二人の後輩
アリスとつばめの登場回です。
ウチの学校は生徒数が少ないため、二年生と一年生が一緒に林間学校を行う。もっとも、二年連続同じ場所で行うわけにはいかないので、毎年場所は変わるが。
「おや、皆川先輩に、要先輩じゃないですか」
俺もいるんだけどな~。
話しかけてきたのは、氷河崎つばめ。
「おはようございます、皆さん」
と、桐山アリスだった。
「やあ、二人とも。今日も可愛いね」
龍輝のこれは意識して言っているのではなく、素で言っているのだから驚きだ。
「あなたにそんなこと言われてもうれしくありません」
「か、かわいい...ふぇぇ...」
二人とも予想通りの反応である。まったく、イケメンだから許される台詞なんだよな~。くそ~。
「それより、皆さん班の割り当ては確認したのですか?」
そういえば忘れていた。
「あ、先輩方は私と一緒でした」
ふむ、アリスとか。俺としては都合がいいな。
「よかったですね、アキラ先輩。数少ない友人と一緒の班で」
「おいコラケンカ売ってんのか」
「はいはい!いいからバス乗るよ~!」
マキが俺の背中を無理やり押してくる。
くっ...釈然としないが、まあいいだろう。いつか痛い目にあわせてやる...。
「今年行く旅館結構遠いらしいよ~」
他の生徒の会話が耳に入ってくる。
ふむ、それなら仮眠をとるとしよう。朝急に起きて走ったせいで眠かったんだ。
バスのエンジン音を最後に、俺は意識を落としたのだった。
陸海空です。プロローグで衝撃的で悲劇の物語って言ったけど、そういうの出てくるの結構後になります。すみません。書いてて自分の文章力に絶望するぜ!
感想などよろしくお願いします。




