番外編5
俺ブチギレ編1
客がピンで来た…
(1人)
もう出来上がっていたが…普通に案内した。時間は0時を周っている。
酔っ払っているがまあまあ使ってくれて延長も入った!
しかも店が暇で客が居なかった…2回目の延長を聞きに行った時に…事件が起きた…
『お客様そろそろ御時間になりますが、御延長如何でしょうか?』
客「帰る。」
かなり出来上がってるな…
『有難う御座いました。※※※円になります』
客「ん?あぁ?払ったのにまた払うのか?」
いきなり胸ぐら掴んで来た!
こりゃ何言っても無駄だな…こいつは絶対に暴れる!
『澤!上からショウさんとオーさん連れて来い!』
たまたまショウさんとオーさんが居たのだ!でも…何故俺が2人を呼んだのか…
相手は180cm以上でかなり体格が良い!
しかも手を出したら不味いので一方的に殺られるしかない!
警察が来るまでの時間稼ぎが欲しかったのだ!
澤が止めたら殴られて歯が抜けても困る!残り少ない歯だ…
『おい!放せよ!何考えてんだてめー!』
客「………」
いきなり殴り掛かって来た!
俺は避けたが、澤なら歯が抜けていただろう!
ここでショウさんとオーさんが登場!
ショウさん「何してんだ!」
押さえ付けたが吹っ飛ばされた…
オーさんは警察に電話して澤は女の子達に被害が出ないように送りに出た!
客は俺しか見てない…
俺が標的だな…
客がテーブルを持ち上げて俺に投げて来た!
!?
避けたら壁に穴が空く!
食らうしかない…
…
だが…
流石野球好き…
キャッチした!
キャッチした俺もマジでビックリ!
澤なら食らっていたか、避けていたかどちらかだったな…
こりゃ警察来るまで骨が折れそうだ…
するとショウさんがキレて助走つけて飛び蹴りした!
!?
手出して良いのかよ!
出して言いなら出すけど?
オーさんは何処にいる?
…
…遠くから見てるだけかよ…
マジでうぜぇ…
客は飛び蹴りがいい所に入り倒れていた!
そこに…やっと…警察が来た!
でもそれと同時にまた暴れ出した!
またかよ!
でも今度の相手は警察だ!
最初は2人ほどしか警察官が居なかったが、みるみる警察官が増えていき最終的には6人ほどになっていた!
客は状況が分かったのか…落ち着いてきて押さえ付けなくても暴れなかった…が…
スルスルーっと俺に近付いて来て…
…
…
…
また殴り掛かってきた!
俺も避けたが…
避けた方向が不味かった…
テーブルがあったのだ!
それで…そのまま殴られた…
次の瞬間…警察より先に動いたショウさんが客を殴った!
直ぐに警察官に押さえ付けられて泡を吹きながら
客「放せよ!」
など叫んでいた!
警察の前で殴ってもショウさんは怒られなかった。
だったら殴り返せば良かったよ…
『まだお金貰ってないんですけど…』
警察官は客の財布を出して金を払ってくれた!
それもありなのかよ!
その後…客は手錠を掛けられてワゴン車に放り投げられていた…
次の日…
暴れた客から謝りの電話が掛かって来て、ず〜っと謝っていた…
もう2度と来るなと伝えて電話を切った。
なんか…俺…殴られ損かよ…
オーさん伝説編
短い話を何個かします。
まだトツが居た頃の話…
たまたま100均に行く予定があったのでオニキスにも寄って買い物があるか聞いてみた!
『100均行きますけど何か買って来ますか?』
オーさん「じゃーあそこに掛かってるサイズのフェイスタオル10枚買って来て!」
『分かりました!』
買い物も終わりタオルを届けにオニキスに行った!
『買って来ました!』
オーさん「見せてみろ…おい!てめー何買って来てんだよ!」
????
オーさん「これバスタオルじゃねーか!見てみろよ!」
そう言って渡されたのは…フェイスタオルだった…
『これフェイスタオルですよ?』
オーさん「あそこのタオルと比べてみろ!」
比べてみたら…
幅は同じ…
長さが…10cmぐらい長かった。
『フェイスタオルじゃないですか?』
オーさん「これをバスタオルって言うんだよ!」
『はあ?これはフェイスタオルですよ!』
オーさん「おい!トツ!これバスタオルだろ?」
トツ「バスタオルです!」
トツ…頭のネジが飛んだのか?
『あ〜そうですか…じゃーこれからオーさんの前だけこれをバスタオルって言いますよ!フェイスタオルですけどね!』
オーさん「そうしろ!」
本当に頭のネジが吹っ飛んでる奴だ…
〜伝説2〜
仕事が終わったのが朝で疲れていたので…直ぐに寝た…
…
…
電話が鳴ってる…
オーさんからだ…
『もしもし…』
オーさん「てめー!3コール以内に電話出ろよ!」
『はぃ?じゃー次から出れる時だけ出ますよ!で…何の用ですか?』
オーさん「今からパチンコ屋並ぼうぜ!」
まだそんな時間かよ!
寝たばかりだって!
『悪いですけど今日は行きません。』
お前もこの商売していたら分かんだろが!夜行性にとって朝は夜中だろーが!
