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ある日橋が壊れたというので川辺に向かってみると、どうやら老朽化による崩壊が起きてしまったようだ。このままでは生活に困るとエルフ達が語る中、エルフ少女はこう告げる。
「十五メートルぐらいなら人を抱えてても右足が沈む前に左足で進めるから問題無いよね」
せめて物理法則は守って欲しい。
頼みごとがあるの、と里の中でエルフ少女がズシンズシンと駆け寄ってきた。
「私ね、敗北が知りたい」
途端、エルフの老婆が大根を落とし、若者エルフの腰が砕け、子供達は号泣し、エルフ中年はこの世の終わりだと嘆き始めた。
それ程までに敗北とは縁遠い、そういう世界はここにあった。




