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6時間目

遅くなりました……

1ヶ月あけてた……


土曜日10時、毎週投稿します、多分。

 体育は終わって、再び私は屋上へダッシュ。くっさ~い……。しかし、我慢だ萩香。あくまでも私はいじめられっ子。ここで我慢すれば、きっといつか道は切り開かれるはず。そしてその時は一切の欲望を捨てて純真な人生を歩む!

 ……ああもう、なんなのこのクサイ台詞。ダサいなあ……。


 6時間目は理科。理科は好きだけど、先生は苦手。理由はキツイ性格だから。声も大きくて、あまり好きではない。答えを間違えると軽くバカにされるし、性格悪いなって思う。なんでこんな人が教師なんだろう……。不思議。


「徂徠麗華れいかさん、この空白に当てはまる言葉はなんですか?」


 先生が徂徠さんにそう尋ねる。今は、植物の体のつくりについて勉強している。ちなみに、答えは教科書に載っている。『細胞壁』が答えなんだけど、徂徠さんは『細胞膜』と答えた。うん、うん。似てるから間違えても仕方ないと思うよ。


「麗華さん……これ、間違えちゃだめよ? 結構重要なのに、落としてたら良くないわよ」


 先生は冷たい視線を徂徠さんに向ける。ひー怖っ! よし、小説でも書いて暇つぶししよう。ここからはしばらく先生から徂徠さんへの説教が続けられるだろうから、部外者たちは黙ってそれを聞くほかにすることはない。それなら小説を書けばいいじゃないか! というわけで、書くことにしましたです。

 今書いているのはファンタジー。だけど、私はあんまりファンタジーは書かないから下手くそなんだよね……。そして、私が小説を書いてるってことは意外とたくさんの人が知ってるから、ちょっとめんどいんだ。うわあ! もう、なんでみんな知ってるの!? ああ、私が言いふらしたからか……。(遠い目)


「萩香さん?」


「ひっ」


 いつの間にか横に瞬間移動テレポーションしてきた先生(ver.鬼)がいた。本当に、いつの間にかだよ! マジでテレポーションしたんじゃないんですか? って感じに早すぎです。


「小説書くのはやめたら? 今は授業中ですけど」


 出たー! 必殺・嫌味風説教!! わかってますよ、でも、暇なんですよ。つーか、あんまり大声で小説とかなんとか言わないでくれません? 男子がうるさくなる――――。


「小説? やるな」


「授業中に小説とか草×100」


 ほら! 皆さん、聞きました!? 草ですよ、草!! ワロスワロスワロス(以下略)ですよ? ひどくないっすか。てか、やるなってなに、やるなって。なにもやってないです。

 こういううっとうしいバカ男子がいるから嫌になるんだよね。こいつら、すぐバカにしてくるし。別にいんだよ? 勝手に言わせといたるよ? でも、やっぱ、授業中に大声でそういうこと言わないでいただきたい。ま、授業中に私が小説を書かなかったらいい話なんだけどね。


「私はみんながノート書いたかチェックしてんのに、下向いてなんか書いてたらどっちかわからんやろ? もう面倒やから萩香さんこれから書いてても数えへんかんな」


「……あ、ハイ」


 やだもう怖い。てか、なんで地味に関西弁なんだろう? 不思議~。

 そして! なにより! 私だけ除外!? マジっすか!

 いや、いいんですけどね。私、ノートに書くの早い方だから、勝手に消されたりしてもそこまで困らないし。ま、そーゆーわけで。


「号令かけてー」


 一日終了。

やっと一日目終了です。

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