11/15
扉の向こう
「護衛戦は明日の正午に行う、十分前までにここに集合せよ」
「了解だよ、父さん」
「わかりましたー」
神守兄弟は返事をして出て行った。
「では、失礼いたします」
神守さんは丁寧にお辞儀をして扉を開けた。
翌日の午前十一時四十五分、俺と神守さんが待っていると神守兄弟が談笑しながら入ってきた。
「おはよう姉ちゃん、昨日は眠れたかな」
「…………」
神守さんは無言で返す
しばらくして神守さんの父さんが口を開いた
「時間だ、わかっていると思うが言っておこう。 笹江はご子息の護衛、お前ら二人はご子息を襲う」
「わかってるよ父さん」
神守さんの父さんは咳払いをして
「最後に今回は生命を奪うのでは無く両者共に捕獲を任務とする……闘技場に移れ」
神守さんの父さんが指を回して扉を出現させた。
「入って一分後の開始音と共に始めろ」
神守兄弟が自信満々に扉に入った。
「……奏樹様、行きましょう」
「おう」
神守さんは俺の手を握って扉に入った。




