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職員室をあとにしたあとれは、学園の付属病院へと赴いていた。本当に設備整い過ぎたろここ。病院でけぇ!因みにこの世界の病院は、赤十字ではなく日本の国旗のような赤マルがシンボルのようだ。ま、当然か。あれは確かキリスト教が由来だったからな。こっちに無いのは当たり前だろう。
俺は病院の受け付けに行き、ノースの部屋を聞いた。ノースは4日ほど入院することになったらしい。
部屋の前に付くと俺は特に何も考えずに扉を開けた。いや、開けてしまった。
「ノース、お見舞いに来たぞ。」
「え、リオル君?………キャァァァァァァー。見ないで、恥ずかしい、早く外に出て!!」
ノースは下着姿で着替えていた…。白か。うん、いいな。そんなことを考えつつ無言で部屋を出た。
☆
「入ってきていいよ。」
着替えが終わったのか中から声がかかった。今度は同じ間違えを犯すか!俺は『ノック』をして返事を待った。
「だから入ってきてよ。今更遅いし…。」
ノースの呆れたような声の返事を聞いて中に入った。
「さっきはごめん!せめてノックくらいするべきだった。」
とりあえず開口一番謝った。
「しょうがないよ。着替えるのに鍵をかけてなかった私も悪いし。」
ノースはそう言って許してくれた。
「それよりも私を助けてくれてありがとう。リオル君が来てくれた時、すごく嬉しかったよ。」
ノースは笑顔で言った。それがなんとも可愛くて、
「当たり前だろう。俺はノースのことが好きなんだ。何かあったら助けるのは当然だ。」
と反射的に言っていた。
「えっ!?」
ノースは盛大に驚いた後、顔を俯かして黙り込んでしまった。
「「………。」」
場は静寂に包まれた。
「あの、ノース。その………。」
俺はノースにとにかく何か言おうと言葉を探して、結局沈黙してしまった。
「リオル君、不意討ちはズルイよ。ちゃんと言って。」
一時して、ノースが意を決したようにこちらを見て言ってきた。
「え?」
俺は言っている意味がわからずに聞き返した。
「だから、ちゃんと私に告白してよ!」
ノースは早口にまくし立てると、またしても俯いてしまった。それはそれで、ノースの伝えたいことにようやく気づいて、口を開いた。
「えっと、ノース顔を上げてくれないか?」
俺が努めて優しい声色で言うとノースは顔を上げてくれた。
「その、俺はノースのことが好きだ。友達としてではなく恋人にしたいって意味で。だから俺と付き合ってくれ!」
俺はノースの顔をまっすぐに捉えてそう言った。恥ずかし過ぎる。俺の顔は今、真っ赤になっているだろう。
「わ、私もリオル君のことが好きです。愛してます。だからありがとうございます。不束者ですがよろしくお願いします。」
まるで結婚式での言葉のようなことを言うノースの顔はとても赤かった。俺はノースの言葉を頭の中で3度反復して、意味を確認したら嬉しさのあまり飛び跳ねそうになった。
「ほ、本当に俺なんかでいいのか!?ノースなら俺より全然いい人がいると思うぞ?」
俺は信じられずについそんなことを言ってしまった。
「リオル君じゃないとダメなんです!それにリオル君よりいい人なんてこの世界のどこを探しても見つからないよ!」
ノースは照れくさそうにそう言ってベッドの布団の中に潜り込んでしまった。それでも俺は嬉しかった。まさかこんなにも早く告白することになろうとは考えても見なかったが、そんなことは関係ない。こうして俺はめでたくノース・ランウェイと付き合うことになったのだった。




