表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/49

限界2


何でか分からんが、何故か限界が沢山あった…

本当に勘弁してほしい…

そう…


リーとみーちゃんの間に限界が見えて来たのだ…


リー「ふくちゃん…悪いけどみーちゃんと別れたいんだけど…良いかな?」


『良いかな?じゃねーよ!別れたら店も辞めるだろうが!駄目だ!ゆるさん!』


リー「いや…そろそろ限界なんだよね…つかもう好きじゃないし…」


『好きじゃないのは分かった…が別れるのは駄目だ!まだ必要!今居なくなったらエースが居なくなる!エース候補が来るまで頑張ってくれ…』


リー「いつぐらいまで?」


『最低今年一杯…』


リー「長い!ま〜ふくちゃんの頼みなら頑張ってみるよ…」


そして…みーちゃんからは…


みーちゃん「ふくちゃん…」


みーちゃんが泣いている…


『どーした!!!』


みーちゃん「リーちゃんが起きてくれない…起せって言われたから起こしても起きてくれない…どうしようふくちゃん…」




えっ?それだけ?


『何処に居るの?』


みーちゃん「ホテル…起きてくれないよ〜」


まだ泣いてる…


『俺の名前使って起こして電話渡してみて!』


みーちゃん「うん…リーちゃん!ふくちゃんから電話!起きて!」


リー「ん?どした?」


『どしたじゃねーよ!みーちゃん泣いてるぞ!起きてくれないって…可愛いとこもあるじゃん!』


リー「みー!いちいちそんな事でふくちゃんに電話してんなよ!」


『まあまあ怒るなよ!別に起きれたからいいじゃねーかよ!』


リー「…そだな…わりーね!」


うん。悪いよ。

めんどくさいのはお断りだよ。

でも…リーがこれで終わる訳が無かった…



数日後


仕事中にみーちゃんがやってきた…


みーちゃん「今からお客さん来ます…それまでここにいても良いですか?」


『良いよ!』


みーちゃん「最近…リーちゃんが電話に出てくれない…」


知らねぇーよ!

いや…知ってるか…

仕方ない…

適当に誤魔化すか…


『いや仕事が忙しいんだよ…しかも仕事中に彼女から電話掛かって来ても中々出ないよ…俺だって電話に出ない時だってあるし…』


みーちゃん「そうなのかな…」


違うな…


『そうだよ!特にこう言う商売していたら電話に出れない時だってある。みーちゃんだって客に付いてる時はリーの電話出れないでしょ?』


みーちゃん「そうだね…そうだよね!」


『そそ!』


みーちゃん「でもメールだけで最近会ってくれないし…」


メールだけって…

電話掛け直してないのか?


『電話は掛け直して来ないの?』


みーちゃん「うん…」


あの馬鹿…電話ぐらいしてやれ!


『い…忙しいんだよ…俺にも電話ないし…』


みーちゃん「そっか…」


『後で電話しとくよ!』


マジで!


みーちゃん「お願いします。」



話終わったら直ぐに客が来た…

みーちゃんも気分を直して客に付いた!付いて直ぐにボトルが入った!やるな…みーちゃん…


みーちゃん「延長聞きに来なくて良いって!そのまま延長で!」


丁度1時に入って来たのでラストまで居るらしい!



1時間経たないぐらいで


みーちゃん「店長〜ボトル2本追加で〜!」


おお!すげーな…みーちゃん…

ちょっと様子見とかないと…

この時俺1人だったのでホールの様子を見てなかったのだ…



とりあえず…普通に飲んでるな。これなら平気そうだ…

他の客は居ない。トツが手伝いに来てくれたので送りを頼んだ。


トツ「じゃ!おつかれ!」


愛想の無い奴だ…


俺は自分の仕事をやっていた為ホールは見てなかった…

気が付いたら後10分しかない…っと思ったら客が来た…


客「みーちゃん潰れたから帰るわ。いくら?」


しまった!俺のミスだ!潰れるまで飲むなんて…マジでミスった…

客が帰ったあと直ぐにホールに行った!


『おい!みーちゃん!』


みーちゃん「もう〜時間ですか〜?」


駄目だ…

吐かせよう…


トイレに連れて行って全部吐かせたら


みーちゃん「リーちゃんに会いたいよう〜」


泣き出して…直ぐ寝た…

とりあえずリーに電話しないと…


『リー!みーちゃんが潰れた!すまん俺のミスだ!』


リー「マジかよ!ふくちゃん頼むよ…仕事まだ終わらないから、終わったら直ぐに行くわ!」


『すまん…』


〜2時間後〜


リーが来た…


リー「お疲れーぃ!みー何処?」


『ホールで寝てる。』


リー「マジで次からあんまり飲ますなよ!こいつ酒弱いから!」


『分かった!わりーね!』


リー「おい!みー!起きろ!」


みーちゃん「あれ?何でリーちゃんが居るの?」


リー「お前飲み過ぎだよ!弱いの知ってるだろ!」


みーちゃん「飲みたかったんだよ…会ってくれないんだもん…」


リー「悪かったよ!次からはあんまり飲むなよ!」


そう言ってリーはおんぶして連れて行った!