俺ブチギレ編2
3人組の客が来た…
ヤクザっぽい客だったが普通に案内した…
なんか…普通に案内ばかりしてるな…
それに…こういう客はやっぱり金を使う…金を使えば偉いとでも思ってるのか?
延長もして…
まあまあ金を落とした!
たまたまエーちゃんも付いていた。
2回目の延長は入らなくて客が帰る時事件が起きた…
女の子達は出口まで送るのだが…
ここで1番偉そうな客が俺の目の前で…
エーちゃんの胸を揉んだ!
流石にブチギレたね…
書いてる今も気分が悪い…
『おい!何してんだコラァ!』
客「何だとこの野郎!」
『てめーだよ!馬鹿かお前?』
客「やんのか?上等だ!」
『てめーが喧嘩売ってんだろうが!』
ここで客が…
客「俺は○○だぞ?○○舐めんなよ!」
※○○は書けません。
こいつ○○だったのか…でも俺は引けないよ!嫁が目の前で胸揉まれたんだぞ!
『だから何だよ!んなもん関係ねーんだよ!』
世の中には引かない奴もいる…
すると態度が変わった…
客「ほう…ここのバックは何処だ?××か?今直ぐ呼び出せ!」
『馬鹿か?なんなら警察の方が都合いいんじゃねーのか?呼んでやってもいいぞ?』
客「下っ端にゃ用はねぇーんだよ!」
『俺がこの店の責任者だ!何処見てんだよ!』
この客の連れは何気に常連で間に入ってきた!
客2「まあまあ兄さん!とりあえず帰りましょうよ!このままじゃお互い痛いですって!」
『帰るんならさっさと帰れよ!邪魔なんだよ!』
客「なんだと〜!」
『聞こえねえのか?2度とくんな!』
客2「さあ…帰りましょう!」
客「2度と来るか!ボケ!」
『馬鹿か?お前は出禁だよ!』
流石に自分の嫁が目の前で胸揉まれてキレない奴が何処にいんだよ!
でも…世の中広いから居るかもしれないけどね…
面接編
キャバクラで働いていて1番楽しいのは…面接だ!たまにおかしい奴も来る…そんなお話。
面接するにあたって、必ず聞く事は
『風俗で働きませんか?』
と言う事。これはグループで決まっている。
〜その1〜
20代半ばの女性
『初めまして!チューリップ店長のふくと申します!宜しく御願いします!』
女「宜しく御願いします。」
ここで履歴書に目を通す。
『接客業は初めてですか?』
女「はい。」
逆に未経験のほうが話しやすい。
『お金はどのくらいほしいの?』
女「貰えれば貰えるほど嬉しいです。」
『借金か何かあるの?』
女「特にありません。」
『なんで接客業してみようと思ったの?』
女「何ででしょう?分かりません…」
天然だな…
『接客業って言っても色々あるんですよ。風俗〜飲み屋までうちのグループはあります。勿論業種によって給料も大幅に違いますし、仕事内容も違います。別の接客業のお話に興味ありますか?もし良かったら詳しく説明させてください。』
女「どっちの方が給料いいですか?」
『別の接客業の方かな。』
女「じゃ〜そっちで!」
!?
早!
こいつ金に困ってるな?
ま〜俺の役目はここまでだ…
『じゃ〜今から他の面接官呼びますので、お待ち頂けますか?』
ショウさんに速攻電話して迎えに来てもらった。
結局…その日は体験入店して次の日からレギュラーで働く事になった…
だったら最初から風俗の面接に行けば良いのに…
未経験だったから分らなかったのかな…
…いや…多分お金に困っていたんだろう…
面接編2
澤に駅の前まで迎えに行かせた。
戻ってきた澤は俺に目で合図している…
女の子は…可愛くないみたいだ…
女の子登場!
………
アウトだ…体型が中肉中背じゃない…キャバクラで働ける限界を超えている…
『初めまして!チューリップ店長のふくと申します。』
女「宜しく御願いします。」
気を持たせる発言は駄目だ…逆に可哀相だし…
家が遠い…
『何故チューリップに面接を?』
女「仕事帰りに働きたかったので…」
多分…違うな…
他の店に断られてきたんだな…
『残念ですが、うちのキャバクラではお断りさせて頂きますが、うちのグループには風俗もあります…もし良かったらお話御聞きになりませんか?』
女「やっぱり…駄目ですか…」
『今まで断られてきたんですか?』
女「はい…今まで風俗で働いていたのですが…結婚する事になり風俗を辞めました。」
『でも旦那さんが居るなら昼間の仕事で充分じゃないですか?』
女「夫には借金があるんです…私も昼間の仕事をしているのですが、それでもきつくて…」
なんか…俺みたいな家庭だな…
『どうしても夜の仕事がしたいなら、風俗か…スナックしかないよ。スナックの時給は安いけど普通のアルバイトよりかは給料入るよ。』
「スナックですか…」
『そうだね…あとは自己破産か債務整理したら生活も楽になるよ!俺が経験者だから!』
後は色々説明したが夫が自己破産と債務整理をしたくないらしく、結局知り合いのスナックで働かせて貰う事になった…
普通ならここまでしないけど何か親近感が沸いちゃったんだよね!
最後は何回も御礼をして帰って行きました。




