だよ。さあ行こう!」
「ちよっ、そんなにコーヒリテが楽しみなの?」
笑いながら私の後を追いかけるルナ。私自身、誰がどう見ても、死んですぐとは思えないほど幸せそうに見えてしまうだろう。
アッハ!ハッハッハ!
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「デリア、この船こそが私達の事務所だよ!」
銀河という名の大きな川の上に浮かぶ一艘の古い船。どう見ても事務所には見えないほどガタが来ていそうな。
「ここが…その、ルナの言う。事務所?」
「うん、そうだよ。何かおかしい?」
「いや、何も…」
あれ?
これって事務所なのよね。
側から見ればただの大きなオンボ…ん" 風情のある船じゃん。
宇宙海賊ゴージ○スかっての。そーれ。
「事務所って船なんだね」
「うん、そうだよ。」
「っ…???まぁ分かったよ。ルナ」
私は今どんな顔なんだろう。
私が見ても分かる。ルナが私をからかっているのを。そして、ルナが今吹き出しそうな顔になっているのを。
それと同時に何かをポチポチしてたのも。
「ぷはっは!そりゃ驚くよね!このオンボロ船が事務所なんだよ。笑えるよね。私もなんでこんな船を使ってんのって思ったww。こんなに古い船使う理由は何なの?って」
「っ。よかったぁ!騙されたのかと思って怖かったよ」
「ごめん、ごめん。説明忘れてたんだ!」
2人で何度も何度も船を見て笑った。楽しいなあ。
それにしてもいつ乗れるのかな?さっきからそこにあるだけで、橋もかかってない。乗れ…無いの?
今いる場所から、船との距離は約5メートル。
重力も地球とさほど変わらないから飛んでくのも無理なかんじ。どう乗る?
コーヒーを早く飲みたいから早く乗りたいんだけどなぁ
ガチャ。
「おっキタキタ!やっとだ」喜ぶルナを横目に私は驚き続けてた。
びっくり、橋が降りてきた。何も無いところから。
もしかして、異世界といえばの魔法?
うん、すごいなあ。
「ルナ、遅いぞ。ただの観光じゃなかったのか?ルナと…そして…ん、お前は誰なんだ?」
知らないイケメンが船の扉からこっちを見てる。
「この子は、さっき拾った子!優しい人だから安心して!」「それと、事件に巻き込まれちゃって、探偵してた!」
そのイケメンにも届くような大きな声でルナは話した。
とってもおっきかった。みみがいたい。
「おい、ルナ。その拾った人が耳痛そうにしてる。もっとちっさな声で喋るべきだ」
「んも〜。デリア、そんな声デカかった?」
「う、うん。ちょっとだけ…」
「まあいいや!それじゃ早速船に乗ろうか!」
ルナに手を引かれ、私はその橋を渡った。
ガチャリ。と、扉を開く音と同時に私の目には驚きの景色が広がっていた。
そのオンボロで古そうな船はオンボロじゃなかった。
ラウンジみたいな。そんな景色。
思い出すなぁ。
社会人になる前、免許を取って車を買おうとした時、少し高望みして高級車店に入った。そこのスタッフさんはどんな人でも平等に対応する人で、私にも買うことを誘ってきた。だがしかし、値札を見れば仰天。1200万円以上していた。
えへへ…と場を紛らわすように、そこから逃れようとしていたらスタッフさんもそれを感じ取ったのか休暇できる場所、ラウンジに案内してくれた。
ラウンジにいたのはお金持ちそうな人ばかりで、改めて私は場違いだと感じた。
そんな感じ。そのくらい豪華な内装。この船はオンボロでは無い。豪華客船、そう言うのが正しい場所。
「デリア、驚いたでしょ!『外からはあんなにボロかったのに、なんでこんな豪華なんだ?』ってね」
「図星だわ…その通り…」
「やっぱり」と言い、ニヤニヤとし続けている。どうやら私を揶揄うのが今のルナにとっての愉悦らしい。
「で、コーヒーは?」
最重要事項を聞かなくて何を聞く!ってことでコーヒーをもらおうとした。
「コーヒー…?あっ、コーヒリテの事ね。もう面倒だから、デリアの前でだけコーヒーって言うね」
「クスノキさーん!」
ルナがそう呼んだ。
クスノキさん、人の名前だな。きっと。
コーヒーの専門家だったりするのかな
「ねぇねぇルナ」
小声てコソコソと話しかける。
「なぁに?」
それに応じてルナも小声で返してくれた。
「クスノキさんって誰?」
「あー。クスノキさんはね豆の管理とか淹れ方の指導をするコーヒーの専門家だよ。私が船に乗った時、既に乗ってたから暦は長いよ〜」
つまりつまりつまり。
プ & ロ
というわけ?!
あぁ神様、この世界に飛ばしてくれてありがとうございます。
「あれ、クスノキさん返事がないな。いないのかな」
え…いないの。
うわーーーん!!!
「はて?どうしました、ルナ殿」
「クスノキさん〜!やっと返事してくれた」
「デリア、この人がクスノキさんだよ」
「ん、デリア?なんで立ったまま止まってるの?」
私は、取り乱し過ぎたようです。
落ち着くまでにコーヒーを淹れてもらった。
「ごめん…私、コーヒーのことになると暴走しちゃう…あはは…」
「いやいや、気にしないで。というかもうそろそろだと思うよ、コーヒー?」
コーヒーという慣れない言い方で言ってるから自信無さげ。この子は気遣ってくれてるんだ。
「どうぞ。こちら、本事務所最高級の豆を使ったアスラブランドのホットでございます。そして、こちらはルナ殿特製クッキーでございます。クッキーは冷めていますが、とても美味しいですよ。ではゆっくりとお楽しみくださいませ。」
ほわわわわ!