何かドラマのワンシーンを見てるみたいだったな…

何だかんだ言ってもリーは優しい…


俺達の中で1番悪いのは…トツだな…


あいつは………

すまん…

やっぱり言えない…

これ読んでるし…

残念…





俺は夏ぐらいからオーさんに車を貸していた…

いや…貸していた?

事の発端はショウさんがお盆に帰った時だった…


オーさん「送りするから車貸して!」


元々車を持って無いオーさんは普段はショウさんの車で送っていたが、

その日はショウさんがいない…だから俺に言って来たのだ!


俺は普通に貸した…

ショウさんがいない間毎日…


送りが終わった後は返してくれるのだが、その日は送りが遠いからもしかしたら時間内に帰って来れないかも…と言って来た。


俺はエーちゃんも車を持っていたのでその日は返さなくて良いですよ!って言ってしまったのだ…


これが発端。

そのまま理由を付けて返してくれないのだ…


まあ俺も遠くに行く必要も無かったし、エーちゃんも持っていたから強く言わなかったのも原因だが、エーちゃんの車が車検切れになった為オーさんに強く言うきっかけになったのだ。


『オーさんそろそろ車返してください!』


オーさん「ふく…車持ってるだろ!」


『車検切れなんですよ。』


オーさん「お前さ〜何でそう言う事先に言わないの?じゃー俺送りどーすればいいんだよ!」


『いや送りの時は貸しますよ!』


オーさん「予定とかあんだからもっと先に言えよ!」


はい?

何この人…

借りてるのは、貴方ですよね?


オーさん「分かったのかよ!」


かなりイラッとしたが、俺はこの人がキレて俺が納得行かない時は…


『分かりました。次からそうします!!!』


必ずこう答える。納得いかないから謝らないが、謝っているように聞こえるからだ。その代わり二度と同じ事はしない。それだけは守っていた。


そして車を返して貰えたが…

すんなり終わるわけが無い。


返して貰って1週間が過ぎた頃…送り帰りに女の子が


女「店長〜ラーメン食べたい!」


確かにその日の気分はラーメンだった為


『じゃ〜行くか!』


と言ってラーメン屋に向かった…

そのラーメン屋は結構人気で店の前が路駐でいつも一杯なのだ…

ラーメン屋に着いたが、店の前に路駐出来なかった為、俺は1番最後尾に車を停めたのだ。


ラーメン屋に入る時、カップルとすれ違った。

彼女は可愛い…ってどーでも良いけど…相手は食べ終わって帰る時だった…


並んでいると外で…


キキィィィィ


ドン!


ガンッ!


ドン!


っと音が鳴った…


女「近くない?車大丈夫?」


『一応見て来るわ。』


そう言ってドアを開けた時、すれ違った彼女が走って来て出ようとしていた俺に


美女「助けて下さい!」


今にも泣きそうなっている…


『どーした!』


もう美女は喋れなくて指を指すしか出来ない状態だった…

俺の前の車が現場だった…

走って向かった!

彼氏が倒れてる!


が…


彼氏は…




平気そうだった…

足を痛がっていたが…

頭を打ったか聞いたが打ってないみたいだ…

良かった…


少し安心してドライバーのとこに向かった…


『あんた大丈夫?』


おっさんだった。

混乱していて返事が良く分からん。言い訳しているみたいだ…


とりあえず体はシートベルトもしていたし、車の壊れ具合を見て平気そうだからほうっておいた。


女の子達も来て居たので警察と救急車を指示、跳ねられた彼氏には保険の引っ張り方を教えていた時、1人女の子が


女の子『て…店長!く…車が…!』


俺の車を指差している…

直ぐに車を見たが正面から見ても分らなかった。女の子が後ろを指差している…


後ろに回ると…

一発で分かった…



廃車だ…


右後ろがグチャグチャでタイヤが変な方向むいている…

こう言う時こそ冷静にならないと…


って…なれねぇ〜

俺には無理だったよ…


『コラァーてめー何してんだ!』


女「店長!お…落ち着いて!」


女の子達は俺がキレるとやばい事を知っている為直ぐに止めてくれた…


正直危なかった…

その一言で冷静になれた…


とりあえずドライバーに怪我が無い事を確認して外に出して警察が来る前にやる事をやり始めた。


『免許見せて!』


免許の住所、本籍メモして返した後会社の名刺を貰った…(これ重要)

そこで警察登場!

