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第0話 前回までのあらすじとキャラクター紹介

過去の記憶を持たない凄腕のトレジャーハンター「遺跡喰らい」のミリア。

遺跡で出会った「金獅子」ブレイズ、ブレイズの弟で「静謐の賢者」と呼ばれるアズールとともに、ミリアは自身の記憶と世界の秘密を解き明かす新たな旅へと足を踏み出した。


帝立中央図書館の禁書庫で調査を進める三人は、建国の女神ゾルデが持っていた「真昼の瞳」と、クリフォード家に伝わる「黄昏の瞳」が「創世の宝玉」である可能性に辿り着く。

真実を求めて兄弟の実家であるクリフォード公爵邸を訪れた彼らは、父エドガー公爵から衝撃の事実を告げられる。

兄弟の規格外の力は帝国が滅ぼしたはずの「月の民」の血を引いているためであり、ミリアこそが月の民の末裔、異界の神をその身に宿す「真なる器」であるというのだ。


エドガー公爵からの試練として、悪徳男爵の夜会に潜入し、見事「黄昏の瞳」を奪還したミリアたち。

宝玉に触れたミリアの精神は黄昏の世界へと誘われ、そこに座す神から、世界に散らばる七つの宝玉を集めるよう使命を託される。

公爵家の全面的なバックアップを取り付けた三人は、次なる宝玉のビジョンが示した極寒の地『霜巨人の霊峰』へと向かった。


猛吹雪が荒れ狂う雪山では、魔物が凶暴化し、調査に向かった帝国騎士団が足止めを食らっていた。

ミリアたちは誠実な青年騎士リアン率いる部隊と協力し、山頂の氷の神殿へと突入する。

無数の氷の兵士と、巨大な霜巨人の圧倒的な質量の前に苦戦を強いられるが、騎士たちの決死の援護と、三人の完璧な連携で見事ゴーレムの核を打ち砕く。


神殿の最奥で二つ目の宝玉「暁の瞳」を回収し、山の異常気象を鎮めたミリア。

宴の夜、リアンからの真っ直ぐな求愛を受けるも、自分の心はすで兄弟で占められていると誠実に断りを入れるミリア。

雪合戦や温泉宿での甘く過激な休息を経て、三人の絆と愛はさらに深まっていく。 次なる宝玉「真昼の瞳」が待つのは、灼熱の砂漠に浮かぶ水上都市アクア・アルタール。

過酷な環境と新たな謎に向け、強欲な女王と二人の騎士の旅は続く――。



キャラクター紹介

【ミリア】

「遺跡喰らい」の異名を持つ凄腕のトレジャーハンター。1年より前の記憶を持たない。燃えるような赤髪と紫色の瞳の美女で双剣を操る。古代ルーン文字を本能的に理解できる力を持ち、遺跡をこよなく愛している。優れた製図能力を持つが、地図に描く魔物の絵は独特。誇り高く自立した性格で、ブレイズとアズールのどちらか一人を選ばず、二人を同時に愛する強欲な女王。


【ブレイズ・クリフォード】

黄金の髪と空色の瞳を持つ、巨躯で野性的な剣士。アズールの兄。クリフォード公爵家の嫡男にして史上最年少で「獅子心騎士団」団長となった英雄だが、現在は家を捨てている。豪快で粗暴に見えるが情に厚く、圧倒的な腕力と勘の鋭さで大剣を振るう。遺跡で出会ったミリアに執着し強引に相棒となる。のちに命懸けで彼女を守り抜き、胸に大きな傷跡を「勲章」として刻んだ。ミリアを激しく情熱的に愛する「太陽」。


【アズール・クリフォード】

絹糸のような金髪と夜空色の瞳を持つ中性的な美貌の青年。帝国の「七賢者」の一人でクリフォード家の次期当主。ブレイズの弟。潔癖で合理主義、効率を重んじる理屈屋で、兄に強いコンプレックスを抱いていた。当初はミリアの力を「資産」として支配しようとしたが、彼女の慈愛と知性に触れて陥落する。胸を貫かれる致命傷を負ってなおミリアを守り抜いた。彼女に絶対の忠誠と、静かな「月」のような愛情を捧げる。



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