5-4 勉強会
昨日と同じようにまた鳥の鳴く声で起きる。
そして顔を洗って髪の毛を整えてみずきちゃんの部屋に行く。
「おはよーみずきちゃん。」
「おっはよー!ティアちゃん。」
みずきちゃんと合流してから、朝倉さんの元へ行く。
「おはようございます。朝倉さん今日は何時に帰るんですか?」
「おはようございますぅティアさんみずきさん。学校に帰るのは正午ですよぉ。」
「ありがとうございます。」
ふたりで花畑に行く。
「ここも今日で最後だねー。」
「写真撮る?みずきちゃん。」
「いいねーそうしよー!」
スマホに花畑の写真を撮る。
最後に花畑を後ろにしてふたりで写って記録に残す。
「そろそろもどろーか。」
一通り写真を撮り終えたので食堂に戻る。
適当に机に座った時にちょうど良く鐘が鳴って朝食を食べ始める。
「そういえば合宿なのにカレー食べてないね。」
「あ、確かにそうかも。」
「確かカレーって一日目に食べるものだよね?」
「まあそんなこともあるさ!」
みずきちゃんは気を取り直して再びおにぎりを食べ始める。
学校に帰るために、部屋にある荷物を1箇所に集めて、車に載せる。
「みんなー、正午にぃ出発なのでそれまではぁ好きにしてていいですよぉ。」
朝倉さんが私たちに行ったことと同じことを言って最後の自由時間になる。
「何するみずきちゃん。」
「うーんこの後どうするかとか?」
「あー、合宿終わったあとのこと?」
「そうそう。、、、勉強会やらない?一日で宿題を終わらせる。」
「いいかもしれないね。やっぱり沢山人がいた方がいいよね。誰呼ぶ?」
食堂の椅子で話していたのを聞いたのか何人かの生徒が集まってきた。
「勉強会俺もやりたいな。」
「私もやりたい!」
「俺も俺も!」
その声でさらに人が集まってくる。
「あははーどうしよっかみずきちゃん。」
「うーん、私の家かティアちゃんの家でやるから信用できる人がいいんじゃない?」
「確かにそうかもねー。」
私かみずきちゃんの家と聞いてさらに周りがうるさくなる。
「みんなの気持ちは嬉しいけど、今回は初めてだしよく知ってる人がいいんだ。ごめんなさい。」
優しく断ると「それならしょうがないか。」という感じで大体の人が諦めてくれた。
そう大体の人が、だ。
「俺たち同じ班だったから別にいいだろ?」
「うんうん。」
今回の合宿で最初に同じ班になった人たちが諦めずにそう聞いてくる。
どう断るか迷っていると周りの人がきて、やめさせていた。
「皆さん、また今度できたらお招きします。」
「じゃあどうしよっか。」
「うん誰よんだらいいんだろうね。」
そしてまた悩む。
「部長さんを何人か呼べばいいんじゃないかな?」
「女性の部長さんならほかの人よりも仲がいいし、うん。それがいいと思うよ。さすがみずきちゃんだね。」
「どーいたしまして。」
これで誰を誘うかだいたい決まった。
「吹奏楽部と美術部の部長さんでいいかな?」
「うん。じゃあ私が吹奏楽の部長さんに用事ないか聞くからティアちゃんは美術部の部長さんをお願い。」
「わかったよ。」
みずきちゃんに支持された通り美術部の部長、ひうちゃんにメールをする。
「ティアちゃんこっちは大丈夫だって。というか誘おうとしてたらしいよ。」
「ありがとみずきちゃん。」
ひうちゃんから返信が届く。
オッケーだという事だった。
「こっちも大丈夫だよ。これで用意はすんだね。」
「よーし!明日は頑張るぞー!」
「うん!」
ひうちゃん達に場所と日付を教える。
「みんなー集まなさぁーい。」
思ってたよりも時間が経ってたらしく、招集がかかった。
バスに乗りこみ東京に戻る。
家に帰り、家を綺麗に掃除しておく。
そして溜まった洗濯物を洗濯して体を洗う。
明日が楽しみで、少しだけ眠るのが遅くなったが眠ることが出来た。
朝になり起きて身だしなみを整えてから着替えをする。
大きな机を取り出してそれをリビングの真ん中に置く。
4人くらいなら大丈夫そうなので飲み物などを用意しておく。
そして少しの間待っていると、みずきちゃんが家に入ってきた。
「おっはよー!さ、宿題を終わらせよっか!」
「うんそうだね。」
2人で宿題を始める。
量はそれほど多くないので1日頑張れば終わりそうだ。
5分ほど経ってみうちゃんたちが来る。
「おじゃましまーす。」
「おっじゃまー。」
全員揃って宿題を始める。
静かな空間にシャーペンの動く音だけが聞こえる。
3時間ほど経って私とみずきちゃんの宿題が終わった。
「あー疲れたー。」
みずきちゃんはそう言いながら私が用意したジュースをストローで吸っている。
それから10分後にひうちゃんたちもおわった。
「あーつかれたよー。」
みんながリラックスしている時に私は昼ごはんを作り始める。
ほんの数分で昼ごはんは完成する。
「じゃじゃーん、昼ごはんのサンドイッチだよ。」
それを見てみんなが水を得た魚のように元気を取り戻す。
「いやー美味しい!ティア、俺の嫁になってくれ!」
「ごめんなさい。」
「あははーやっぱりダメかー。」
そんな感じで冗談を言いながらも食べていく。
食べ終わってみずきちゃんが「取りに行くものがある」と言って、家に戻っていった。
少ししてボードゲームを持って戻ってきた。
「これでみんなで遊ぼー!」
「うん、いいと思うよ!」
「やってみたかったんだよねーこれ。」
「面白そうだね。」
宿題が終わったあとは私たちは好きなだけ遊んでみんなが家に帰っていった。
ひとりになった部屋でのんびりと今日あったことを思い返す。
「あと1ヶ月か。長いようで短いな。」
少しだけ寂しい気持ちになる。
「いや、下向きな気持ちになってたらダメだ。時間を無駄にしないように楽しくいこう!」
そう決意してその日は眠った。
この話では宿題が終わっていますが、これを投稿した時もまだ一つも夏休みの宿題が終わっていない作者です。




