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第一回定規バトル(さしバトル)大会開幕!

高校生活はやっぱ青春を全力で楽しまなきゃ楽しくないっしょ!

自習中。

普通の高校生なら静かに課題を進める時間だ。


だが、東雲タイガは違った。


「第一回定規バトル(さしバトル)大会開始を宣言する!!」


「何言ってるんだよ、自習中だぞ静かにしろ」


俺――神崎ハル。

県立青葉高校に通う、ごく普通の高校生だ。

……少なくとも、友達以外は。


「タイガ......お前、今自習中だぞ」


ゴンッーー

レイが無言で机をくっつける音が響く。


机をくっつけフィールドを作り出したのは


黒瀬レイ。

いつも冷静で、無駄なことにだけ本気を出すバカである。


「定規バトルってルールに地域差があるよなぁ~」

「確かにな、そこのところはやりながら確認していったほうがフェアじゃないか?」

「いや、自習中だぞ?」


そういいタイガは定規を出し、レイは定規とネームペンを出す


「お前、ネームペンとか何に使うんだよ(笑)」

「お前こそどうやって定規をはじくんだよ」

「いやいや、指だろ」

「指とかルーキーかよ(笑)」


教室の各所からいろいろな地域のルールが聞こえてくる


「え、指じゃないの?」

「ネームペンだろ普通」


クラス全体でも議論が始まる


「結局どうすんだよ」

「それはハルに決めてもらった方が平等だし喧嘩にならくてよくないか?」

「は?俺自習したいんだけど」

「早く決めろよ」

「早く決めてください」


タイガとレイがせかす


「弾くならネームペン使えばいいんじゃない?」


俺は興味ないので適当に答える


「なら、そうしましょう」


タイガはしぶしぶネームペンを出し、俺は勉強にもどる


ーー数分後

あぁぁぁぁぁぁ!?


聞き覚えのある叫び声が教室に響く


「うるせぇよ!」


俺は思わずツッコム


「レイの定規が俺の定規に乗ったんだよ!」

「これで私の勝ちですね」

「いやいや、俺が三回以内に抜け出せれば再開だろ」


またもやクラスのいたるところからも聞こえてくる


「俺のところでは乗ったら即負けだったけどなぁ」


二人がまたこっちを見つめてくる


「はいはい、わかったよ。俺の地域では三回以内に抜け出せれば再開だったよ」

「そうだよな!」


タイガは希望に満ち溢れた目に戻る


「しかし、角度、重量、机との摩擦、教室の湿度を考えると、タイガが抜け出せる確率は約1.5%」

「やってみるしかないだろ!」


1回目

タイガのネームペンはタイガの定規をかする


「くそっ、でもまだ二回ある!」

「いやいや、やはり無理ですよ」

「お前ら先生戻ってきても知らんぞ」


2回目

タイガのネームペンはまたもや定規を少ししか動かせない


「くそ、またかよ......」

「あと一回ですよ、タイガ」


クラス全員の目線が一気に集まる


3回目

タイガのネームペンは正確に定規をとらえる


「よしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」


クラスは歓喜に包まれる


「な、なに!俺の計算は間違ってないはず」

「ようやく課題終わった......って、まだやってんのかよ」


俺は自習でやるように言われていた課題を終わらせ定規バトルを見届ける


すると、クラスの男子数人も参加したいという声がきこえる


「参加したい奴は定規とネームペンを持ってこの試合が終わるのを待っとけ!」


そういいタイガは力任せに定規をはじきレイの定規にぶつける


「これはもらったぁぁぁぁ!!!!」

「弾かれてもネームペンですくいあえれば復活というローカルルールが!」

「そして、この角度、速度、回転、入射角は約35°......」


そういいレイは定規にネームペンを当てる


クラス全員が定規の行方を見届ける


ガラガラガラーー

コツン


扉の開く音が響き渡り、人と物が当たる音が響く


「誰だ?」


先生はそう言いクラス全員の目線の先をたどるとネームペンを持っているレイと

ネームペンと定規を机の上に置いているタイガに行き着く


「とりあえず定規は没収」

「タイガとレイだけか?」


よし、やっぱりこいつらだけだよな


そう思い安心しきっていると


先生は近くにいた俺と目が合う


「ハルもか......」

「三人は放課後職員室な」


「俺も?!」


こうして、第一回定規バトル(さしバトル)大会は幕を閉じた

木陰での約束を完結させるときにシリアスはもうやりきったからギャグ系をやりたくて書いてみました!

新しいシリーズ「俺たち、今日も無駄に全力です。」はおバカ高校生達が全力でバカな青春を楽しむ物語ですので是非笑いながら見届けてくれるとうれしいです。

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