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祭 音頭の音頭2  作者: カシギ
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19/22

マジカル・フォース結成?

そして日曜日当日、


「さぁ、いよいよ僕達の魔法デビューだね」


ノリノリの音頭である。


「ああ、それに演劇部の部長には感謝しないとな、こんなしっかりとした衣装を貸してくれたんだから」


音頭、屋台、立花、葵はそれぞれがまさに[魔法使い]というコスプレをしている、


「ホントね、流石にサイズがピッタリって訳にはいかなかったけど、フフ、音兄ちゃんはブカブカで屋台君はピッチリだよ、ネ、葵会長」


立花は葵に話を振ったが葵は


「・・・」


「どぉしたんですか、葵会長、お腹でもいたいんですか?」


音頭がわざとらしく聞く、


「アンタタチ、確かにアタイは[魔法少女アオイちゃんだよ~]とかって言いたいとは言ったけど、けど!」


ちなみに葵の格好はとんがりボウシにマント、右手には先端が星のマジカルステッキ、そしてワンピースなのだが、丈がちょっと短い、一応黒いストッキングは履いているが、


「正直、目のやり場に困る」


「やっちゃん、ここはしっかり見てあげて目の保養でしょう」


屋台と音頭がそれぞれの感想を言うが、


「音兄ちゃん」


立花の冷たい視線が刺さる、


「ハハハ、まぁ、いいじゃないか、葵会長も念願の魔法少女になれたんだから」


笑ってごまかす音頭である、


「唯一服がピッタリだったのは立花ちゃんだけだったもんね、フリフリ魔法少女って表現がピッタリかな」


「ありがと、屋台君、でも屋台君はピッチリ過ぎて、魔法使いと言うより武道家みたいだけどね、音兄ちゃんの方が魔法使いっぽいよね」


そろそろ時間が迫っている、立花がステッキとマイク、屋台が両手にマラカス、音頭はトライアングル、葵はステッキとヘッドレスタンバリン、


「いきなり言い出したことなのに、音兄ちゃんも屋台君もありがとね」


「何も問題ないさ、むしろもっともっと何でも言ってくれていいよ」


「ああ、音頭の言うとおりだ、立花ちゃんの頼みならどんな無理でも無茶でも、ドンとコイだよ」


二人の答えに立花は胸が熱くなるのを感じていた、


「葵会長もありがとうございます、最初に会った時はまさか一緒にやれるなんて思ってませんでした」


立花は改めて葵に頭を下げたが


「礼を言いたいのはアタイの方だよ、やりたかったことがなかなか出来なかった、自分でも踏み出すことが出来なかった、それを無理やり引っ張ってくれたことに感謝だよ」


「葵会長」


「でも改まって礼を言うのは、この演奏会が終わってからサね、さぁ、立花ちゃん、祭君、夜空君、良い演奏会にしよう」


「よし、りっちゃん、チビッ子達も集まってるよ」


日曜日、来れる子達だけと言ったが30人位は居るだろうか?、幼等部の校庭での演奏である、


「よし」


立花が気合いを入れるよう、そして皆に


「オド、ヤイ、アオイ、いっくよ~」

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