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その後の授業も暇で暇でしょうがなかったが、なんとか乗り切った。それからアルルとミレイと一緒に寮に帰った。
「それで、二人の関係はどうゆうものなんだ?とゆうかなんでミレイが王子様と知り合いなんだ?」
「それはミレイが僕の恋人だからだよ?」
「は?ついに狂ったか?レイナは男だろ?」
ミレイを見ると「あちゃー」という顔。
「そうか。ミレイはこの学園では男ってことになってるのか。でもミレイはホントは女の子なんだ。」
「おいおい、ちょっと待て。状況が呑み込めない。誰か説明してくれ。」
「アルル様。それは言ってはいけないでしょ。せっかくなんとか隠せてたのに、意味が無くなったじゃないですか。」
「ごめん、ごめんミレイ。でもリオルは大丈夫だろ?」
「その自信がどこから来るのやら。リオル君ごめんなさい。今まで騙してたみたいになるけど、僕はミレイ・シンク。性別は女です。なんで男として学校にいるのかはアルル様の護衛ってとこかな。」
「よく分からんが、アルルの為に男になってるわけだな。でも女でも良かったんじゃないか?」
「僕がアルル様の護衛をするのはシャンブル家がいるからなんだ。」
「なるほど。グランが男だから女の格好よりはアルルを守りやすいと。」
「ま、半分以上はミレイと同じ寮部屋になりたかったから学園に圧力かけただけなんだけどね。あ、同じクラスになったのもそれが原因だね。」
「アルル様、王族の権力を使うの嫌いでしたよね?」
「愛のためなら致し方なしだよ。」
「そういえばさっき恋人とか言ってたな。2人は付き合ってるのか?」
「小さい頃に僕がミレイに一目惚れしてね。頼み込んで僕の従者にしてもらったんだ。」
この王子様わがまますぎるだろ。
「紆余曲折あって今は王様公認のカップルなんだ。」
「そうだったのか。それにしてもミレイが女子だったなんてな。これは昨日のことは言わない方が良さそうだな。」
「そうしてくれると助かるよ。僕もアルル様が、怒るのは嫌だし。」
「昨日のことってなんなんだい?まさかリオル、ミレイに手を出したんじゃ。」
なんでそうなる。いや、あながち間違ってはないのだが。
「秘密だ。そしてこの話は終わりだ。」
「わかったよ。無駄な詮索はしないから、ミレイに手は出さないでよ。イケメンなんだから。」
「分かってるっての。それよりもだな、ミレイに頼みがある。アルルの護衛は俺が交代するから女子寮に行ってくれ。」
「うん、いいよ。アルル様のことは任せたよ。」
「おう、任せとけ。」
「ちょっと待って。僕の意思は?」
「知らん!」
「知りません!」
「いや、ミレイは僕の恋人だし。ずっと一緒にいたいし・・・。」
「俺がミレイになにかするかもしれないぞ。」
「何言ってるの。リオルはそんな人じゃないだろ。」
「いや、なにかするぞ!」
「決定事項!?もーわかったから。どうせ学校では一緒だから。」
「良かった〜。僕もさすがに男子寮は気が抜けなかったから。」
「お前、恋人に気を使わせてんじゃねーよ。」
「うっ!自分のことしか考えてなかった。」
「それはそうと、リオル君ホントに護衛の件頼んでもいいの?」
「問題ない。そもそもまだ魔法が使えないミレイよりもアルルの方が強いだろ。」
「それもそうだね。じゃあよろしくね。早速編入手続きしてくるよ。」
「編入扱いなのか?」
「一応名前も変わるわけだし、多分転校と転入を同時にしないといけなくなるね。あ、でも制服は変わるね。」
魔法化学校では制服があり、それぞれ学年ごとに色の違う花のエンブレムが渡される。三年生は赤のバラ。二年生は青のアサガオ。一年生は黄色のコスモスである。それと女子の制服はミニスカートで、これを着たノースの可愛いこと。いかん話がそれた。気を抜くとノースのことばかり考えているな。変態じゃねーか。異常だな俺。
「どうしたんだ?ニヤニヤしたり落ち込んだり。顔の変化がすごかったよ。」
「あ、いや。同じクラスにノース・ランウェイっているだろ?あの子の事考えてた。」
「あぁ、ハーフエルフの?でもなんで?」
「よく分からんがいつの間にか考えてしまってた。」
「それは恋なのでは?」
「うん、間違えない。リオル、君は彼女に恋してるんだよ。」
「いや、あって2日だぞ?さすがに。」
「僕はミレイにあった瞬間に好きになったんだからおかしくないよ。」
「アルル様、自慢げに言わないでください。すごく恥ずかしいです。」
「でもノースには好きな人がいるみたいだし・・・。」
「それを知った時どう思った?」
「どう思ったというか胸が苦しくなったな。」
「絶対に恋だよ、それは。でも相手に好きな人がいるのか。その恋は実らないかもな。もちろん僕達はリオルを応援するけどね。」
俺はノースに恋をしてたのか。でもこれで腑に落ちた。昼間、ノースに聞かれた、「リオル君はどうしてそんなに私のことを気にかけてくれるの?」という言葉。今なら答えられる。ノースが好きだからって。
「リオル君、僕は明日から女子寮に行くわけだからなんとかランウェイさんの好きな人を探ってみるよ。護衛任務の代わりにね。」
「お願いできるか?」
「任せて!」
「ありがとな。アルルも応援しててくれ。」
「ああ。」
こうして俺は自分の気持ちに気づきましたとさ。これで問題は解決だな。あ、まてよ
「それはそうと、アルルって料理できるのか?」
「料理?ナニソレオイシイノ?」
「だよな。これは俺が何とかするしかないか。」
「リオル君、アルル様は家事とか一度もしたことがないから頑張ってね。」
「さすが王子様・・・。努力はする。」
これからの寮生活、不安だ・・・。




