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想いを綴る物語  作者: 日和
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好き嫌い


「好き嫌いは心のアレルギーです」



10年近く前に、ぽろりと零れた言葉





最初は食べ物の話だった


よくは覚えてないけれど、なにかの拍子に食べ物の好き嫌いの話になって



「好き嫌いは良くないよ」と、友だちに言われたとき




食べて吐き気がするなら、食べる必要ないと思う




言い返したかは覚えてないけれど、自分のなかにそんな想いが芽生えて




他人様からいただいて、その場で食べるとき



遠足のお弁当に入っていたとき



パイ包みとかの、思いがけない中身だったとき



どうしても食べなくちゃいけないときは



無理やり咀嚼して



大急ぎで飲み込んで



飲み物もたっぷり飲んで



味の強いものを食べて



そこまでして、嫌いな味を追い出していた



嫌いな理由は分からない



物心ついたときには、もう『嫌い』



どれだけ『美味しいよ』と言われても



テレビやSNSで『美味しそう』に見えても



『食べてみたい』とは思えなくて



だから、この『嫌い』は生理的なもの



わたしの身体が拒否してる



そう解釈していた





社会人になって



いわゆる『お局さま』と、そりがあわなくて



なるべく関わらずにいたけれど、色々あって



敵視されるようになって



最終的には



話しかけられたら、発熱してしまった。



まるで『アレルギー』みたいに



激しい拒絶反応



心が『嫌』だと拒絶すると、それは身体に現れる



それを体験して



なんとか仲を改善しようと



思うことすら、無駄な努力だと突きつけられて



割りきることが苦手だから



ずいぶん悩んで



『この人は、わたしの人生にいらない』



少しずつ、そう思うようにした。



そうして


すとんと自分におちてきたのが、この言葉



『好き嫌いは心のアレルギー』



無理して、頑張っても



『嫌』なものは『嫌』



もちろん、すべてじゃない



折り合いをつけないといけないことは、たくさんある



だけど



心を護るために



穏やかに日々をすごせるように



わたしがわたしでいるために



赦される範囲で



『嫌』なことからは、少しずつ離れていこう













アレルギーで苦しむ方には、不快なお話で、ごめんなさい



最後までお読み下さり、ありがとうございます。


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