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52話

 コロシアムの各階にはモンスターや戦士が居てそいつらを倒せば賞金が貰えるシステムだった。コロシアムの傍までやって来た三人。


(サーズは火龍との一騎打ちを願い出た。火龍は蛇のような巨体をうねらせ尊大な態度で言葉を発した。


「いいだろう……人間の少年よ……万が一そなたが勝利を収めたなら我が涙をくれてやろうぞ!」


 上部が崩れ落ち太陽のさんさんとした光りが差し込む洞窟。そこで両者はヒラヒラと舞い踊るかのように落下してきた葉っぱを見つめた。その落ち葉が地面に到達すると少年と火龍は同時に動いた。それが開戦の狼煙だったかのように……)


『武司さん……読書に夢中になりすぎです。コロシアムに着きましたよ』


 武司は本から顔を上げ


「あ、ごめんごめん」


 コロシアムの外観は小さい城のようだった。四角い石が積まれて出来ている。頂上は鋭角に尖っていてバルコニーから赤い字で「挑戦者求む」と書かれた布製の垂れ幕がかかっている。木製の橋を渡り二つの扉を押し開く。中には奥に受け付けと地下への階段があり左手の壁に木製のランキングがあった。一位から十位までの挑戦者の名前と何回まで到達したか書かれている。


「最高は地下百二階か……燃えてきたぜ!」

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