高級カフェかっての!
ではまずは香りから。
ん"!
まず最初にくるのは豆の純粋な苦いような香りなのだが、その奥にある甘みのようなものをふと感じる。そしてフルーティーな香りも相まって最高な香り〜。
そして一口。
「ゴクリ」
おいしい。ただその一言に尽きる。余計な言葉はいらない。一体なんなのだ、美味しすぎる。ああ神よ、コーヒーの神よ!
「感 謝」
と私が感傷に浸っている間、クスノキさんとルナは笑顔でこっちを見ていた。
そして私はルナに聞いた
「入り口にいたイケメンってなんて人?」
「あー、あいつのことね。あいつの名前は…」
と言おうとしたとき、カフェルームの扉がひらいた。
「俺から言わせてくれ」
あ!さっきのイケメン!
「俺は、鈴龍という名だ。宜しく」
「名前かっこいいな、顔だけじゃ無いのか」
あっ!言葉が出ちゃった
「ちょっとちょっと、デリア心の声漏れてる。かっこいいって直でいってる。ねぇリン。」
「あぁ、そんな言葉うれしくなんか無い//」
「あ"?キモ。というかデリアなんで笑ってるの…」
「わっはっは!そりゃ笑うよ!仲良過ぎでしょ2人」
ルナむすっとした。
「というかデリア、コーヒー…だっけか。早く飲まなきゃ。冷めるよ」
「本当だね。飲むよ」
私がコーヒーが好きなのは、こう言うふうに人と人とを繋げれるからってのもあるんだよな〜。
ごくごく。やっぱりおいしい。
私たちはゆっくりと4人で時を過ごした。
初対面なのに仲良くなれ過ぎやして無いか?まぁ関係ないよね。
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そして私はコーヒーを飲み終わった。
「デリアって、この世界のこと全然知らない…よね」
そうルナからそう言われて大きく驚いた。
その通りだけど。
「ルナさま〜。教えて」
コーヒーでテンションが上がったのか媚びるような言い方に…ちょっとキモいな。
だけど、ルナは自身ありげな表情で頷いた。
そして説明を受けた。
「まず基本的な事から説明してくね・・・」
とてもとても長く続いた。
では私が、簡潔に説明するね。
まず、この世界の住人の約9割はそれぞれ10種のうち一つの能力を使える。それを固有能力と言うらしい。それを持つ人は共通して何かのかけらを持っている。
そしてここが現実味あるところ。能力を持ってない人について。さっきも言った通りマイマジック持ちは人口の9割。そう、残りの1割は何も持っていない。その能力を持ってない人は歴史で差別され続けられたらしい。銀河暦6700年までは。
銀河暦6700年、ある男が旅に出た。仲間との旅の末見つかった、たった一つの宝箱。その中には鍵が入っていたという。キーが入っててなんだと思うよね。私もそう思ってた。
キーを持ってから、能力を持ち始めた。元々持ってなかった能力だから使いこなすのが難しかっただろうな。そう、その男はマイマジックを持ってなかった。そして、キーを手に入れることで力を得た。
これが今ある10種のマイマジックのうちの四つ目のマイマジック。
そこからまた何人かポツポツとキー発見無能力者が増え今に至る。一度生まれたマイマジックは1人だけのものにはならず他にも使える人が増えていく。
だかしかし、最初にキーを見つけた人はそれらの人と比べ物にならない程の力を持っているらしい。そして、不老不死となるらしい
キー所有者は通称 神魔と呼ばれる。
ん?つまりは、元々マイマジックの種類は3つしか無かったってことかな。
キーが見つければ新たな能力が生まれる。
それが意味することはきっと誰でもわかる。
そう、次のキーを探すため皆旅にでた。
キーはどこにあるかなんて分からない。
とまぁ簡単に言うと、今の時代そのキーを手に入れるために皆んな度に出てるってこと。らしい。
と、まぁこんな感じらしい。「詳しくは経験して学んでいって」とのこと。
「疲れた!」説明も疲れるものだよ。とでも言いたげな顔。
「じゃあ、マイマジック持ちな人がキーを見つけたら?」純粋な疑問なんだが、気になって。
「ふーん、そこが気になるのね…」
息を吸い、冷たい息を吐き周りの空気を冷やした。
緊張が走り、こわばった。
質問を間違えた?!
「とりあえず、この世界には限界が存在しないよ!」
ほっと一安心。別に質問は間違ってないようね。
良かった。
*****
「私のマイマジックってなんだろうか」
当然あるでしょう!私にも!能力!だって私異世界転生者!
「確かめる方法あるよ、こってきて!」
行くがまにまに、ある一室に向かった。
大きな壁画のようなものがあり、迫力がある。
「これに触れてみて!」
「分かった…けど」と触れてみてみたら壁画が光り何かが出て来た。それをルナがキャッチした。
「えっ?」
ルナが驚き、動かなくなってる。
何だと思って待っていたらルナが恐る恐る声を出し私に伝えた。
「なんでキーが出てくんの…」
ルナの手の中には古びた鍵があった。
新しいマイマジック………?
近いうちにもう1話投稿します




