7-8 仕事終わりの1日
最初の予定がだいぶ変わったが今のとこはうまくいっている。
ダンジョン攻略から数週間がたっている。
それだけ時間が経つと、数々の魔物との戦い方も覚えてきて、いちばん簡単なダンジョンも全員で攻略できるようになっていた。
「女王様、俺たちは今日から自らのお金を使い生活しようと思います。」
イケメンくんが私にそう言ってきたのだ。
「自分たちで稼げるようになったのだな。
だが、ダンジョンだけで稼ごうと思わない方がいい。
ダンジョンに入るには許可証が必要だ。
それを手に入れるにはかなり時間がかかる。
冒険者として稼ぐのをおすすめしますよ。
でも最初は低ランクから始まるので頑張ってください。
ランクは推薦で上がることがあるが、どうしますか?」
一様聞いてみる。
「いや、要らないです。
勇者だからといって特別扱いは嫌ですから。
それに、今まで倒した魔物が沢山いれば少しはランクが高くなるんですよね。」
「それはシャティから聞いたのでしょうか?
確かに魔物を沢山倒せばランクは上がります。まあ、好きなようにやって下さい。
何かあったらシャティに言うようにしてくださいね。」
「はい、わかりました。」
こうして勇者たちは自らお金を稼ぎ生活するようになった。
(実際、魔王の討伐がどれだけ遅れてもいいんだよね。
何回責められても守れるから。
それでも勇者たちには頑張ってもらおう。
勇者が倒したという事実が欲しいだけだからな。
なんか悪い気がするけどまあ頑張ってもらおう。)
「なるべく早く、そうですね、1、2年程で魔王を倒して貰えると嬉しいです。
王国もある程度手伝うので頑張ってください。」
「はい。」
勇者たちは王城から出ていった。
(シャティとしてある程度手伝いますか、既にダンジョンに入るための許可証も貰っていますし、それよりも許可証を作るのを早めないとほかの冒険者たちが可愛そうですしね。)
謁見の間から執務室に行き許可証を量産していく。
ちなみに私が持つのはプロトタイプで、他のものとは形や色が違う。
(性能は同じなんだけどね、それより量産したあとの登録の段階で盗むかもしれないんだよね。
やっぱり希望者には王城に来てもらおうかな。)
馬車で各ギルドに許可証を送る。
これだと送る途中で盗賊などが奪うことがあるので、やはり王城で登録をさせるか、それか、私自身が出向くかの2つがある。
(いや、自分で出向くことにしよう。)
後者の方で決定した。
「明日から私は各ギルドに行きダンジョンに入るための許可証、ダンジョンカードの登録を冒険者にさせるためにここを離れます。
各大臣たちにそう伝えてください。」
そう言うと、メイドは早歩きで部屋から離れていった。
時は経ち3日後、許可証の登録は大きな問題はなく終了した。
あくまで無かったのは大きな問題。
小さな問題は許可証を貰えなかった者達の方だ。
その人達はなぜ貰えないのかを聞いてきたので理由を話すと図星でそこから逃げていった。
そしてその夜、食事をしていると殺そうとしてきたのだ。
その男はすぐに捕まって、私はその男がダンジョンで使用としていたことを細かく話した。
(やっぱり女性をダンジョンに連れ込みレイプをしようとしていた。
犯罪は行ってから罰しても意味が無い、行う前に止めるのに意味がある。
でも、まさか殺しにくるとは、それも何度も。)
その男と同じようなことをしたものは数えられないくらいいて、その中には盗賊もいた。
(これって小さな問題じゃなくて大きな問題かな?
盗賊団は結構大きいものだったし。)
とにかく、犯罪を防げたのでいいとする。
今日やっと1つの仕事が終了した。
ダンジョンに早速入っている人もいる。
許可証にはいくつも魔法をかけていた。
それはダンジョンを攻略することでほかのダンジョンにも行けるようにするというものだ。
最初から難しいダンジョンに行っても無駄死にをするだけなのでいちばん簡単なダンジョンだけにして、それを攻略、詳しくいうとダンジョンのボスを倒してからほかのところ、というふうにしてある。
これはそれを倒したやつだけにはしておらず、最後の一撃だけをもらい倒したのでは実力ではないので自らの力だけで相手のHPを3分の1削ったら合格にしている。
これでほかのダンジョンに行ってもすぐには死なないはずだ。
私も仕事がない時はダンジョンを称号で除いて死にそうなものがいないかを確認している。
HPが低いものがいたら強制転移でつまみ出されるようにもしている。
ダンジョンの設定の改変はかなり難しかった。
ダンジョンに潜っている人はこの仕組みをうまく使い、外に出たくなったり、道に迷ったりしたらHPを減らすようになっていた。
だが、数日が経ってくると、盗賊たちがHPを少なくして外に出た冒険者を襲うようになっていた。
このことに気づいた時は驚いたがすぐに転移先を近くの街の広場にしておいた。
甘すぎる気もするがこれでいいと思う。
ちなみにその盗賊はすぐに捕まった。
許可証を盗んで入ろうとしたらしく、諦めてそのまま入ろうとした結果、私が新しくつけた結界の効果で近くの詰所に強制転移させられた。
勇者たちも冒険者となりダンジョン攻略をがんばっている。
レベルをたくさん上げてもらうために、ほかの人よりも1.05倍位魔物との遭遇率をあげている。
それでも頑張って倒し続けている。
これなら魔王城まで行くのも楽そうだ。
猶予が最低1年と言ったが1月ほどで終わらせる気らしい。
大きな仕事が終わり、貿易に関しての資料を弄り、揃え、直し、纏めながらその様子を私は見ていた。
作者は眠い中12時くらいにその日の話を書いているので仕事終わり?勉強終わり?の1日はほぼ寝ています。
最近経済についての本を読み始めました。
この話で使うかはわからないけど一様知っておいた方がいいと思ったので読んでいます。




