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9-8 混濁のあとに

投稿不定期になります、たぶん


令和になったけど、なにかしましたか?

プカプカと、水の上で浮いているような浮遊感があることだけがわかる。


目は開かず、何も聞こえず、金縛りにあったかのように指一本動かすことができない、

浮遊感のようなものはあるが、どの方向に進んでいるのかも、ましてや進んでいるのかもわからない、そんな状況だ。


(何があったんだっけ、何も思い出せないし、、頭にもやがかかってるみたいだ、、ここはどこだっけ、、というより、私は、誰だっけ)


どんどん意識が混濁する、今まで以上に何も感じられなくなっていく。


(前考えたことがあったかも、『死』はなにも感じなくなるんだろうなって、もう死んじゃったのかなー)


自分のことだというのに、他人事のように思えてくる。


いつ死んだのかは覚えてないなか小間出せないのかわからないけど、もっと生きたかった、そう思う。


生きて何をするのかはわからないけど、生きていれば何かしらのことをするんだろうな。


(何かしらのこと、、)


その言葉に引っかかるものがあった、何か大事なことをまだしていないような気がする、まだ死んではいけない気がする。


(この直感、最近?にもあった気がする)


些細なことから始まった思考はだんだんともやを払い、記憶を取り戻していく。


(そうだ、眼から血が出てきて、それでパニックになって、意識を手放したんだ、、ということはまだ死んでないんじゃないか、大事なことは思い出せない、でもそれ以外は思い出せる、理由はわからないけど、このままでいるのはだめだ、なんとかして起きる!)


先ほどとは全く違う考えがいくつも頭に流れる。


  この状況から抜け出せる、根拠も何もないけど、そんな風に思える。


体の中にある魔力を今まで以上に高める。


自分の適性はわからない、でもそれが今は何でもできる、もしかしたら、自分の思ったとおりの魔法が使える、というふうに自分自身を錯覚させる。


(まずは、全く自由の気かない体を治す、視界の回復、それか別の方法を使い、周りの状況を確認する)


高めた魔力を眼に移動させるイメージをする。


眼が熱くなる、それはこの前の血が出ていたときのような不快な感覚などではなく、易しく包み込むような不思議な包容力のあるような、ぬくもりがあった。


まぶたがゆっくりと上がる、思ったよりもまぶしく、眼を一度細めるが、ゆっくりと開けていく。


強く輝く太陽がまず眼に入り、、、それ以外には何もなかった。


なぜだかわからないけど、太陽の色というか光というか、それがいつもより強くなっているように思える。


眼と同じ要領で体全体に魔力を流していく、上から下へ流し終えたとき、体が自分の好きなように動くようになっていた。


音も聞こえる、周りを見渡せる、久しぶりにも思える『自由』を楽しもうと一歩踏み出そうとしたとき、浮遊感がなくなり、新たな感覚が私を襲う。


髪がたなびく、冷たい風が肌をなでていく。


ものすごい風切り音が聞こえる。


「あ、これ落ちてる」


声が出たのはいいとして、今はそんなことより目の前の問題の解決だ。


「クッション、、このスピード止められるの⁉下が海なら、、このスピードで当たったら海が硬くて死ぬ!どうしてこうなったんだろ、意識なくして、目覚めたら落ちてる、、意味わからない、、」


地上が近づいてきた、見たこともない建物が大量に並んでいる。


(誰も巻き込まれないといいな、わぁ、青い道になってる。きれいだなー)


非日常すぎて平常な精神をなくしながら、思った。意識を取り戻して、動けるようになって数分後、再び意識を手放すことに、、、


ぽよんっ、ぽよっぽよっ、、


――ならなかったみたいだ。



非日常になるとテンションおかしくなるよね

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