警察が当事者に詳しく話を聞いている…

俺もなんですけど…


警察「君は何?何でここに居るの?」


『被害者ですけど?』


とりあえずもっとドライバーと話したい…

警察と適当に話した後…ドライバーに近寄ったら酒の匂いがする…

このままじゃ保険が降りない…


俺はドライバーの近くで○○を用意していた。(ある事をするとアルコール反応が出ない為。ある事とは言えません。2人に1人は持っていそうな物。俺はいつも持っている。)


だがお咎めなし。警察の誰もが何も言って来なかった。


良かった…


そしてドライバーの近くに行って


『とりあえず車が無いと仕事に影響あるから明日1度会社に電話するんでそれまでに対応しといて貰えます?』

(これ重要)


ドライバー「会社だけには…」


こう言って来たら完璧だ!こっちのペース!この勝負貰った!別にヤクザではないが…


『あれじゃ〜車…廃車だよね…参ったな〜。とりあえず保険屋に話しといて…俺が納得いくようにね。』


本当は一筆書かせたいが警察もいるし出来ない…はっきりと言わずに誤魔化しながら言いたい事を言った…


ドライバー「分かりました。」


『じゃー保険屋からの電話待ってるよ!納得逝かなかったら電話するから出てね!』


さっき会社と1度言っている為ここでは言う必要はない。ここで言ったら脅しになる。

その後は警察がレッカーをして女の子はタクシーで返して領収書も貰った。


もう朝だ…


ラーメン食い損ねた…


朝から家に帰っても酒も飲む事出来ねぇー。

かと言って寝るより先にやる事沢山あるし、結局…寝る事出来ずに仕事が終わったのは9時を回っていた…


すると1本の電話が入った…保険屋からだった。今から査定に行くと…


早い!中々あのおっさんやるね!でも俺が乗ってた車は査定額出ないだろう。18万キロ乗っていて色々ボロボロだったし…車屋に持って行っても廃車代貰わないと処分出来ないと言われるぐらいボロボロだった。


足りない分はおっさんから貰うとしても最低50万はほしい…じゃないと車が買えない…

とりあえず…レンタカー借りに行こう。保険屋が指定した場所に向かって車を借りた。

そして…廃車確定なので荷物を全部取りに行った時保険屋が丁度帰る所だった。


「今から帰って直ぐ査定するので!」


いや…話が早過ぎる。

分かる人も多いと思うがこれは…異常に早い…まだ昼になる前だ…


でもまー保険で出ても20万ぐらいが関の山だろう…

とりあえず俺も家に帰って少し仮眠するか…

でもその日は電話が無く、保険屋から電話が入ったのは次の日の朝だった…

寝てるから非常に迷惑なんだが電話に出た。


『はい…もしもし…』

機嫌が悪い…


保険屋「今回はこちらの不注意で大変申し訳ありませんでした。」


『はい…』


保険屋「それで査定額の方がご迷惑を大変掛けたと言う事で…」


『はい…』


保険屋「80万円で…どうでしょうか?」


!?


『マジで!』


あの売れない車が!?


ごねる必要がない…

多分知り合いの保険屋なのだろう。じゃないとこんなに早く対応出来ないし、何より80万も出ない…


最高の結果になった…


直ぐに金が振り込まれて俺は50万ちょっとの車を買った。

勿論支払はキャッシュだ!やっぱりキャッシュは気分がいいな!


相手も見る目が変わる。そこが気持ち良い。

残りは久し振りに金を持った為…豪遊したくなった。



まずは…

キャバクラ!

やっぱり金があると安心して飲める!


多分ウップンも溜まっていたのだろう。キャバクラだけじゃ物足りない…

しかもエーちゃんとも出来ない… 俺はリーのデリヘルに遊びに行った…


トツも誘って…



現地に着いて女の子選んでいる最中…


トツ「ふくちゃん…」


『どした?』


トツ「金貸してくんね?」


『えっ?金持ってないのに来たの?』


トツ「うん!」


『うん!じゃねーよ!』


トツ「うん!」


『うん!じゃねぇーって!分かったよ…少しだけ出してやるよ…』


トツ「少しだけ?全部の間違いじゃね?」


『………』


『分かったよ!出してやるよ!』


トツ「わりーね!」



遊んだ後…事務所に入り、れいさんのアンケートに答えていた…


…が…


そこに…エスさん登場!


エスさん「久し振り〜!何しに来たの?」


やべ…アンケート持ってる…

直ぐ隠したが…


エスさん「何隠したの?…もしかして…」


やばい!キレてる顔になってる…!


エスさん「てめー!エーちゃんが居るのに何してんだ!」


『いや違うんです!違うんです!』


エスさん「何が違うんだよ!」


『違くないです!トツも遊びました!』

(トツに責任転換)


エスさん「てめーもか!」


トツ「僕は彼女いません!」


エスさん「だったらふくちゃんを止めろよ!」


トツは殴られた…

多分…俺も殴られるだろう…



うん…


間違い無かった…


痛かったです…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