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「後鬼ちゃん、起きて」

「後鬼ちゃん、起きて」

列車の中で前鬼様に起こされ目を覚ます。

やっぱり睡眠時間が少なかったために寝てしまっていた。

列車を降り駅を出て、少し暗くなる前に大きな旅亭に着く。

少し緊張した顔の前鬼様に付いて中に入る。

会場には私でも顔を知っている著名人がたくさんいる。

会う人、会う人に前鬼様は礼儀正しく挨拶する。流石である。

私はそこで別れ、少し離れた従者の集まりに混ざった。

そこでは普段の生活について話し合っていた。

普段の愚痴や、主自慢など良い文通友達ができそうだ。

そしてあちらもたけなわも過ぎたのか、解散とともに各々で話し始める。

「それじゃあ先に失礼します」

「じゃあねぇ~!」

「ばいばい!」

「文通よろしくお願いしますね」

「私もよろしく~」

「は~い」

私達の方も半分以上帰り始める。前鬼様はまだ残っているので話を続ける。

お話も楽しいが少し眠くなってしまう。少しだけ飲んだお酒が効いてきたのかもしれない。

お話が暖かい、お話が気持ちいい、聞いては言って、言っては聞いて、お話はどんどん加速していく。


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