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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第十章 ≪地底世界≫
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#100 精霊共鳴

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次回から新章!



「これが……『十大武具』の一つ、【聖盾】か……!」


 俺はダイスさんたちに案内されて、地底のさらに地下にある部屋へとやってきていた。

 そこは、研究室のような部屋になっていて、恐らく【聖盾】についての研究を榊原さんやそのほかの人たちがやっていたことを想像させた。


「それではグレン殿。早速で悪いが、アレを手に取ってみてくれるか?」

「こちらでロックは解除しておきましたので、紅蓮さんの好きなタイミングでどうぞ!」

「わ、分かりました……」


 【聖盾】は大きなカプセルのような装置の中に収められていて、そこで神々しい輝きを放っていた。

 榊原さんがロックを解除したと言っていたが、カプセル型装置の正面は大きな音を立てて横にスライドして開いていったのだ。


 これで、俺の手に取れるわけだが……。


「…………」

「グレン殿。どうかしたのかい?」

「いや……その……」


 実を言うと怖かったのだ。

 それは、つい先程の出来事でもあった俺と魔王の戦いが原因だった。


 目新しいことが起こり過ぎて、まるで何日も経っているかのような感覚だったが、事実は違う。

 俺はさっき魔王と戦って、そして殺されかけたんだ。いや――実際には殺されたんだったか。


「……確かに、急なお願い過ぎたかね……」


 俺は素直に、『十大武具』に関わることが怖いと伝えた。

 するとダイスさんは、「大丈夫、気にすんなよ! カカッ!」と笑って俺の背中をバンバンと叩いてくれた。


「まァ、まだまだ時間はあるさ! 焦らずゆっくりやっていこうか」

「そうですね……すみません。ありがとうございます」

「紅蓮さん。あんまり気にしないでくださいね! 私もちょっとテンションが上がって調子に乗っちゃってた部分がありましたから……反省してます」


 そう言って、ダイスさんも榊原さんも俺のことを励ましてくれたが、俺の心中は若干複雑なままだった。

 カグラに教えてもらった『神』関連の話もそうだが、やはりそこに『十大武具』関連の話も乗っかってくることのプレッシャーがすごいのだ。


 確かに俺は、異世界でのチートハーレムなんていう妄想はしていた。憧れてもいた。

 だけど。こうして何か分からない『力』が自分の中にいくつも存在していて、それがこれからさらに増えるかも……なんて考えたら、想像するだけで体が震えてくる。


 『最強』になると誓った。『最弱』から卒業すると覚悟を決めた。

 だけど――


「色々なことが……起こり過ぎだっての……」




◆◆◆◆◆




『無責任に押し付けられ、理不尽に力を求められ……』



 ――ああ、腹立たしい。



『努力すればするほど、才能を持っている人を妬むようになり……』



 ――何故。何故私は。何故、私たちは……。



『壁を越えれば、また新たな壁が現れて……』



 ――奴に、裏切られたのだ……?



『彼は、私と同じ匂いがする。かつて、守ることしかできないと呼ばれた、私と――』




◆◆◆◆◆




 俺は、あれから俺用に用意された部屋でぐっすりと眠っていた。

 目が覚めた頃には、窓から差し込む光が消えていた。


 どうやらここは、夜の時間になると必要最低限の量の明かりしか灯さないらしい。

 それは、地上の時間を把握するために設定されているからだと榊原さんは教えてくれた。


「今は……夜って事か」


 あんまり長い時間寝ることは出来なかったが、それでも気分は多少はリフレッシュできただろうか。



「――やっと、起きたのだ?」


「ああ、起きたよ。桜花……」



 俺は寝ぼけ眼をこすりながらそう答えた。


「桜花…………? って、お前起きて――――ッ!?」


 俺は、眠っていた桜花が目覚めていたことに驚いて、声のした方に振り返ってみた。

 のだが……そこには、【聖剣】なはずの桜花は何処にもいなくて。


 代わりにいたのは、とある一人の少女だった。



「――き、君は…………?」



 後ろ姿だけしか見えなかったが、とても綺麗な金髪で、ゴスロリチックなドレスをその身に纏う美少女だった。

 そして、最も重要なのが。



「――おはようなのだ、ぐれん!」



 そう。その美少女の声が、桜花の物だったという事なのだ。

次回は明日更新!よろしくお願いします~~~

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