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54 感動社員(その1)

手動投稿なのに0:00に!


すごい偶然!

「あー悪いが明日から人が増えるので机の用意をしてくれないか?」


課長からいきなり言われました


「えっ明日からですか?」


そう言うと小さな声で教えてくれました


「中途採用だけど即戦力になる。うち(営業3課)が忙しいから人を廻してくれた」


はなし方から、どうやら訳ありの雰囲気があります


どんな人が来るのかな?





その人は朝、課長と一緒に部屋に入ってきました


見た目30歳くらいでしょうか?


そうすると経験は8年くらい?



皆が営業に出る前に挨拶がありました


「前田です、よろしくお願いします」


あっさり終わりました


見た目も普通


中身も普通


問題は無いようです


気のせいでしょうか




その願いも虚しく、問題は10時過ぎにおきました




挨拶の後、PCの使い方と伝票の入力仕方を一通り教えました


PCの使い方、伝票の入力の仕方、ネットワークの使い方、etc


メモしながら操作して一発で覚えてました


課長が即戦力になると言っていたのが本当だとわかるくらい優秀でした



頼んだ作業がひと段落したような雰囲気です


給湯室で自分のコーヒーを作るついでに、余っているコップにコーヒーを入れて渡しました


「ありがとうございます」


そう言って受け取ってくれました


そしたらいきなり涙ぐみハンカチで目を押さえ始めました


なぜっ?


コップはキレイですよ?


新品同様ですから?


イジメではないですよ?


それとも紅茶派でしたか?


あせっている私に向かって


「驚かして、すみません」


と謝ってくれました


「休憩していいって言ってくれて、コーヒーまで入れてくれたのが嬉しくって泣いちゃいました」




今まで、いったいどんな人生を歩んできたんですか?


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