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47話

 武司は特大の白いシーツに包まれたベットの上で目を覚ました。周りに視野を動かすと武司は現状に驚嘆した。なぜならそこは武司にとって楽園と感じられたからだ。数十人の美女達が裸エプロン姿で佇んでいた。ある者はベットに横になり、またある者はワイングラスに入ったお酒をちょびちょび嚥下していた。武司は柔らかいひざ枕状態で寝返りをうった。こんな顔のパーツが整ったグラマーな女達はなかなかお目にかかれない。熟達した人形作りが丹精込めて作り上げたフランス人形のようだ。この部屋には女達が放つ甘美な臭いが充満していた。武司は今までの苦労が報われた気がした。最高の気分になった。作者の困難な展開にもめげずよくやったと武司は自画自賛した。


「武司様覚醒されましたか?」


 赤い髪の毛の巨乳の女が武司の頭上から尋ねた。エプロンを豊満なバストが盛り上げている。武司はその美女をぼーっとみつめた。美しい。極めて優れた外見だ。しかしなぜ皆マニアックな裸の上にエプロン姿なのだろうかと武司は訝しった。いや女達のセクシーな姿は目の保養になって大変いいのだが。武司は興奮していたがどこか達観していた。武司は危惧する部分を口にした。


「作者がタケノコなのにこんなおいしい展開があるはずがない! なんか恐くなってきたぞ!」

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