表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/88

53話

 武司達は受け付けで手続きをし代表者を武司にして地下へと階段を降りていく。壁にはランタンがいくつも吊り下げられていて辺りを照らしている。意外に明るい。色あせた階段を一歩進むごとに足音が響いた。進行方向から涼しい風が吹き付けてくる。階段が終了した。ついに地下一階のフロアに降り立ったのだ。松明が点在している。煌々と燃える木々はパチパチと爆ぜている。その部屋の真ん中には赤い金属製の鎧を着た男が立っていた。その男は武司達を見ると笑みを零し


「お、今日五人目の挑戦者か。次は負けないぜ!」


 武司は髭面の地下一階の守り人を観察しながら質問した。


「あんたを倒したらいいのか?」


 髭面の男は額に青筋を浮かべながら返答する。


「そうだぜ坊主。俺はリット……鎧も着てないとはコロシアムを嘗めてるな」


 武司は端的に喋った。


「なら俺が相手だ」


 武司は走り現牙で作り上げた青みを帯びた剣で切り付けた。このフロアの番人は自分の身長程ある槍で防いで流す。けたたましい金属音が反響した。武司に迫る槍による突き。武司は着地の際にバランスを崩し負傷した。相手の突きで腹を刺されたのだ。リットの槍から鮮血が滴る。武司の腹部も痛ましい状況をていしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