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扉の向こう

「護衛戦は明日の正午に行う、十分前までにここに集合せよ」

「了解だよ、父さん」

「わかりましたー」

  神守兄弟は返事をして出て行った。

「では、失礼いたします」

  神守さんは丁寧にお辞儀をして扉を開けた。





 翌日の午前十一時四十五分、俺と神守さんが待っていると神守兄弟が談笑しながら入ってきた。

「おはよう姉ちゃん、昨日は眠れたかな」

「…………」

  神守さんは無言で返す

  しばらくして神守さんの父さんが口を開いた


「時間だ、わかっていると思うが言っておこう。 笹江はご子息の護衛、お前ら二人はご子息を襲う」


「わかってるよ父さん」

  神守さんの父さんは咳払いをして

「最後に今回は生命を奪うのでは無く両者共に捕獲を任務とする……闘技場に移れ」

 

  神守さんの父さんが指を回して扉を出現させた。

「入って一分後の開始音と共に始めろ」

  神守兄弟が自信満々に扉に入った。


「……奏樹様、行きましょう」

「おう」

  神守さんは俺の手を握って扉に入った。

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