209:闘志に燃える(ぷぎゃ)運営その2
「のおおぉぉぉぉぉぉっ!!」
穴倉は再び絶叫する。
見つめる先のモニターには、土の精霊ノームが鍵を握る姿が映っている。
鍵を取る方法は飛行系ペットを使うか、浮遊系スキル持ちで取りに行くか、どちらにしろ限られた条件でしか入手できない。――と穴倉は想定して作ってある。
その鍵はあっさり入手された。
比較的少ないであろう飛行系ペット持ちが、サーバーオープン開始して間もなくあっさり現場に現れた事にショックを受ける穴倉。
だがその後は楽な道があると思うなよ!
なんせこのハッピーロードは……
「常に鍵を回していないとハッピーがアンハッピーになる仕掛けだったのにっ。仲間のひとりを犠牲にして進むしか道は無いっ。そうなるハズだったのに!」
もし複数のパーティーが我先にと押し合いをすれば、さきほどのようにお互い蹴落としあって、下手をすれば共倒れとなる。
その光景を穴倉は満面の笑みを浮かべながら見つめていた。
最後に残ったパーティーも、さぁ、誰を置き去りにするかで揉めろ。揉めてパーティーを崩壊しやがれ!
そう思っていたのに――だ。
モニターに映るゲーム内光景は、四人が順番に並び、お互いが落ちないよう気を使いながら、仲睦まじく渡る姿だった。
回していなければならない鍵のほうはと言うと、ノームが担当しているのである。
想定外だ。
友情破壊装置、アンハッピーロード(穴倉命名)は、彼の想定外の方法によってクリアされた。
更に――
「おーい、ノームさんやぁ〜い」
〔のっ〕
全員が渡り終えると、精霊使いであるダークエルフがノームを再召喚する。
誰一人置き去りにする事無く、このパーティーは無事アンハッピーロードを渡り終えた。
まさにハッピーロードである。
「ぬがあぁぁぁぁっ!」
穴倉、怒りの余り拳を振り下ろし、机を殴る。
そして手を傷める。
「ああぁぁっ!!」
そんな穴倉の様子を隣に座るスタッフが横目でチラ見していた。
まともに見ていては絡まれると思って、なるべく気づかれないようにしていたのだ。
だが――
「穴倉……お前を狂わせた男は、彗星マジックだぞ」
「ああぁっ……あ? 彗星マジック?」
穴倉は彗星まじっくの事をよく知らない。
他のスタッフが狂ったように打倒彗星マジックを唱えているが、そもそも穴倉自身はダンジョンの事しか頭になかったのだ。
冷ややかに仲間のスタッフが騒ぐ姿を見ていたのだが――
「許すまじっ、彗星マジック!!」
ここに一人、打倒彗星マジックを掲げる男が増えた。
そして――
(席順、変えてくれないかなぁ)
穴倉の隣に座るスタッフは、彗星マジックの存在を教えておきながらそう考えていた。
200話時点での彗星マジックのステータスです。
尚、技能、スキル、書き漏れがあると思います。
その都度ちゃんとメモっておけばよかったんですが、段々と忘れてしまってて・・・
◆◇◆◇200時点
名前:彗星マジック / 種族:ダークエルフ
レベル:33 / ゼロ距離魔法の炎雷マジ
Ht:177 / Wt:66
HP:1550+3770 / MP:4450+1000
STR:1 VIT:1+13 DEX:1+5
AGI:46+7 INT:141+35 LUK:1
SP:0
【セット技能】
『雷属性魔法:LV31』(3up) / 『神聖魔法:LV25』(2up)
『格闘術:LV22』(1up) / 『敏捷向上:LV15』(1up)
『魔力向上:LV33』(3up) / 『鷲掴み:LV32』(4up)
『採取技能:LV2』(1up) / 『乗牛技能:LV1』
『怪力:LV15』 / 『木工技能:LV4』
『空間移動魔法:LV6』 / 『炎雷属性魔法:LV12』(2up)
『近魔―命、大事に――:LV3』(1up) / 『火属性魔法:LV30』(13up)
『土属性魔法:LV16』(5up) / 『魔法操作:LV13』(3up)
『魔力操作:LV12』(3up) / 『合成:LV38』(5up)
『発見:LV13』 / 『召喚魔法―精霊使い:LV10』(7up)
『木登り:LV2』 / 『農耕:LV2』
『水属性魔法:LV10』(7up) / 『風属性魔法:LV6』(5up)
『脚力:LV3』(1up) / 『応援歌:LV3』(new 2up)
【獲得スキル】
『サンダー:LV33』 / 『ヒール:LV20』 / 『ライト:LV12』
『テレポート』 / 『サンダーフレア:LV10』 / 『リターンオブテレポート:LV5』
『ファイア:LV23』 / 『ロック:LV12』 / 『形状変化:LV12』
『焔のマント:LV6』 / 『カッチカチ:LV7』 / 『雷神の鉄槌・トールハンマー:LV6』
『シャイニングフォース・フィンガー:LV4』 / 『バッドステータス:LV1』
『スピリットコミュニケーション:LV5』 / 『ウォーター:LV10』 / 『エアカッター:LV6』
『ちゃぶ台返し:LV3』 / 『鎮魂歌:LV2』 / 『暴風竜! ディスク・グラインダー:LV1』
『加工:LV3』 / 『作成:LV1』
『修繕:LV3』 / 『手入れ:LV1』
IMP:130
【称号】
『少女の勇者』 / 『綺麗好き』 / 『ピチョンとの約束』
『ヒヨっこ大工』 / 『アイドル』 / 『アルトンの英雄』
*HPとMP解説。
HP:1550+3770――1550がステータス分の数値(装備にあるVIT補正込)
3770が防具にあるHP補正分となっております。
INTも同様。(こちたは杖にあるMP補正)
尚、計算としては・・・
HP=(VIT1につきHP+50)+(レベル1upにつきHP+25)+(初期HP+50)となってます。
MP=(INT+1につきMP+25)+(レベル1upにつきMP+15)+(初期MP+50)です。
この計算は職業スタイル関係なく、全プレイヤー共通です。
武具によるHPやMP補正は、種類によって異なります。
防具の場合、戦士系の鉄製鎧なんかはHP補正が高く、マジックが来ている布製は低くなっております。
現時点でマジック君はHP5000超えておりますが、同じVITでも戦士系スタイルのプレイヤーだと
HPはもっと高くなります。
また、剣や弓にもMP補正がありますが、杖に比べると低くなる仕様です。
はぁはぁ。
ここ暫く数値化さぼってたから久々に計算して脳みそ溶けるかと思った・・・




