069 読書開始 『アイテムあれこれ』
読書タイムその2。
まだまだお勉強タイムです。
他にも様々な『等級』の例が記載されているので、一応全部チェックしてみましょうか。
基本的に『等級』部分が特に、売買のお値段を決める際に重視される項目らしいのです。
まぁあまりにも特質的な性能をしたアイテムだと、そうも言っていられない様ですけれど。
喩えるならば……一番ボール君みたいなアイテムとかかな?
材質がとんでもない物だという事と、性能が特殊な事以外はタダの玉ですからね。
今の所売却する予定はないので、金額査定云々は関係ないかなーとも思いますけど。
それでは、等級簡易一覧とやらに目を通してみましょう。
まず先ほど確認したように、あまり使い物にならないような品物に付く『等級外』と『粗悪』の2種類。
次に前記の2種類と似たような感じですが、実用度としてはまだマシな『簡易的』という等級が有るみたいです。
これは対応した生産系スキルを持った人が、何かしらの緊急事態等で、止むを得ず適切な施設を使えない状態で作成したアイテムに付く等級との事。
しっかりとした完成品よりは一段落ちる性能になってしまうみたいです。
冒険中に何かしらのトラブルがあった時とかに間に合わせで作る感じでしょうか。
次によく見かける 『一般』ですね。
コレは、そのまま普通に使用出来る性能のアイテム全般につく等級の様です。
『一般』なんていうありきたりな表現ですが、売買取引しても問題ない性能、と云うラインの目安にもなっている模様。安心品質って感じでしょうか。
お次は 『良質』という等級。
『一般』の一つ上のランクらしいですが、売買する際のお値段的には、2割増し程度の差しか無い位だそうです。ある程度の腕がある生産職の方なら作成可能になる等級との事。
大量に使うようなものなら 『一般』で、ちょっと奮発しよう! と思ったら 『良質』を使うといった物みたいです。
この上には 『上質』という等級があり、ここまでになると 『一般』の数倍のお値段が付く事も多いらしいです。
同じアイテムだとしても、 『一般』と 『上質』では3割から5割程の性能差が出る場合もあるとか?
生産職としては、この等級の品物が作れるようになれば、一応一人前の職人として認めてもらえるとの事。私のポーションはまだまだですね……先は長そうです。
さらに上の等級になると『貴重』と 『珍品』の2種類のものがあるみたいです。たしかこの辺りの等級を見たのは、チュートリアル後に手に入れたお花達だったはず。
このランクのものになると 『一般』に桁を一つ増やしたお値段になるとか。
ま、まぁ20ゴールドの売値のポーションと比べれば200ゴールド位、って事ですし……
そこまで凄すぎる! っていう等級じゃないのかな?
売買のお値段だけ考えたらですけれど。
この等級からは腕のいい職人さんとか、特定の場所や魔物限定でしか、採取することの出来ないアイテムが多くなってくるというお話。
必要な人からしてみればもう一桁お値段が増えても欲しがる可能性も有るとか?
私には手が出せないお値段領域ですね……
後は 『特殊規格』という等級の説明も載っています。
これは基本的に特定魔道具での発行物や、特殊な定型アイテムに付く等級みたいで。
私が持っている物としては……生産用スペースの利用者カードとか、調薬用のキット、あとは初期装備箱から頂いた装備品等に記載されている等級ですね。
この等級の物は値段が付けられない様な物ばかりで、基本的には非売品の枠組みに入るものの様です。
不必要なら捨ててください、という事ですね……
次に載っているのは『遺物級』という等級。
これはリアさんから頂いた緑石のペンダントに表示されていた物ですね。
説明によると、この等級は迷宮深部に生成される宝箱や、遺跡から発見される貴重な物品等に記載される等級との事。
他にも、一般には失われた技術で作成された生産品等にも、付く事がある物らしいですね。
お値段を付けるとなると 『一般』のアイテムの価値に5~6桁上乗せした額が、妥当なラインだとか?
見た目や性能によってはもう一声! の7桁増加まで有り得るらしいです。
えーと? 私のポーションが20ゴールド……
稀に手に入る見た目が良くて性能も良い『遺物級』のアイテムだと?
……2億ゴールド!?
いやいやいや! 【緑石のペンダント】は生産する人にしか効果ないし、そんな高くないよね?
それでも最低ライン200万ゴールド位なのか!?
チュートリアルで無理いって採取してただけでコレ貰った訳ですが。
これはリアさんに再会する時に、絶対何か美味しい物でも持っていかないとバチが当たりますね。
さて、一覧の一番最後に載っている等級は……
まぁ予想通りの『伝説級』だった訳でありますが。
あれだね、一番ボール君だね。
基本的な市場価値は交渉次第、という表現になっておりますね。
そもそもが世界に一つしか存在しない『伝説級』アイテムが、売りに出るという事自体が非常に稀らしく、お値段なんて付けてる場合じゃない、それは博物館に陳列するべきだ的なことが書かれております。えええー……
まぁ一番ボール君は入手経路が特殊ですし、きっと大丈夫だよね?
もしもゲーム内の何処かで『伝説級』を発見した! とかいう場合であれば、博物館贈呈コースのアイテムなのかなーと思います。
等級一覧の最後に、ここで説明されているもの以外にも、様々な等級が存在いたしますので、詳しくは対応した専門書を参照して下さい、という一文で締められていました。
物によって付いたり付かなかったりする等級があるのかな。
カイムさんから貰った装備についてる 『名工傑作』っていう等級がココには記載されていないみたいですし。
武器やベルト装備に付いてたし、そっち系統の専門知識書には説明載っているかな?
私は武器を作ったりするスキル持っていませんし……見る機会があるかどうか。
図書館に専門知識の本が置いてあるか判りませんが、機会があったら探してみましょう。
さて、等級の説明をじっくりたっぷり読み込みましたが。
本の内容は半分も進んでおりません。中々内容の濃い本ですね……
お次は『品質』についてのページです。
基本的に品質の表示は最大☆10までとなっているらしく、☆3から☆5辺りが一般的な品質との事。
ここで注意が必要なのは『等級』と違って『品質』はたとえ低い値だったとしても、粗悪な品物とイコールには成らないという事……らしいです?
武器や防具ならば、長時間使い込むことにより『品質』が減ってしまったりする様です。
基本的に腕の良い職人が作ったものであれば『品質』は高くなる傾向にあるとか。
後は、修復不能な部位が破損したりすると、品質が削れてしまう事もあるみたい。
この辺りは【冒険者の靴】で試した事と合致しますね。
『品質』については、低いよりは高い方がいいよーって事で良いのでしょうか。
次は『破損度』についてです。
この項目はそのままアイテムや装備等が、どれ位痛んでいるかの目安になる様です。
『問題無し』ならば性能としては問題なく使用できる状態である、との事です。
この項目はあまり詳しい状態表示がされないようで、ある程度破損が進むと『性能低下』状態に移行する様です。
この表示になると、素材なら完成する生産品の『等級』や『品質』が低下し、装備品なら性能が3割ほど低下するという感じになるみたい。さらに放置して状態が悪化すると『修復不能』という致命的な状態になってしまうみたいですね。
こうなると修理も出来なくなって、解体したり破棄するしか無くなってしまうと。
警告等は表示されないので、戦闘後は小まめに『破損度』のチェックをすると良い、という説明をもって締められています。
気が付いたら装備壊れてた! とかあるって事だね。
手応えとか変化ありそうだから気が付くとは思うけれど。
私的には、装備が壊れちゃうまで激しく戦闘したりはしなそうだなぁ……




