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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第十一章 ≪地底襲来≫
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#106 変異魔族からの報せ

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昨日は更新できずすみませんでした……!熱出してしまって……寝てました;;



「それで……その。俺は、これからどうすれば……?」


 【聖盾】――改め、彼岸を仲間にした俺だったが、そもそもこのまま【聖盾】を持って行ってしまってもいいのだろうか。

 ずっと地底にあった物のようだけど……宝とかじゃないのだろうか。


「そうですね……私には判断できないので、あとはダイスさんに任せます」

「おいおいレイ殿! なんで丸投げなんだよ……って、そりゃそうか。それは元々こっちのモンだしな」


 ……まあ、ここまで来たら帰ってくる答えは一つだろうけど。

 一応しっかりと言質はとっておかないと、だしな。後で「奪われた」とか言われたらどうしようもないし。


「グレン殿。それ――いや、ソイツを連れて行ってくれ。そして……この地底を救って――」


「――誰かッ! 誰かァッ!!」


 ダイスさんが言葉を言いかけたその瞬間の事だった。

 地底の、さらに地下にあるこの部屋にまで聞こえる大声が聞こえてきたのだ。


「……一体何事じゃ……すぐに向かうぞ!」

「はい!」

「分かりました……!」


 ダイスさんに言われ、俺と榊原さんはすぐに上へと向かって走り出した。




◇◇◇




「――ああッ! ダイス様!」

「お主は……ゼナのとこの! 一体、何があったんじゃ!」


 地上……と言えばいいのか。とにかく、地下室を出ると、ちょうど目の前に一人の男の人がいた。

 いや、彼は人には見えないのだが……どちらかと言えば魔物のような見た目をしていて、少し怖い。


 これがダイスさんや榊原さんが言っていた『変異魔族』……ミュータントという種族なのだろうか。


「榊原さん……この方は……?」

「えっと……この人たちがミュータントっていう魔族の方々なのですが……」


 どうやら、今は説明などしている場合ではなさそうだった。

 榊原さんも、そのミュータントさんの話す言葉に集中したいようだ。


「――何ッ! 魔王軍四天王が、里に攻めてきた……じゃとッ!?」

「はい……単独での襲撃だったため、ゼナ様が【黒斧】を使って対抗していたのですが……やはりゼナ様では力を引き出すことができないようで……」


 【黒斧】……?

 それって、『十大武具』の……。って、そうか! 『聖武具』の近くには必ず『魔武具』があるんだったな……忘れかけていた。


「今の状況は! 被害はどうなっておる!」

「今、ゲレスと名乗る魔王軍四天王の男は、我々魔族に洗脳の力を使って、殺し合いをさせていまして……」

「なんだと……ッ!」

「もう……ミュータントはお終いです……。やはり、こんな姿で生まれてきたときから運命は決まっていたのです……」


 こんな姿、と言ってそのミュータントの男性は自分の身体を見た。

 確かに、彼の様子は見ていられるものでは無かった。


 一言でいえば、『キメラ』と言われるような生き物と呼べるだろう。

 彼は、魔人の持つ普通の人の顔に黒い角の生えた頭と、上半身の半分がタコのようなパーツになっている改造人間のような容姿だった。


「そんなことを言うなこの馬鹿者がッ!」

「で、ですがもうこの地底はあの魔族によって支配されてしまって……やはりもうお終いですよッ!」

「大丈夫じゃ! 今この地底には、救世主様がおるんじゃからッ!」

「救世主、さま……? ああ、そうだ……そういえば『十大武具』を扱えるかもしれないという人間が……」


 ……それって、きっと俺のことなんだろうな……。

 くそ……どこにいても俺はこうなる運命なのだろうか。


 この世界に来てから、結局ほとんど休まった日々を送れたことなんてないんだが……。

 これはもう俺の目標を、『皆を守れるくらい強くなる』から『静かに暮らせる場所を探す』に変えた方がいいかもしれないかもな?


「……もしや、その人間が!」

「あはは……一応、俺がその『十大武具を扱える人間』……なんですかね」

「グレン殿……お願いできますか……?」


 ダイスさんが、俺に弱々しくそう問いかけてくる。

 彼も、少し不安なのだろう。聞いた限りじゃ今まで地底には大きな変化などあまり無かったようだし、今回のような襲撃ならなおさら経験が無いだろうからな。


 それで言えば、俺だってかなり不安だ。

 実際、今の俺には皆を守れるくらいの強さなんて無いし、いっつも桜花やカグラ……それに姉さんたちに窮地は助けてもらっていただけだしな。

 スキルだって、生き延びることに特化した『生存』のスキルと、料理が上手くなる『料理』スキルしか無いしな。


 今までと違うのは、カグラやヘルといった俺の中の神の力が恐らく使えない事。

 そして、姉さんや冥たちの助けが借りられない事。その代わりに、今回は人になった桜花の力が借りられるかもしれない。

 その上で【魔双剣】のルリ・ルナや【聖盾】の彼岸と、新たな力もある。


 もしかしたら、新たな力やスキルなどの能力に目覚める可能性だってあるだろう。


 ……大丈夫。俺なら、今度こそ一人でもやれる。

 魔王軍四天王に……『最弱』と言われた俺でも勝てるって。


「――証明するんだ」


 ――そして、見返してやるんだ。

 俺を見下してきた、あの国の連中に。


「――俺に、任せてください。俺が、ソイツを止めて……ミュータントの皆さんを救ってみせます」




◆◆◆◆◆


 ヒカミグレンの現在の能力値:闘気11(+?)魔力5(+?)

次回更新は明日です!

体調を崩してしまったので、明後日(金曜)とその次の日(土曜)はお休みをいただきます。

よろしくお願いします!


高評価↓↓↓

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